D.バルジューとは
バルジュー騎手と言えば、個人的な印象ではローカルでガンガン乗っているイメージが強い。余り大きな実績は残してはいないが、コンスタントに人気薄を持って来るいぶし銀でC.ルメール&M.デムーロとはまた違ったポジションの騎手だろう。
今年は2ヶ国のダービーを制するなどヨーロッパでも大活躍しており、その勢いに乗ってJRA試験の合格となるか。
今年は2ヶ国のダービーを制するなどヨーロッパでも大活躍しており、その勢いに乗ってJRA試験の合格となるか。
イタリア競馬の賞金未払い問題
その為、当然ながらレースのレベル自体が低下して行く中で、欧州格付け委員会は遂に今年からミラノ大賞と共和国大統領という権威あるGⅠレースをGⅡに格下げするという事態にまで発展。
取り分け、1889年に創設されたミラノ大賞はあのネアルコやリボーといった伝説的名馬や、近年ではトニービン、ランド、ファルブラヴなどが優勝している。日本の天皇賞の模範とされたレースでもある。
取り分け、1889年に創設されたミラノ大賞はあのネアルコやリボーといった伝説的名馬や、近年ではトニービン、ランド、ファルブラヴなどが優勝している。日本の天皇賞の模範とされたレースでもある。
レースで得た賞金の支払いは見通しがつかず、口座に振り込まれるのはいつになるのか分からない。それにも関わらず、騎乗で得た収入は所得として計算され、その分の納税が国から要求される(M.デムーロ)
某競馬雑誌のインタビューではM.デムーロ騎手が以上の様なコメントも残しており、イタリアで競馬に携わる多くの関係者も開催自体をボイコットして政府に訴えかけるなどの措置を取る事もある。
この様な状況から、今回のバルジュー騎手も日本で本格的に騎乗を行いたい意向か。本人曰く、「自分やミルコはオーナーサイドとの契約もあるし、そのまま母国で騎乗を続けても困窮する状況ではない。母国の苦しい経済状況から逃れる為にJRAの騎手を目指す訳ではないという事だけは是非分かって欲しい」という記事も見受けられましたが…その真意は果たして??
この様な状況から、今回のバルジュー騎手も日本で本格的に騎乗を行いたい意向か。本人曰く、「自分やミルコはオーナーサイドとの契約もあるし、そのまま母国で騎乗を続けても困窮する状況ではない。母国の苦しい経済状況から逃れる為にJRAの騎手を目指す訳ではないという事だけは是非分かって欲しい」という記事も見受けられましたが…その真意は果たして??
今年は本気のローテーション
外国人騎手としてのJRA通算100勝は、O.ペリエ、K.デザーモ、M.デムーロ、C.ルメールに次いで5人目。
それまでの4人を見ても分かる様に、この数字はかなりの功績と言って良いだろう。昨年は筆記の1次試験で落ちているだけに、そこさえ突破すれば実績面では文句なしで合格基準を超えていると見て構わない。
バルジュー自身の意気込みは相当なもので、イタリアでも日本語の家庭教師を雇っていたそう。今回の来日も秋に行われる試験の為に逆算して合わせた様で、メディカルチェック等も最高の状態で受けられる様に合格へ向けた動きに抜かりはない。
それまでの4人を見ても分かる様に、この数字はかなりの功績と言って良いだろう。昨年は筆記の1次試験で落ちているだけに、そこさえ突破すれば実績面では文句なしで合格基準を超えていると見て構わない。
バルジュー自身の意気込みは相当なもので、イタリアでも日本語の家庭教師を雇っていたそう。今回の来日も秋に行われる試験の為に逆算して合わせた様で、メディカルチェック等も最高の状態で受けられる様に合格へ向けた動きに抜かりはない。
まとめ
正直、バルジュー騎手が受かったとしてもリーディングの上位争いには加わる事は難しいだろう。
しかし、裏開催での彼の存在は非常に頼もしく、ローカル番長としてのポテンシャルは相当高いものと思われる。さしずめ、「イタリアの中舘英二」的なニュアンスかw
そういう意味では、個人的には是が非でも受かって欲しいと願うばかり。人柄も良さそうなので、日本の文化にもすぐ溶け込めそう。バルジュー騎手、今夏の騎乗と共に頑張って下さい。
しかし、裏開催での彼の存在は非常に頼もしく、ローカル番長としてのポテンシャルは相当高いものと思われる。さしずめ、「イタリアの中舘英二」的なニュアンスかw
そういう意味では、個人的には是が非でも受かって欲しいと願うばかり。人柄も良さそうなので、日本の文化にもすぐ溶け込めそう。バルジュー騎手、今夏の騎乗と共に頑張って下さい。
2006年に本国でリーディング1位に輝く。
2002年に初めて短期免許を取得して以来、コンスタントに来日し日本の競馬ファンにも馴染みは深い。2003年には、コスモサンビームで朝日杯FSを制するなど顕著な活躍を見せている。
昨年度、JRA騎手試験を受けたが残念ながら不合格となる。今年の再受験で、C.ルメール&M.デムーロ騎手に続く3人目の外国人による通年免許獲得を目指す。