片目の競走馬パッチ
皆さん、今アメリカで話題となっている隻眼の競走馬パッチをご存知でしょうか??
2016年の6月に難病である潰瘍の影響で左目の眼球を摘出した同馬。一時は競走馬としての道を諦めかけましたが、管理するプレッチャー調教師はその後の彼の走りを見て『これなら大丈夫』と、無事デビューまでやって来たそうです。そして、迎えた今年2月の初戦を見事に快勝。続くルイジアナダービーでも2着の好成績を収め、僅か2戦のキャリアにしてアメリカのクラシック第一冠目であるケンタッキーダービー出走へと駒を進めました。
2016年の6月に難病である潰瘍の影響で左目の眼球を摘出した同馬。一時は競走馬としての道を諦めかけましたが、管理するプレッチャー調教師はその後の彼の走りを見て『これなら大丈夫』と、無事デビューまでやって来たそうです。そして、迎えた今年2月の初戦を見事に快勝。続くルイジアナダービーでも2着の好成績を収め、僅か2戦のキャリアにしてアメリカのクラシック第一冠目であるケンタッキーダービー出走へと駒を進めました。
“ワン・アイド・ホース”と呼ばれるパッチの動画
via www.youtube.com
アメリカの国民的行事でもあるケンタッキーダービーでは、優勝した1番人気オールウェイズドリーミングに並んで話題性を集めていたパッチ。上の動画は現地メディアが出走前に同馬の特集を組んで放送したものだそうです。
正直、動画では何て答えているか分かりませんが…別の取材だと、プレッチャー調教師も『右回りでも左回りでも普通に走れている、問題ない』とコメントしていました。確かに映像を見ても何ら影響なく真っ直ぐ走れている様ですし、実際に彼の素晴らしい成績がそれをしっかりと物語っていますよね。本当に頭が下がる想いです。
正直、動画では何て答えているか分かりませんが…別の取材だと、プレッチャー調教師も『右回りでも左回りでも普通に走れている、問題ない』とコメントしていました。確かに映像を見ても何ら影響なく真っ直ぐ走れている様ですし、実際に彼の素晴らしい成績がそれをしっかりと物語っていますよね。本当に頭が下がる想いです。
2017年ケンタッキーダービーの動画
2017年5月6日 ケンタッキーダービー ダート2000m チャーチルダウンズ競馬場
1着:オールウェイズドリーミング
2着:ルッキンアットリー
3着:バトルオブミッドウェイ
14着:パッチ
2着:ルッキンアットリー
3着:バトルオブミッドウェイ
14着:パッチ
via www.youtube.com
少々分かりづらいですが、大外から果敢に先行しようとしている白帽の馬がパッチです。レースを見ても何ら違和感なく走っている様に見えるので、本当に問題なさそうですよね。結果は14着と大敗してしまいましたが、何せまだキャリア3歳の若駒です。今後、更なる経験値を積んで是非ともアメリカの舞台で大きなタイトルを獲得して欲しいと思います。
日本でも片目の活躍馬は多数!?
ちょうど2006年時期に2頭の隻眼馬が活躍しています。
ルーベンスメモリーはデビュー直後に調教中、右目をぶつけてしまい失明。それでも長い競走生活の中でゆっくりと成績を積み重ね、遂に2006年にオープン入りを果たします。2005年には主戦の柴田善臣騎手が同馬に跨り年間100勝を達成。その時、『僕の100勝よりこの馬の1勝が大事』というコメントをした善臣先生に痺れました。
メンコに付いているハートマークのパッチが可愛いニシノチャーミーは2006年の函館2歳ステークス覇者。その後の放牧中に左目を摘出する事故に遭ってしまうものの、ぶっつけで桜花賞に出走するなど重賞でも一時期その姿が話題となりました。それがなければもっと活躍していたかもしれませんね。
ルーベンスメモリーはデビュー直後に調教中、右目をぶつけてしまい失明。それでも長い競走生活の中でゆっくりと成績を積み重ね、遂に2006年にオープン入りを果たします。2005年には主戦の柴田善臣騎手が同馬に跨り年間100勝を達成。その時、『僕の100勝よりこの馬の1勝が大事』というコメントをした善臣先生に痺れました。
メンコに付いているハートマークのパッチが可愛いニシノチャーミーは2006年の函館2歳ステークス覇者。その後の放牧中に左目を摘出する事故に遭ってしまうものの、ぶっつけで桜花賞に出走するなど重賞でも一時期その姿が話題となりました。それがなければもっと活躍していたかもしれませんね。
まとめ
以上、片目の競走馬パッチに関するまとめでした。
本当に凄い事ですよね。人間が片目を失った状態で一流のアスリートに混じってまともに走れるのかって想像したら相当困難な事だと思います。その懸命に走っている姿を見るだけで何だか自分の可能性も引き出してもらえた様な気がして、記事を書きながら間接的にポジティブなパワーを貰いました。
ちなみに、父のユニオンラグズは2012年のベルモントステークス覇者でもあります。この後、プリークネスステークス・ベルモントステークスと出走するのかどうかは分かりませんが、もし後者に出走する様なものなら父子の連覇という歴史的な快挙を達成してもらいたいもの。
でも、それより何より、これからもずっと無事に元気で競走生活を送って下さいね。頑張れパッチ。
本当に凄い事ですよね。人間が片目を失った状態で一流のアスリートに混じってまともに走れるのかって想像したら相当困難な事だと思います。その懸命に走っている姿を見るだけで何だか自分の可能性も引き出してもらえた様な気がして、記事を書きながら間接的にポジティブなパワーを貰いました。
ちなみに、父のユニオンラグズは2012年のベルモントステークス覇者でもあります。この後、プリークネスステークス・ベルモントステークスと出走するのかどうかは分かりませんが、もし後者に出走する様なものなら父子の連覇という歴史的な快挙を達成してもらいたいもの。
でも、それより何より、これからもずっと無事に元気で競走生活を送って下さいね。頑張れパッチ。
母馬:ウインディインディ
母父:エーピーインディ
所属:トッド・プレッチャー厩舎(米)
生産:不明
馬主:不明
通算成績:3戦1勝(1-1-0-1)
主な戦績:2017年ルイジアナダービー2着など