レース傾向・展開

 
〈函館競馬場コース見解〉
函館競馬場最大の特徴はヨーロッパ特有の芝が長く深い洋芝を用いていることと、全10競馬場のなかで一番直線が短いところだろう。距離問わず時計がかかるコースで、スピードタイプよりはパワータイプの馬が好走しやすい。この舞台は適性の差がモロに出やすく、波乱が起こりやすいのが特徴で、今まで凡走の続いていた馬がいきなり好走することも少なくない。同じ洋芝を使っている札幌競馬場がアップダウンの少ない平坦なコースなのに対して、函館競馬場は所々にアップダウンが存在するため、豊富なスタミナが求められる。
直線が短く逃げ馬有利と思われがちだが、勝ち馬の大半は先行勢と中団から競馬ができる馬。生粋の逃げ馬と後方一気の追い込み馬は少し割引きが必要かもしれない。
 
〈レース展開〉
各馬揃ったスタートを前提として、先手争いはマイネルミラノと唯一の牝馬オツウが有力。後ろの先行集団にファントムライト、マイネルフロスト、ネオリアリズムの有力馬が続いて、中団から後方にかけてトーセンレーヴ、レッドレイヴン、バイガエシ、マテンロウボス、ホッコーブレーヴ、ツクバアズマオー、トゥインクル、ダービーフィズといった展開か。おそらくどのジョッキーも序盤からある程度はポジションを取りに行くはずだ。
 

独自予想

 

◎バイガエシ

 
バイガエシ(牡4歳)

バイガエシ(牡4歳)

父:ジャングルポケット
母:ナイストップクイン
母父:ダンスインザダーク
所属:作田誠二(栗東)
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前走の洞爺湖特別(1000万以下)では今回と同じ舞台で単勝オッズ1.8倍の圧倒的人気に応えて勝利。大外から捲っていき、後続に5馬身差つけたレース内容は上のクラスでも十分にやれると確信したし、今年に入ってから1着→2着→1着と4歳にしてようやく本格化を迎えた印象を受ける。血統背景からも馬力の問われる消耗戦は大歓迎で、相手は一気に強くなるが、秘めたポテンシャルは間違いなくトップクラスだろう。2枠4番と運にも恵まれた今回は今後を占うためにも負けられない一戦になる。
 

◯レッドレイヴン

 
レッドレイヴン(牡6歳)

レッドレイヴン(牡6歳)

父:Smart Strike
母:Wonder Again
母父:Silver Hawk
所属:藤沢和雄(美浦)
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前走の巴賞(オープン特別)は一頭だけ格の違う横綱相撲で1番人気に応えて快勝。6歳になって心身ともに充実しており、以前の気難しさはなくなった。この馬は切れ味が要求される軽い馬場よりは力のいる重い馬場の方が合っており、現に函館では大崩れしていない。距離は1800mでの実績が目立っているが、2000mでも勝ち鞍があるのでそれほど心配する必要もないだろう。能力は疑いようもなく上位で、ここで重賞初制覇を果たして秋へ良い弾みをつけたい。
 

▲ネオリアリズム

 
ネオリアリズム(牡5歳)

ネオリアリズム(牡5歳)

父:ネオユニヴァース
母:トキオリアリティー
母父:Meadowlake
所属:堀宣行(美浦)
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半兄にG1・2勝のリアルインパクトとアイルラヴァゲインがいる血統で、この馬も重賞戦線での活躍が期待されている。前走の小倉大賞典(G3)では早め先頭抜け出しから最後はアルバートドックとダコールに交わされたが、それでも0.1秒差と評価できる内容だった。上位2頭は今年の七夕賞(G3)でもワンツーを決めており、この馬もここでは上位争いは必至だろう。5ヶ月ぶりの実戦となるが、鉄砲が効くタイプなので不安はない。
 

▲ファントムライト

 
ファントムライト(牡7歳)

ファントムライト(牡7歳)

父:オペラハウス
母:マリーシャンタル
母父:サンデーサイレンス
所属:藤原英昭(栗東)
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前走の天皇賞(春)は14着と大敗を喫したが、さすがに相手が悪く度外視して良い。芝2000mは過去に9戦して全て3着以内と相性は抜群に良く、適距離で再度見直したい。G3では勝ちきれないながらも2着1回、3着2回と上位争いをしてきていることから今回も高い確率で食い込んでくるだろう。
 

▲トゥインクル

 
トゥインクル(牡5歳)

トゥインクル(牡5歳)

父:ステイゴールド
母:ロングスターダム
母父:ノーザンテースト
所属:牧田和弥(栗東)
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今年のダイヤモンドS(G3)を勝っているように本来は長距離を得意としているステイヤータイプ。過去に不良馬場での実績もあり、パワーがいる馬場への適性はかなり高い。唯一の不安材料は一気の距離短縮で2000mの流れについていけるかどうかだが、時計のかかる展開になれば間違いなく上位争いに加わってくるだろう。
 

馬連BOX買い目:②③④⑥⑦⑫⑭⑯ 計8頭28点

 

出馬表・レーティング・予想オッズ

 
レーティングTOPはホッコーブレーヴだが、直近不調なのでここは軽視か。続くマイネルフロストもそこまで安定しておらず、他馬との斤量差を考えると強く推せない。続いてレッドレイヴン、バイガエシ、トゥインクル、ダービーフィズだが、直近の成績を考えるとレッドレイヴン、バイガエシを上位評価で良いだろう。
 
   
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 マデイラ 牡7 52.0 古川吉洋 98.3 147.0
2 トーセンレーヴ 牡8 57.5 D.ホワイト 102.8 21.0
3 レッドレイヴン 牡6 57.0 池添謙一 106.3 3.7
4 バイガエシ 牡4 54.0 藤岡佑介 106.0 4.3
5 マテンロウボス 牡5 55.0 四位洋文 99.0 × 15.0
6 マイネルミラノ 牡6 56.0 丹内祐次 103.4 × 5.0
7 マイネルフロスト 牡5 57.0 松岡正海 107.2 × × 12.6
8 ケイティープライド 牡6 52.0 浜中俊 99.2 54.7
9 ホッコーブレーヴ 牡8 56.0 丸田恭介 108.0 × 75.8
10 ツクバアズマオー牡5 55.0 吉田豊 97.0 17.3
11 フェイマスエンド 牡5 54.0 三浦皇成 97.0 × 40.2
12 ネオリアリズム 牡5 55.0 K.ティータン 102.5 13.7
13 オツウ 牝6 52.0 北村友一 97.8 62.4
14 トゥインクル 牡5 56.0 勝浦正樹 106.0 × 28.5
15 ダービーフィズ 牡6 57.0 岩田康誠 106.0 × 8.7
16 ファントムライト 牡7 55.0 内田博幸 101.8 × 7.4

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