2015年5頭→今年は50頭に!!

 
アーネストリー 牡

アーネストリー 牡

父馬:グラスワンダー
母馬:レットルダムール
母父:トニービン
所属:佐々木晶厩舎(栗東)
生産:ノースヒルズマネジメント(新冠町)
馬主:前田幸治

通算成績:29戦10勝(10-2-5-12)
主な勝鞍:宝塚記念、中日新聞杯、金鯱賞、札幌記念、オールカマーなど
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スクリーンヒーローが飛ぶ鳥を落とす勢いで次々に活躍馬を輩出している事から、繋養先の牧場も当然ながら種付け料を高騰させた。その影響で、今年の新種牡馬で期待されていた同じグラスワンダー産駒のアーネストリーに白羽の矢が立ったのである。

2013年の21頭→翌12頭→翌5頭と毎年減少傾向にあった種付け頭数が、今年に入って何と最終的に50頭もの繁殖牝馬と交配する事になった。これは、零細牧場の経営者が血統的にスクリーンヒーローに付けたいものの金銭面で難しく、その代打としてアーネストリーを選んだ結果なのだろう。

しかしながら、今年初めて産駒がデビューしているアーネストリー。現在は2頭が出走しているがいずれも勝ち上がっていない。そんな未確定の状況下ですら依頼が舞い込む辺り、余程グラスワンダーの血が欲しいか先物買いで博打に走ったブリーダー達が多いと見ている。
 

血統構成

 
グラスワンダー Silver Hawk Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
Ameriflora Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Graceful Touch His Majesty
Pi Phi Gal
レットルダムール トニービン カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
ダイナチャイナ ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
アスコツトラップ エルセンタウロ
ディープデイーン


 
何より特筆すべきは、サンデーサイレンスの血が入っていない点。

今の市場に出回っている良質な繁殖牝馬の大半にサンデーの血が入っている為、この血統構成は非常に価値がある。しかも、現在の世界的活躍馬の主流となっているNothernDancerの薄いインブリードが既に発生しているのも魅力のだろう。近年の凱旋門賞で好走する為の好走条件の必須ともなっている程に、底力とパワーがプラスされるインブリードなのだ。

個人的には全盛期のアーネストリーに凱旋門賞へ挑戦して行って欲しかったと未だに思っている。
 

スクリーンヒーローの種付け料は100→300万円へ

 
スクリーンヒーロー 牡

スクリーンヒーロー 牡

父馬:グラスワンダー
母馬:ランニングヒロイン
母父:サンデーサイレンス
所属:鹿戸雄一厩舎(美浦)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:吉田照哉

通算成績:23戦5勝(5-6-2-10)
主な勝鞍:ジャパンカップ、アルゼンチン共和国杯など
via google imghp
 
ここに来てのスクリーンヒーローは手の付けようがない。

ゴールドアクターとモーリスの出現が一番大きかったのだが、その余勢に奢らず今年の新馬世代でも多数の有力馬を輩出しているのだから恐れ入った。早くも札幌2歳S勝ち馬のトラストを出しているし、その他デビュー戦での勝ち方から上のクラスでも活躍するであろう馬が数頭確認出来ている。

2015年の種付け頭数が190頭と沢山の交配を行っており、ここがスクリーンヒーローの活躍を見てから反映された数の変動であり、繁殖牝馬の質も一気に上昇している。つまり、来年産まれる産駒がデビューする2018年にもう一度スクリーンヒーローブームが巻き起こるに違いない。その頃には、スクリーンヒーローの種付け料も更なる値上がりとなっているかもしれないが…。
 

まとめ

 
世はサンデーサイレンス全盛期。その中でようやく現れたスクリーンヒーローの存在ですら、母父にサンデーサイレンスが内包する事でその後の繁殖に上がった時の使いづらさを懸念してしまう。

そういう意味で同じグラスワンダー産駒でも非サンデーサイレンスのアーネストリーがタナボタとは言え、このタイミングで繁殖牝馬が倍増すると言うのはまさに千載一遇のチャンスである。何としてでも、今回配合した50頭の中からGⅠ馬を輩出して生産界の希望の星となって欲しい。

アーネストリー=『本気で』という意味の通り、ブエナビスタを下したあの宝塚記念の様に今一度割りとガチで頑張って頂きたいと願います。

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