運命の9・11
凱旋門賞のステップレースとして本番の3週間前に行われるニエル賞。
例年ならロンシャン競馬場で開催されているのだが今年は大規模改修工事の為、同レース&本番共にシャンティ競馬場で施行される事が決定されているのだ。シャンティの芝は日本調教馬とも相性が良く、今年の5月にイスパーン賞でエイシンヒカリが2着以下に大差をつけて圧勝したのが記憶に新しいだろう。
そういう意味では今年こそ凱旋門賞を勝利する最大のチャンス。是が非でもここは勝って本番へと向かいたい。
例年ならロンシャン競馬場で開催されているのだが今年は大規模改修工事の為、同レース&本番共にシャンティ競馬場で施行される事が決定されているのだ。シャンティの芝は日本調教馬とも相性が良く、今年の5月にイスパーン賞でエイシンヒカリが2着以下に大差をつけて圧勝したのが記憶に新しいだろう。
そういう意味では今年こそ凱旋門賞を勝利する最大のチャンス。是が非でもここは勝って本番へと向かいたい。
ライバル・ハーザンドが回避
アイルランド・イギリス2ヶ国のダービーを連勝した欧州の最強クラシックホース。ニエル賞を目標に調整が続けられ、現在でも凱旋門賞の前売りオッズはポストポンドに次ぐ上位評価を受けている。同世代の好敵手としてその対決が注目されていたが、残念ながら直前になってレースを回避した。
現在、圧倒的1番人気
馬名(国)/性・歳/斤量/予想オッズ
①マカヒキ(日) 牡3 58kg 1.6倍~
②ミッドターム(英) 牡3 58kg 6.0倍~
③ダラバド(仏) 牡3 58kg 17.0倍~
③ドーハドリーム(仏) 牡3 58kg 17.0倍~
⑤シダーブルー(仏) 58㎏ 51.0倍〜
⑥カルゾフ(仏) 58㎏ ⁇倍〜
前売りオッズでは1倍台の支持率を受けているマカヒキ。
ハーザンドが回避した事で、出走中GⅠ馬はマカヒキ1頭となった事を考えれば当然と言えば当然か。2番人気想定のザラクはあの名牝ザルカヴァの産駒。しかし、GⅡ戦すら勝ち切れない甘さがありここはマカヒキの相手ではないだろう。今回の焦点はフランスの芝とペースに慣れる事、ただそれだけに尽きる。
上記以下、現在10頭程の出走予定があるものの、海外の競馬は当日まで変更等があるので参考までにして頂きたい。もっとも、この出走頭数ではレース自体が超スローになる可能性が高くペースの慣れという点では余り期待出来そうにもないが。
ハーザンドが回避した事で、出走中GⅠ馬はマカヒキ1頭となった事を考えれば当然と言えば当然か。2番人気想定のザラクはあの名牝ザルカヴァの産駒。しかし、GⅡ戦すら勝ち切れない甘さがありここはマカヒキの相手ではないだろう。今回の焦点はフランスの芝とペースに慣れる事、ただそれだけに尽きる。
上記以下、現在10頭程の出走予定があるものの、海外の競馬は当日まで変更等があるので参考までにして頂きたい。もっとも、この出走頭数ではレース自体が超スローになる可能性が高くペースの慣れという点では余り期待出来そうにもないが。
春よりもパワーアップ
追い切り後のコメントでは、『僕が乗っていた弥生賞の頃と比べても力強くなっていると感じました。フランスの芝も全く苦にしていないし、精神面もとても落ち着いています。これなら最高のパフォーマンスを見せる事が出来そうですね』と、ルメール騎手もかなりの手応えを感じ取っていた様だ。
元々、日本のレースでも常にドッシリと構えている印象のマカヒキ。性格的な面でも環境が変わる事は余りリスクにならないのかも知れない。
元々、日本のレースでも常にドッシリと構えている印象のマカヒキ。性格的な面でも環境が変わる事は余りリスクにならないのかも知れない。
まとめ
今回の及第点としては、先ず勝利。このメンバーなら1着でゴール板を駆け抜けないと本番では厳しいだろう。
ルメール騎手の見解も、『3~5馬身差で勝っていると思います』と自信満々の意気込みを語っている様で余程の自信があるのだろう。マカヒキも叩いて良くなるというよりいきなりの実戦でもきっちりと走るタイプの馬。その点を考えても、今回のニエル賞で無様な競馬をしてはいられない。
上記にもある様に、レースは恐らく馬群がひと塊で進むかなり遅い展開となるだろう。シャンティの直線は相当長く、半ばまでは持ったままで先頭に立つくらいの競馬が理想だ。そこから他馬の動向を見つつ少しの追いだけで数馬身引き離してゴールイン、というのが最高の勝ち方か。むしろ、それくらいのパフォーマンスを見せないと凱旋門賞では勝負にならない。
9月11日の午後10時30分、運命のゲートが開かれる。
ルメール騎手の見解も、『3~5馬身差で勝っていると思います』と自信満々の意気込みを語っている様で余程の自信があるのだろう。マカヒキも叩いて良くなるというよりいきなりの実戦でもきっちりと走るタイプの馬。その点を考えても、今回のニエル賞で無様な競馬をしてはいられない。
上記にもある様に、レースは恐らく馬群がひと塊で進むかなり遅い展開となるだろう。シャンティの直線は相当長く、半ばまでは持ったままで先頭に立つくらいの競馬が理想だ。そこから他馬の動向を見つつ少しの追いだけで数馬身引き離してゴールイン、というのが最高の勝ち方か。むしろ、それくらいのパフォーマンスを見せないと凱旋門賞では勝負にならない。
9月11日の午後10時30分、運命のゲートが開かれる。
格付:GⅡ
距離:芝2400m
賞金:13万ユーロ(約1500万円)
主催:フランスギャロ
斤量:牡58kg、牝1.5kg減