ロンジンワールドベストレースホースランキングとは、国際競走馬格付け委員会が世界中の競争馬の成績をもとにレーティング化したランキング。元々はイギリス、フランス、アイルランドの3ヶ国でスタートしたため当初はヨーロッパの馬にポイントが偏重する傾向があったが、その傾向も年々なくなっている。その結果、2014年にはその年のドバイターフを圧勝したジャスタウェイが日本勢初のランキングトップに輝くなど日本馬の評価も年々上がっており、毎回上位にランクインを果たしている。
1位タイ アロゲート&ウィンクス 127ポンド
◆アロゲート(アメリカ)
昨年に続いてランキングトップに輝いたアロゲートは、世界最高賞金として話題となった新設GⅠ・ペガサスワールドCで2着馬を4馬身以上突き放して快勝。次戦のドバイワールドCに参戦することも決まっており4つ目のビッグタイトルを狙う。
◆ウィンクス(オーストラリア)
アロゲート同様127ポンドを獲得して1位タイに立ったウィンクスは、今年2月のチッピングノートンSを制して2連覇を達成。一昨年の5月からここまでGⅠ10勝を含む15連勝中とその勢いは留まることを知らず、25戦無敗の15冠牝馬ブラックキャビアに続く歴史的名牝としてさらなる活躍が期待される。
3位 ハートネル 123ポンド
◆ハートネル(オーストラリア)
123ポンドを獲得して3位に立ったハートネルは、ウィンクスが制したコックスプレート(GⅠ)の2着馬。ただそのレースでは、ウィンクスに8馬身も放されており、このレーティングにはやや疑問が残る。それでも1600m~3200mの幅広いカテゴリーで勝ち鞍があるように適応力はなかなかのもの。
4位 サトノクラウン 120ポンド
◆サトノクラウン(日本)
日本勢トップの4位となった昨年の香港ヴァーズ覇者サトノクラウンは、今年初戦の京都記念を制して2連覇を達成。当初、京都記念でのレーティングは119ポンドとされていたが、120ポンドと評価された模様。
まとめ
サトノクラウン以外の日本馬では、京都記念3着のマカヒキと中山記念を制したネオリアリズムが117ポンドを獲得して17位にランクインしている。
今回は1月1日から3月5日までの間に行われたレースを対象としているためレベルが高いランキングとは言えないが、アロゲートとウィンクスの2頭は昨年の成績から見ても誰もが納得の結果だろう。
今後随時ランキングは更新されるようなのでガラッと入れ替わる可能性も高く、次は日本勢が上位を独占することを願っている。
今回は1月1日から3月5日までの間に行われたレースを対象としているためレベルが高いランキングとは言えないが、アロゲートとウィンクスの2頭は昨年の成績から見ても誰もが納得の結果だろう。
今後随時ランキングは更新されるようなのでガラッと入れ替わる可能性も高く、次は日本勢が上位を独占することを願っている。