独自予想

 

◎アンビシャス

 
アンビシャス 牡5歳

アンビシャス 牡5歳

父馬:ディープインパクト
母馬:カーニバルソング
母父:エルコンドルパサー
所属:音無秀孝厩舎(栗東)
生産:辻牧場(浦河町)
馬主:近藤英子

通算成績:14戦5勝(5-2-2-5)
主な戦績:2015年ラジオNIKKEI賞、2016年大阪杯など
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本命はアンビシャス。前走の中山記念こそ取りこぼしたものの、あれは折り合いを気にして後方からの位置取りが響いたのが敗因だ。その点、初騎乗となる福永祐一騎手はスタート含めて馬を御す事に長けた名手。馬との相性も良さそうで、昨年の様な前目の競馬も予想される。そうなれば今回の大本命キタサンブラックを2年連続で打ち負かしての連覇達成が、同馬の初GⅠタイトルと言うのも十分に有り得るのではないだろうか。
 

◯キタサンブラック

 
キタサンブラック 牡5歳

キタサンブラック 牡5歳

父馬:ブラックタイド
母馬:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
所属:清水久詞厩舎(栗東)
生産:ヤナガワ牧場(日高町)
馬主:大野商事

通算成績:14戦8勝(8-2-3-1)
主な戦績:2016年天皇賞春、じゃぱんC、2015年菊花賞など
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昨年の年度代表馬で現役最強の呼び声も高いキタサンブラックを対抗とする。実績、能力を考えれば圧倒的な本命候補でも構わないのだが、休み明けでメイチの仕上げではないと言う点を加味して印をひとつ落とした。最大目標は天皇賞春連覇からの宝塚記念だろう事からも、ここは順調度で他の馬に差し切られる可能性も高い。2000mと言う距離もやや短い様に思えるが、それでも馬券圏内にはまとめてくれる筈。改めてその地力の高さを証明してもらいたい。
 

▲マカヒキ

 
マカヒキ 牡4歳

マカヒキ 牡4歳

父馬:ディープインパクト
母馬:ウィキウィキ
母父:フレンチデピュティ
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:8戦5勝(5-1-1-1)
主な勝鞍:2016年日本ダービーなど
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昨年の日本ダービー馬マカヒキを単穴候補に指名。凱旋門賞から帰国しての初戦だった京都記念ではよもやの敗戦を喫したが、あれは長期休養に加えて不慣れな稍重馬場で下を気にしてのもの。その割にはしっかりと3着を確保した辺りはさすがと言うべきか。ひと叩きされて体調は確実に上向いており、展開次第では自慢の末脚で一気の差し切り勝ちも一考だ。週末の天気が微妙なだけに良馬場の条件付きではあるが…当日の馬場状態を参考にして馬券に取り入れよう。
 

▲サトノクラウン

 
サトノクラウン 牡5歳

サトノクラウン 牡5歳

父馬:Marju
母馬:ジョコンダⅡ
母父:Rossini
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:里見治

通算成績:12戦6勝(6-0-1-5)
主な勝鞍:2016年香港ヴァーズなど
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現在2連勝中のサトノクラウンも単穴候補だろう。昨年末の香港ヴァーズでハイランドリールを撃破。勢いそのままに年明けの京都記念ではマカヒキ以下を完封して連覇を達成するなど、充実度で言えば同馬が1番だろう。更に鞍上にはデムーロ騎手と来ればまさに鬼に金棒である。GⅠの舞台には滅法強いパートナーが今回も大仕事をやってのける可能性は非常に高い。里見オーナーの強運にもあやかりたい所だ。
 

▲ミッキーロケット

 
ミッキーロケット 牡4歳

ミッキーロケット 牡4歳

父馬:キングカメハメハ
母馬:マネーキャントバイミーラヴ
母父:Pivotal
所属:音無秀孝厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:野田みづき

通算成績:13戦4勝(4-5-0-4)
主な勝鞍:2017年日経新春杯など
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前走の京都記念は出遅れて最後方からの競馬を強いられる厳しい展開。それでも上がり最速の脚を使って4着まで押し上げたのは立派だった。今年初戦の日経新春杯で負かしたシャケトラが先日の日経賞で完勝した事を考えても評価を見直した方が良いだろうし、何より昨年の神戸新聞杯であのサトノダイヤモンドにあと一歩の所まで迫った実力は本物と見て良い。今回こそスタートを決めて内枠を活かした競馬が出来れば初タイトルを獲得するチャンスは同馬にもある筈。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:114.2

 
レーティング上位は、マカヒキ、サトノクラウン、キタサンブラック。GⅠ馬3頭が上位。対抗するのは、アンビシャス、ミッキーロケット、ステファノス、ヤマカツエース、サクラアンプルール。実力馬がそろったので8頭BOXで良いだろう。
 
 
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 ミッキーロケット 牡5 57.0 和田竜二 113.0 10.7
2 アングライフェン 牡5 57.0 岩田康誠 103.4 536.2
3 スズカデヴィアス 牡6 57.0 藤岡佑介 105.4 × 186.2
4 ステファノス 牡6 57.0 川田将雅 112.9 18.8
5 キタサンブラック 牡5 57.0 武豊 116.3 2.4
6 サクラアンプルール 牡6 57.0 横山典弘 112.0 × × 53.6
7 サトノクラウン 牡5 57.0 M.デムーロ 116.6 4.1
8 ロードヴァンドール 牡4 57.0 太宰啓介 104.3 108.5
9 ディサイファ 牡8 57.0 四位洋文 110.1 208.9
10 モンドインテロ牡5 57.0 内田博幸 108.0 259.8
11 マルターズアポジー 牡5 57.0 武士沢友治 109.0 33.8
12 アンビシャス 牡5 57.0 福永祐一 113.5 9.2
13 ヤマカツエース 牡5 57.0 池添謙一 112.1 × 8.2
14 マカヒキ 牡4 57.0 C.ルメール 117.4 4.2


 

編集部内の見解

 
本当の意味でのGⅠ格の馬はマカヒキだけだが正直まだ復調が見えないので信用できない。となると差がないのであればで本命アンビシャス、対抗ステファノス。実力馬4頭含めた6頭のBOXでいく。ヤマカツエースはさすがにGⅠでこの6頭いてだと見劣る。逆にサクラアンプルールはこのメンバーでも通用する可能性を感じる。(大川)
 
昨年のダービー馬◎マカヒキはベストの舞台で復活。◯アンビシャスはGⅠだとひと押し足りないが福永騎手とは手が合いそう。▲キタサンブラックはベストな距離ではないが地力と実績はメンバートップ。(小野寺)
 
本命は明け4歳世代の有力株ミッキーロケット。サトノダイヤモンドにクビ差まで迫ったあの実力をもう一度見直したい。その阪神コースに変わって前進がある筈。対抗は不動のキタサンブラック。取りこぼしはあっても3着内には確実に食い込むだろう。単穴に絶好調のサトノクラウン。これはデムーロありきでの印。まだ完全に信用出来るタイプでもない。後はやや荒れを期待して、連下候補に手広く5頭を押さえ、大外枠のマカヒキは思い切って無印とした。(田中)

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