ディープの再来!?【マカヒキ】

 
現在、クラシックの最有力候補に挙げられているのがマカヒキ。新馬戦と若駒Sを人気に応えて快勝。その後の皐月賞トライアル・報知杯弥生賞では2歳王者リオンディーズ、エアスピネルといった強敵と激突。重賞初挑戦だったが、ゴール直前で前を行く2頭を交わして勝利、一躍主役に躍り出た。能力の高さはもちろんだが、もう一つ注目されていることがある。それは新馬線→若駒S→弥生賞を全勝していること。これは父であり偉大な名馬であるディープインパクトと全く同じローテーションなのだ。ディープインパクトはここから無敗でクラシック3冠を制覇。このことから「ディープの再来」とまで言われている。
 
マカヒキ

マカヒキ

父:ディープインパクト
母:ウィキウィキ
母父:フレンチデピュティ

主な勝鞍:報知杯弥生賞(G2)
 

超良血馬【リオンディーズ】

 
弥生賞でマカヒキに負けリベンジを誓うリオンディーズ。父はダービー馬のキングカメハメハで母は日米のオークスを制した名牝シーザリオである。半兄にジャパンカップを勝ったエピファネイアがいる。新馬戦を勝った後、1戦1勝のまま朝日杯FSへ出走。人気はエアスピネルに譲ったが、最後方から追い込んで勝利、見事2歳王者に輝いた。弥生賞ではマカヒキに負けてしまったが、ミルコ・デムーロ騎手は「先頭に早く立ってしまい、物見をしていた。休み明けもあってか元気すぎてかかってしまった。」と話しており、決して悲観する内容ではなかったようだ。
 
リオンディーズ

リオンディーズ

父:キングカメハメハ
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク

主な勝鞍:朝日杯FS(G1)
 

超高額2億5000万円の【サトノダイヤモンド】

 
マカヒキ同様、無敗でクラシックに参戦するサトノダイヤモンド。この馬はなんと2億5000万円で取引された超高額馬!!同じ価格のロイカバードとは新馬戦で激突し、ファンの間では「5億円対決」と言われた。前走のきさらぎ賞では2着馬に3馬身以上の差をつけて勝利。鞍上のクリストフ・ルメール騎手はマカヒキの主戦でもあり、本番どちらに騎乗するか注目を集めたが、弥生賞の後日サトノダイヤモンドへ騎乗することが発表された。最高の相棒を背にどんなパフォーマンスを魅せてくれるのか注目だ。
 
サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンド

父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen

主な勝鞍:きさらぎ賞(G3)
 

3強に挑む実力馬たち

 
朝日杯FS、弥生賞と2連敗中のエアスピネル。母は2005年の秋華賞馬エアメサイアという良血馬だ。昨年のデイリー杯2歳Sを勝って主役に名乗りを上げるも、その後の2戦でリオンディーズ、マカヒキに負けてしまうが、能力的に大差はなくレース展開次第では一発があっても不思議ではない。武豊騎手の手腕に期待がかかる。さらにホープフルSを制した関東の有力馬ハートレー。皐月賞参戦を確実にするため共同通信杯に出走したが、圧倒的人気を背負いながら9着と大敗。陣営ははっきりとした敗因が分からず後味の悪い結果になってしまった。しかし、この馬にはノーザンファーム吉田勝己氏が今年のイチオシ馬に挙げているほど期待がかなり高く決して見限ることはできないだろう。そのほか、新潟2歳Sを上がり32.8秒という末脚で快勝したロードクエスト、共同通信杯覇者ディーマジェスティ、京成杯覇者プロフェットなど今年のクラシックはかなりハイレベルな戦いになりそうだ。
 
ハートレー

ハートレー

父:ディープインパクト
母:ウィキッドリーパーフェクト
母父:Congrats

主な勝鞍:ホープフルS(G2)
 
ロードクエスト

ロードクエスト

父:マツリダゴッホ
母:マツリダワルツ
母父:チーフベアハート

主な勝鞍:新潟2歳S(G3)
 
クラシック第1戦・皐月賞への出走予定馬は以下の通り。
マカヒキ(川田)
サトノダイヤモンド(C・ルメール)
リオンディーズ(M・デムーロ)
ディーマジェスティ(蛯名)
エアスピネル(武豊)
ロードクエスト(池添)
ハートレー(戸崎)
マウントロブソン(未定)
ナムラシングン(未定)
マイネルハニー(柴田大)
レプランシュ(内田博)
プロフェット(福永)

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