今年の3歳クラシック、近年稀に見る好メンバーが勢ぞろい!!牡馬ばかりに注目が行きがちだが、牝馬もなかなかレベルが高い。圧倒的な先行力と男勝りのパワーで昨年の2歳女王に輝いた「メジャーエンブレム」、小柄な馬体から繰り出す強烈な末脚を兼ね備え、デビューから3戦無敗の「シンハライト」、ミルコ・デムーロ騎手とコンビを組む「ジュエラー」、昨年2歳女王に唯一黒星をつけた「デンコウアンジュ」など盛り上がること間違いなし!
果たしてメジャーエンブレム1強なのか!?
デビューから全レースで1番人気に支持され、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したメジャーエンブレム。この馬の魅力はなんといっても圧倒的な先行力。終始前目につけ、直線後続を突き放すというまさに横綱相撲!主戦のクリストフ・ルメール騎手は「学習能力が高く、レースがすごく上手」と大絶賛すれば、田村康仁調教師は「厩舎に来たときからG1を勝てると思っていた。他の馬とは1枚も2枚もレベルが違う」とベタ惚れ。さらに、一見牡馬に見間違われるような490キロを超える雄大な馬体も魅力だろう。そんなメジャーエンブレム対して、ネットでは「3冠確定だな!」、「この世代に敵なし!」、「ダイワスカーレットみたいだ!」と大盛り上がり。まさにメジャーエンブレム1強ムードだ。しかし、その一方で不安を懸念する声も。。父ダイワメジャーは現役時代マイル戦を中心に走っていた馬。現状、ダイワメジャー産駒は1600m以上のG1で苦戦している。「桜花賞は確実だけど、オークスと秋華賞は厳しい」という声があがっているが、そんな世間の常識を覆すことができるのか!?メジャーエンブレムから目が離せない。
打倒メジャーエンブレムを目論むライバルたち
メジャーエンブレムにライバル心を燃やしているライバルたちがいる。まずはディープインパクト産駒のシンハライト。この馬の魅力は父親譲りの末脚だろう。馬体重は430キロと小柄で足元に不安はあるが、抜群のレースセンスと勝負根性を武器に3戦無敗。そのうち2戦が鼻差勝利という強運も持っており、打倒メジャーエンブレムの最有力候補なのは間違いない!シンハライトの主戦・池添謙一騎手は「こんなにフットワークの良い馬は久しぶり。誰にも渡したくない。」と大絶賛。デュランダル、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、スイープトウショウといった名馬の背中を知る男が惚れこむ逸材で、「去年の夏の収穫はこの馬(シンハライト)に出会えたことです」と語っている。ファンの間では池添騎手の牡馬・牝馬三冠制覇を期待している声が。
さらに、ヴィクトワールピサ産駒でミルコ・デムーロ騎手が主戦を務めるジュエラー。新馬戦勝利後2戦続けてG3で2着だがどれもタイム差なしで大きく負けていない。陣営の評価も高く、本番での巻き返しが期待できる。
そのほか、メジャーエンブレムを唯一負かしているデンコウアンジュ、兄姉に活躍馬がいるチェッキーノ、ラベンダーヴァレイ、レッドアヴァンセ、エンジェルフェイスなど良血馬たちもクラシック参戦予定でさらに楽しみになってきた。
クラシック第1戦・桜花賞へ出走を予定している馬は以下の通り。
メジャーエンブレム(C・ルメール)
シンハライト(池添)
ジュエラー(M・デムーロ)
エンジェルフェイス(福永)
ラベンダーヴァレイ(戸崎)
アットザシーサイド(三浦)
ソルヴェイグ(蛯名)
チェッキーノ(柴山)
ウインファビラス(松岡)
ビービーバーレル(石橋脩)
デンコウアンジュ(川田)
キャンディバローズ(未定)
レッドアヴァンセ(武豊)
ブランボヌール(岩田)
アッラサルーテ(未定)
メジャーエンブレム(C・ルメール)
シンハライト(池添)
ジュエラー(M・デムーロ)
エンジェルフェイス(福永)
ラベンダーヴァレイ(戸崎)
アットザシーサイド(三浦)
ソルヴェイグ(蛯名)
チェッキーノ(柴山)
ウインファビラス(松岡)
ビービーバーレル(石橋脩)
デンコウアンジュ(川田)
キャンディバローズ(未定)
レッドアヴァンセ(武豊)
ブランボヌール(岩田)
アッラサルーテ(未定)
母:キャッチータイトル
母父:オペラハウス
通算5戦4勝
主な勝鞍:阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)・デイリー杯クイーンC(G3)