直線突き抜け重賞2勝目!! ラスト一戦で引退へ!
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エンジェルフェイスが好スタートを決めて先手を奪う。これにクロコスミアも並びかけ、カフェブリリアントは先行好位を追走。マジックタイムとアットザシーサイドの両人気馬は後方からレースを進め、最後方にレッツゴードンキが末脚勝負にかける。4コーナーで馬群が凝縮され最後の直線へ進出すると、エンジェルフェイス、クロコスミアの先行勢が徐々に後退。ウキヨノカゼがそれらを交わして先頭に立つが、その外からマジックタイムが勢い良く追い込んでくる。最後は前を行く馬を一気に飲み込み、同じく後方から追い込んできたレッツゴードンキに1馬身半差つけてゴール板を駆け抜けた。
勝ったマジックタイムは、今年4月のダービー卿CT(G3)に続いて重賞2勝目。そのレースでは、ロゴタイプやサトノアラジンといった牡馬の一線級を蹴散らし、高いマイル適性と大きな地力強化を印象づけた。来年で6歳を迎えるマジックタイムは、クラブの規定により来春での現役引退&繁殖入りが決定済み。管理する中川師曰く、どのレースになるかは未定だが、年明けにもう一戦する模様。
レース結果を振り返ってのベスト予想
◎マジックタイム
◯カフェブリリアント
△ウキヨノカゼ
△レッツゴードンキ
△アットザシーサイド
×ウインファビラス
×クロコスミア
×ダイワドレッサー
×エテルナミノル
◯カフェブリリアント
△ウキヨノカゼ
△レッツゴードンキ
△アットザシーサイド
×ウインファビラス
×クロコスミア
×ダイワドレッサー
×エテルナミノル
例年、低斤量の3歳馬が好走するレースだが、今年はマジックタイム、カフェブリリアント、レッツゴードンキ、ウキヨノカゼの実績豊富な古馬勢が中心と見るのがベストだろう。本命はこの舞台で重賞を制するなど地力・実績トップのマジックタイム。対抗に重賞ウイナーで牝馬限定なら勝ち負け必至のカフェブリリアント。連下にスプリント戦から戻ってきた桜花賞馬レッツゴードンキとウキヨノカゼに加えて、今年の牝馬クラシックを盛り上げたアットザシーサイドまで。あとは3着候補に3歳馬4頭を押さえれば完璧な予想と言える。
全着順
着順 | 馬番 | 出走馬 | 斤量 | 騎手 | 評価 | タイム(着差) | 本印 | 単勝オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | マジックタイム | 56.0 | ルメール | 108.7 | 1:33.6(良) | ◎ | 2.9 |
2 | 13 | レッツゴードンキ | 56.5 | 岩田 | 104.1 | 1.1/2 | × | 11.1 |
3 | 1 | カフェブリリアント | 55.0 | 戸崎 | 104.9 | アタマ | △ | 7.4 |
4 | 2 | ウキヨノカゼ | 56.0 | 横山典 | 105.0 | クビ | ◯ | 29.3 |
5 | 9 | ウインファビラス | 53.0 | 松岡 | 97.7 | クビ | - | 17.1 |
6 | 11 | アットザシーサイド | 54.0 | 柴田善 | 102.6 | ハナ | △ | 5.9 |
7 | 15 | エテルナミノル | 53.0 | 蛯名 | 97.0 | 1 | △ | 14.6 |
8 | 8 | アルマディヴァン | 54.0 | 勝浦 | 102.0 | 1/2 | - | 106.8 |
9 | 14 | ウリウリ | 56.0 | 内田博 | 104.1 | クビ | - | 34.5 |
10 | 4 | サンソヴール | 52.0 | 津村 | 94.0 | 1/2 | - | 57.1 |
11 | 12 | ペイシャフェリス | 54.0 | 森泰斗 | 99.8 | クビ | - | 72.3 |
12 | 16 | マイネグレヴィル | 53.0 | 柴田大 | 97.0 | 1.1/2 | - | 119.1 |
13 | 5 | エンジェルフェイス | 54.0 | 北村宏 | 94.8 | クビ | - | 30.9 |
14 | 7 | クロコスミア | 54.0 | 田辺 | 99.0 | 1.3/4 | △ | 7.5 |
15 | 6 | ビービーバーレル | 54.0 | 石橋脩 | 96.5 | 3/4 | × | 46.1 |
16 | 3 | ダイワドレッサー | 54.0 | 石川 | 99.1 | 5 | × | 10.3 |
配当&本印予想結果
馬連予想 | ①②⑦⑩⑪⑮ 計15点 不的中 | ||||
---|---|---|---|---|---|
単勝 | 10 | 290円 | 枠連 | 5-7 | 1,180円 |
複勝 | 10 | 130円 | ワイド | 10-13 | 740円 |
13 | 320円 | 1-10 | 460円 | ||
1 | 220円 | 1-13 | 1,710円 | ||
馬連 | 10-13 | 1,910円 | 馬単 | 10→13 | 2,900円 |
三連複 | 1-10-13 | 4,050円 | 三連単 | 10→13→1 | 17,140円 |
編集部内の回顧
本命対抗単穴まで完璧だったし地力決着した印象。連下2頭も3着5着と予想はパーフェクトだろう。6着以内の5頭で構成した予想なので完璧。ウインファビラスが来ていたがこれは連下まで想定するほどでもなかったので評価見直しも予想はこれで良かった。クロコスミアとダイワドレッサーが負けすぎの印象はあるので見直しはできるだろうが上位とは力差あるだろう。(大川)
◎ビービーバーレルはまさかのブービー。人気薄程の実力差は無い思っていたが、3歳勢が壊滅状態だったという事からも世代レベルが低かったという事か。◯のカフェブリリアントに▲のマジックタイムとウキヨノカゼが上位を占めたのは予想通りだったが、レッツゴードンキがまさかの最後方から追い込んで2着に入ったのには驚いた。今の気性的にマイルは長いと感じていたが、道中死んだふりの末脚一気が功を奏した。アットザシーサイドは後方一辺倒だとこういう決着が多くなって来る。(田中)
◎クロコスミア◯ダイワドレッサー▲ウインファビラスの3歳馬に期待したが、やはり古馬勢が強すぎた。ただ、ウインファビラスは得意のマイルに戻って能力があるところは見せていたし、次はさらに期待できる。マジックタイムは来春で引退だが、レッツゴードンキ、カフェブリリアントあたりはもう一つくらい重賞を勝てそうな感じがした。(小野寺)
母:タイムウィルテル
母の父:ブライアンズタイム
調教師:中川公成(美浦)
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
通算成績:22戦6勝
主な勝鞍:'16ダービー卿CT(G3)・'16ターコイズS(重賞)