リオンディーズ

リオンディーズ

父キングカメハメハ・母シーザリオ(母父スペシャルウィーク)

新馬戦を快勝後、キャリア2戦目にして暮れの朝日杯FSを豪快に最高方から差し切り一躍クラシック戦線の主役に。年明け緒戦の弥生賞ではマカヒキに敗れたものの、依然として最有力候補には変わりは無い。

兄は菊花賞・ジャパンカップを制したエピファネイア。
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負けてなお強し

 
休み明けとなった前哨戦の弥生賞だが、外枠からスタートを切ったリオンディーズは終始掛かり通し。名手・デムーロでも道中は手綱を持って行かれなだめるのに相当苦労した様子だった。前半のラップが1000m59秒5で息の入らないハイペースだった事もあり、実質一番苦しいレースをしたのはこのリオンディーズだろう。それでも先頭集団を自ら潰して直線に入り、勝ったマカヒキからクビ差の2着。3着のエアスピネル以下には余裕の着差を付け、2歳チャンピオンの面目は保った形だ。
 

2016年弥生賞(中山競馬場・芝2000m)

リオンディーズは終始引っかかってるのが分かる。一方、差し切ったマカヒキは道中最高方から一番スムーズでやりやすい展開だった。この1戦だけでこの2頭の優劣を付けるのは甚だ早計である。
 

2分を切った弥生賞

 
筆者の記憶では過去に2分を切った弥生賞というのは覚えが無い(実際、調べてみたら過去30年でも皆無だった)。近年でこそ、重要なステップレースにおいて他のトライアルに遅れを取っているが皐月賞と同条件を経験したという強みはやはり大きい。加えて、ペースが早かったとは言え歴代でも類を見ない程のタイムでゴールしたマカヒキ・リオンディーズの2頭は化け物クラスではないだろうか。負けはしたものの、中身が濃い内容だった後者を評価したい。
 
弥生賞のゴール前

弥生賞のゴール前

タイムは1分59秒9を計測。
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最大のポイントは折り合い

 
兄のエピファネイア同様、この一族は道中折り合えるかが一番の課題となる。リオンディーズも例に漏れず朝日杯こそマイルの流れでスムーズに運べたが、先の弥生賞と同じく新馬でも騎手が馬と喧嘩していた。今は結果が出ているが、クラスが上がれば上がる程にこのロスは致命的なものとなる。今回叩き2戦目で上手くガス抜きが出来ていれば、皐月賞はリオンディーズが1頭だけ突き抜けるシーンも有り得るのではないだろうか。
 
新馬戦

新馬戦

スタート直後のリオンディーズ。騎手がグッと手綱を抑えているのがよく分かる。
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角居&デムーロの最強タッグ

 
以下のデータは近1年間での角居厩舎所属の馬にデムーロ騎手が乗った時の成績である。


・騎乗=37回
・成績=(11.5.4.3.3.11)※左から1〜5着、着外


何と、勝率は3割で複勝率に関しては5割を優に超えるハイアベレージを叩き出している。勿論、人気馬・素質馬に乗っている事に何の疑いもないが、それにしてもこの数字は破格である。事実、昨年のサンビスタでは12番人気の馬を勝利に導いており、何とも心強いデータだろうか。

加えて、デムーロ騎手自体が先週の土日も桜花賞を含む重賞を連勝と波に乗りまくっている。この勢いに逆らう手は無いだろう。
 
デムーロ騎手と角居調教師

デムーロ騎手と角居調教師

去年のジャパンカップダートのサンビスタや、ドバイワールドカップを制したあのヴィクトワールピサもこのタッグ。
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まとめ

 
以上の様に、リオンディーズについてはほぼほぼ四角らしい四角が見当たらない。仮に唯一のネックである折り合いを欠いたとしても、弥生賞レベルのパフォーマンスは出せる事が証明済み。余程の事が無い限りマカヒキ以外に負ける想像が付かない。

そのマカヒキも今回は川田騎手が初騎乗。仕掛けが呼吸ひとつ分変わって来る事から、やはりG1での乗り替わりはマイナス材料にしか考えられない。3強のもう1頭、サトノダイヤモンドは未だ本気で走っていないがその本気を信用する事は危険の極みである。

よって、結論。皐月賞は3強でなく「リオンディーズの1強」である。

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