2017年マーチSの結果

 

2017年マーチSの動画

 

レース回顧

 
雨が降りしきる稍重馬場で先行勢が有利な展開。その中で早めに仕掛けて行ったアスカノロマンを各馬が襲い掛かり、その中でインから脚を爆発させた古豪インカンテーションが見事に抜け出し復活の勝利を飾った。2着には半馬身差でディアデルレイが入り、3着は中団から脚を伸ばしたアルタイルが入った。人気を集めたコスモカナディアン、ロンドンタウンの4歳勢は見せ場無く敗退。
 

勝ち馬インカンテーション

 
インカンテーション 牡7歳

インカンテーション 牡7歳

父馬:シニスターミニスター
母馬:オリジナルスピン
母父:Machiavellian
所属:羽月友彦厩舎(栗東)
生産:谷川牧場(浦河町)
馬主:ターフ・スポート

通算成績:26戦8勝(8-2-3-13)
主な戦績:2017年マーチSなど
 
近走大敗を続けていたインカンテーションだったが、前走のフェブラリーSでも果敢にハナを奪うなどそのスピードは全く衰えていなかった。とは言え、今回は展開がハマっただけの感もあり、今後も以前の様に安定して走れるかと言われると疑問符は残る。今後も同じ様なイメージで、湿った馬場の際の頭候補程度で認識しておけば良いだろう。古豪復活は嬉しいニュースである。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎コスモカナディアン
○ロンドンタウン
▲アスカノロマン
△ディアデルレイ
メイショウスミトモ
×リーゼントロック
ショウナンアポロン
アルタイル
☆インカンテーション
 

予想回顧

 
本命対抗は近走の走りから見てもコスモカナディアンとロンドンタウンで堅い。実績を評価して単穴にアスカノロマンを入れて、後は連下にディアデルレイとメイショウスミトモの総武S組をチョイスする。3着候補にリーゼントロック、ショウナンアポロンの先行勢と充実著しいアルタイルを置く。インカンテーションはいずれの印にも入れられず注意まで。
 

全着順結果

 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 大川 小野寺 田中 単勝オッズ
1 4 インカンテーション 57.5 勝浦正樹 105.9 1:52.0(稍重) 25.4
2 15 ディアデルレイ 55.0 木幡巧也 106.0 1/2 5.4
3 5 アルタイル 54.0 田中勝春 103.0 1/2 × 35.6
4 12 ロンドンタウン 57.0 柴山雄一 104.7 クビ 5.8
5 14 アスカノロマン 58.0 木幡初広 105.9 ハナ 7.9
6 8 リーゼントロック 55.0 松岡正海 100.0 3/4 13.4
7 6 メイショウスミトモ 56.0 和田竜二 99.7 1/2 11.2
8 10 (地)コクスイセン 54.0 横山典弘 97.0 1/2 11.2
9 7 ディアドムス 54.0 江田照男 96.7 ハナ 72.6
10 9 マイネルクロップ 56.0 嘉藤貴行 99.1 クビ 40.2
11 16 ストロングサウザー 57.0 北村宏司 97.5 1/2 55.5
12 11 コスモカナディアン 56.0 柴田大知 101.0 1/2 3.7
13 2 ショウナンアポロン 56.0 丸田恭介 98.7 ハナ 16.5
14 1 [地]ハッピースプリント 56.0 蛯名正義 100.0 1.3/4 60.4
15 13 シルクドリーマー 53.0 津村明秀 98.7 2 87.5
16 3 ピットボス 55.0 柴田善臣 98.0 アタマ 16.3


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑪⑫-②⑤⑥⑨⑭⑮ 不的中
単勝 4 2,540円 枠連 2-8 2,260円
複勝 4 680円 ワイド 4-15 3,380円
15 230円 4-5 10,310円
5 820円 5-15 3,350円
馬連 4-15 10,760円 馬単 4→15 25,160円
三連複 4-5-15 83,890円 三連単 4→15→5 466,890円


 

危険な人気馬結果 アスカノロマン→5着

 
アスカノロマン 牡6歳

アスカノロマン 牡6歳

父馬:アグネスデジタル
母馬:アスカノヒミコ
母父:タバスコキャット
所属:川村禎彦厩舎(栗東)
生産:新冠タガノファーム(新冠町)
馬主:豊田智郎

通算成績:29戦7勝 (7-4-3-15)
主な戦績:2016年平安Sなど
via google imghp
 
実績馬ながら、最近の走りに不安定さが見られ且つトップハンデの58kg。他馬との兼ね合いを考えても、どれだけ走ろうがラストはツメが甘くなると想定していた。結果その通り早めの仕掛けで最後は脚が上がっての5着入線。今のアスカノロマンにはあの競馬が精一杯の様な気がしてならない。全盛期の強さには程遠く、完全復活はまだ当分先の様である。
 

穴馬予想結果 ピットボス→16着

 
ピットボス 牡4歳

ピットボス 牡4歳

父馬:ゴールドヘイロー
母馬:モエレプロミネンス
母父:フレンチデピュティ
所属:清水久詞厩舎(栗東)
生産:道見牧場(日高町)
馬主:前田晋二

通算成績:14戦4勝 (4-1-2-7)
主な戦績:2016年堺Sなど
via google imghp
 
何とも形容し難いが無念の最下位。本来の実力では決して無く、馬場が合わなかったなどの一時的な要因による大敗と見るのが妥当か。いずれにせよ、まともな競馬が出来ても上位入線していたとは思えずまだ重賞で戦うには早かったのだろう。明け4歳だけに、地道に実力を付けてまた改めて大舞台に姿を現せて欲しい。貴重なゴールドヘイロー産駒。
 

編集部内の回顧

 
本命コスモカナディアンは不可解な結果。印に問題はないが次走再評価だろう。対応ロンドンタウンも無難だろう。アスカノロマン単穴も今回よかった。連下想定も悪くなかったがインカンテーションの地力わかった上でも直近の成績と斤量からさすがに触れない。これはお得な配当だったがっ個人的には手が出ない。(大川)
 
◎コスモカナディアンはちょっと過剰人気だったと反省。◯ショウナンアポロンも自分の競馬をしていないし不完全燃焼だった。インカンテーションは近走の成績で無印にしたがやはり地力あるなと。(小野寺)
 
本命はコスモカナディアンで良かった。結果がどうあれ、近走で一番強い競馬を見せていた。対抗にロンドンタウンとしたが、逆にここの印を下げても良かったかもしれない。元々単穴は無かったので、アスカノロマンとインカンテーションの古豪を上位に持って来ておけばまだマシな予想だったが、完全に上位2頭を信用し過ぎた罰だろう。(田中)

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