三連単100万円超えの大波乱となった今年の皐月賞。69年ぶりの牝馬Vがかかった1番人気ファンディーナも、共同通信杯を制した2番人気スワーヴリチャードも、メンバー最多の重賞2勝を誇る3番人気カデナでさえも最後の直線で馬群に沈むなか、ゴール前で力強く抜け出して混戦を断ち切ったのは、松山弘平騎手が手綱を取ったディープインパクト産駒のアルアインだった。
前走の毎日杯で初重賞制覇を飾りながらも、この日は単勝オッズ22.4倍の9番人気と低評価。鞍上の大舞台での経験不足や、アルアイン自身の距離適性や能力が疑問視されたのが人気を落とした要因だろう。それでもスタートから前目の好位に取り付くと、直線に入っても脚は鈍ることなく、最後は僚馬であるペルシアンナイトを交わして先頭でゴール板を駆け抜けた。
前走の毎日杯で初重賞制覇を飾りながらも、この日は単勝オッズ22.4倍の9番人気と低評価。鞍上の大舞台での経験不足や、アルアイン自身の距離適性や能力が疑問視されたのが人気を落とした要因だろう。それでもスタートから前目の好位に取り付くと、直線に入っても脚は鈍ることなく、最後は僚馬であるペルシアンナイトを交わして先頭でゴール板を駆け抜けた。
鞍上の松山騎手は27歳にして待望のGⅠ初制覇。年々、その騎乗技術に磨きがかかり、現在では全国リーディング10位と平成生まれの騎手のなかで最も結果を残している次世代のスターだ。松山騎手は以前から若手の中で最もGⅠ制覇が近いと言われており、デビュー9年目にしてようやく期待に応えビッグタイトルを手にした。
レース後には、「信じられない気持ちです。乗せていただいた関係者の方々に感謝したいです。これからも一緒に頑張っていきたい」と嬉し涙を流しながら語った。
管理する池江泰寿師も「どこかでマイルが適距離という固定概念があった。毎日杯でそれを打ち破ってくれる馬だと感じました」と愛馬を称え、「ダービー仕様にまた作り直さないといけない」とすぐさまに大一番へ目を向けた。
レース後には、「信じられない気持ちです。乗せていただいた関係者の方々に感謝したいです。これからも一緒に頑張っていきたい」と嬉し涙を流しながら語った。
管理する池江泰寿師も「どこかでマイルが適距離という固定概念があった。毎日杯でそれを打ち破ってくれる馬だと感じました」と愛馬を称え、「ダービー仕様にまた作り直さないといけない」とすぐさまに大一番へ目を向けた。
コンビ解消?!...池江師「ダービーの鞍上は未定」
「信じられない気持ち。これからもこの馬と一緒に頑張っていきたい」と嬉しながら語った松山騎手だが、今度は逆の意味で「信じられない気持ち」になる事態が発生した。
それはアルアインを管理する池江師の口から発せられたもの。アルアインとペルシアンナイトの日本ダービー参戦が正式に決まった際、「どちらも鞍上は調整中」と松山騎手から乗り替わる可能性を示唆したのだ。
松山騎手には他にお手馬がいるわけでもなく、ダービーであれば誰でも喜んで乗りに行くだろう。オーナーや厩舎サイドに再び乗せる気があるのならとっくに正式発表しているはずだし、水面下で経験豊富なトップジョッキーに依頼しているのかもしれない。
それはアルアインを管理する池江師の口から発せられたもの。アルアインとペルシアンナイトの日本ダービー参戦が正式に決まった際、「どちらも鞍上は調整中」と松山騎手から乗り替わる可能性を示唆したのだ。
松山騎手には他にお手馬がいるわけでもなく、ダービーであれば誰でも喜んで乗りに行くだろう。オーナーや厩舎サイドに再び乗せる気があるのならとっくに正式発表しているはずだし、水面下で経験豊富なトップジョッキーに依頼しているのかもしれない。
まだ確定ではないため何とも言えないが、この報道に対してネットでは、「またどうでもいい外国人乗せるのか」「皐月賞を勝ったジョッキーを下ろすのは前代未聞」「池江とノーザンだから驚かない」「こんなことやってるから若手が伸びないんだよ」と批判とともに松山騎手に同情する声が多くあがっている。
本当に乗り替わりとなれば誰が乗る??
もしも本当に乗り替わりとなった場合、一体誰が乗るのだろうか??
あくまで想定だが、今現在で考えられるのは、M.デムーロ騎手とA.シュタルケ騎手の外国人騎手2名が有力。前者のデムーロ騎手はペルシアンナイトに騎乗する可能性も高いが、もしもアドミラブルがダービー参戦となればアルアインを合わせた3頭のどれかに乗ることになるだろう。
ペルシアンナイトはマイルを中心に使われてきた馬で距離適性が微妙、アドミラブルは青葉賞の結果次第でこちらは間違いなくダービー向きのタイプ。それでも一線級で通用するかは疑問。残るアルアインも2400mの距離に対応できるがポイントになりそうだが、デムーロ騎手の性格からしてすでにGⅠを制したアルアインを選びそうな感じがする。
あくまで想定だが、今現在で考えられるのは、M.デムーロ騎手とA.シュタルケ騎手の外国人騎手2名が有力。前者のデムーロ騎手はペルシアンナイトに騎乗する可能性も高いが、もしもアドミラブルがダービー参戦となればアルアインを合わせた3頭のどれかに乗ることになるだろう。
ペルシアンナイトはマイルを中心に使われてきた馬で距離適性が微妙、アドミラブルは青葉賞の結果次第でこちらは間違いなくダービー向きのタイプ。それでも一線級で通用するかは疑問。残るアルアインも2400mの距離に対応できるがポイントになりそうだが、デムーロ騎手の性格からしてすでにGⅠを制したアルアインを選びそうな感じがする。
一方の後者シュタルケ騎手はデムーロ騎手が騎乗不可能になった場合の一番手だろうか。過去、アルアインに騎乗経験のあるR.ムーア騎手は地元ヨーロッパで乗るため確実に来ない。となれば、昨年同様この時期に来日するシュタルケ騎手に白羽の矢が立つとみるのが妥当だろう。
逆に松山騎手以外の日本人が乗る可能性は限りなく低く、デムーロ&シュタルケ or 松山の選択になるのではないだろうか。
逆に松山騎手以外の日本人が乗る可能性は限りなく低く、デムーロ&シュタルケ or 松山の選択になるのではないだろうか。
まとめ
全てのホースマンが憧れるダービーで最大限の力を引き出してくれる騎手に依頼したいのはどの陣営も同じだろう。大一番で経験豊富な外国人騎手やベテラン騎手を使いたい気持ちも分かるが、それでも個人的にはアルアインのパフォーマンスを引き出せるのは現時点では松山騎手しかいないと思うのだが・・・。サンデーレーシングと厩舎サイドはどんな決断を下すのだろうか。
まだ正式に決まったわけではないが、本当に松山騎手がアルアインから降ろされることになれば日本の競馬界の未来は明るくない。競馬ファンはもっと若手に夢を与えてほしいと願っている。
まだ正式に決まったわけではないが、本当に松山騎手がアルアインから降ろされることになれば日本の競馬界の未来は明るくない。競馬ファンはもっと若手に夢を与えてほしいと願っている。