インフルエンザで11鞍全て乗り替わり
福永祐一騎手がインフルエンザを発症し、22日の中京競馬で騎乗予定だった11頭全てが乗り替わりになる事態が発生。メインレース東海S(GⅡ)で上位人気を集めたピオネロは川須栄彦騎手に替わり、25日(水)に大井競馬場で行われる地方交流重賞のTCK女王盃(GⅢ)で騎乗予定だったワンミリオンスは、戸崎圭太騎手に替わる模様。
11頭中8頭が馬券内のミラクル
1R ブルックリンソウル(浜中)→3着 / 3人気
2R リアンヴェリテ(北村宏)→1着/ 1人気
3R ウインバローラス(石橋脩)→3着 / 5人気
5R ゴールドハット(横山典)→2着/ 1人気
6R ジュエルメーカー(丸田)→1着 / 2人気
7R ロードアルバータ(横山典)→1着 / 1人気
8R グレーパール(北村宏)→1着 / 2人気
9R エリオットベイ(国分)→15着 / 9人気
10R ドルメロ(藤岡康)→14着 / 4人気
11R ピオネロ(川須)→6着 / 3人気
12R エニグマバリエート(秋山)→3着 / 5人気
見よ!!急な乗り替わりにも関わらず全く影響を感じさせない馬質の高さを・・・。日本競馬界のトップジョッキーだけあって騎乗依頼を受ける馬はほとんどが上位人気を集める有力馬ばかり。これが功を奏してか、いきなり乗り替わっても馬の能力が高い為、余程ヘマを放かない限り大敗することはない。逆に代打を任されるジョッキーのプレッシャーは相当だと思うが、強い馬に乗れることは何よりも名誉なことに違いなく、内心では「チャンスが来た」と喜んでいたはず。
「ここでインフルはタイミング悪すぎ」の声
22日にインフルエンザを発症した福永騎手だが、その週の16日(月)に【結婚したら人生劇変!○○の妻たち(TBS)】が放送され、福永騎手自身と妻である松尾翠さんが出演していた。内容としては、先月の落馬骨折後、有馬記念参戦を目指す夫を妻が献身的にサポートする映像で、夫婦の固い絆に「感動した」、「奥さんの努力に尊敬」などと大きな反響を呼んだ。
松尾翠さんは福永騎手との結婚を機にアスリートフードマイスターの資格を取得するなど常日頃から夫の体調管理に気を配っている様子。そんな番組があった週にインフルエンザとは確かにタイミングが悪い気もするが、さすがこれは防ぎようがないもの。少々運が悪かったとしか言えないし、万全に回復できるよう今も献身的に看病しているはず。
まとめ
昨年12月の落馬負傷から驚異的な回復力で暮れの有馬記念参戦を果たした福永騎手。年明けの新シーズンも順調に勝ち星を重ね、今年はリーディングジョッキーへ返り咲くことが期待されていただけに、インフルエンザでの離脱は本人が一番悔しいはずだ。回復状況では今週の騎乗にも影響が出そうであるが、とは言えシーズンはまだ始まったばかり。まずはしっかり回復に専念して、万全の状態で復帰してもらいたい。