馬体診断
春先で馬体重は480kg前後。牝馬にしては十分過ぎる馬格だ。ハーツクライ産駒だけに本格化はまだ先のようで全体的に馬体は緩い。芦毛でそう見える部分もあるだろうが、それでもトモの辺りはもう少し厚みが欲しいのは正直な所だ。兄のステファノスも古馬になってから頭角を表して来ただけに、POG期間よりもそれ以降の方が楽しめる馬の可能性も高そうだが…??
血統構成
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
ココシュニック | クロフネ | フレンチデピュティ | Deputy Minister |
Mitterand | |||
ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | ||
Eliza Blue | |||
ゴールドティアラ | Seeking the Gold | Mr.Prospector | |
Con Game | |||
Bright Tiara | Chief's Crown | ||
Expressive Dance |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.5pt
シーキングザゴールド産駒の祖母ゴールドティアラ系では唯一ステファノスが成功しているが他がパッとしないのが気になる。母父クロフネも安定感がなさそうなので血統背景としては強調材料は少ない。ゴールドティアラの半弟はG1馬なので全体としてはある程度期待出来るファミリーではある。
前評判
牧場関係者のコメントでは、『とにかく坂路では凄い動きで駆け上がって来ます。兄を見ても成長力もありそうですしこれからが楽しみです。血統的にもマイル~中距離で活躍してくれそうですね』との事。祖母のゴールドティアラ自体は短距離馬だったが、その系譜からは3000mもこなす様な馬も輩出しているので、内包する適性能力は幅広い。
馬名の由来
【意味】…英国王室で愛用されているブローチの愛称
祖母→母から続く女性用の装飾品に関するネーミング。相変わらず、キャロットファームの命名はセンスが良い。兄のステファノスもかなりカッコいいし、総合的にこの血統はオススメである。
祖母→母から続く女性用の装飾品に関するネーミング。相変わらず、キャロットファームの命名はセンスが良い。兄のステファノスもかなりカッコいいし、総合的にこの血統はオススメである。
編集部内の評価
ハーツクライ×クロフネという、如何にもPOGに不向きそうな血統構成だが評価だけ見ればあまり心配しなくても良さそう。ただ、結果として兄のステファノス自体も3歳秋以降に力を付けて来ている事を考えると、その可能性も含めて指名を検討しなければならないだろう。(田中)
不安定でしかないハーツクライ産駒で一発狙うなら兄を考えても期待出来るとはおもうが冒険できるだけのバックボーンがないので検討しない。(大川)
母馬:ココシュニック
母父:クロフネ
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム