タイニーダンサー 牝3歳

タイニーダンサー 牝3歳

父馬:サウスヴィグラス
母馬:キハク
母父:アサティス
所属:伊藤圭三厩舎(美浦)
生産:グランド牧場(新ひだか町)
馬主:グランド牧場

通算成績:11戦6勝(6-1-1-3)
主な勝鞍:エーデルワイス賞、北海道2歳優駿、関東オークスなど
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レース映像

 

2016年6月15日 関東オークス(GⅡ) ダート2100m 川崎競馬場

1着:タイニーダンサー(戸崎)
2着:ミスミランダ―(森泰)
3着:アルセナーレ(大野)

タイム:2.19.1
 
【レース回顧】
1番人気のアルセナーレがハナに立ち、集団を引き連れてレースを進める。タイニーダンサーはその直後の3番手と絶好のポジション。道中はずっとアルセナーレをマークし、直線手前で進出するとゴールまでセーフティリードを保って危なげない勝利。JRA移籍後の2戦は精彩を欠いていたが、舞台が地方ではやはり役者が違った様だ。戸崎騎手の地方を知り尽くしたエスコートも完璧だった。2着には、逃げ粘るアルセナーレをハナ差かわした地方馬のミスミランダ―が入線した。
 

サウスヴィグラスには珍しい中距離砲

 
サウスヴィグラス 牡

サウスヴィグラス 牡

父馬:エンドスウィープ
母馬:ダーケストスター
母父:Star de Naskra
所属:高橋祥泰厩舎(美浦)
生産:Samuel H.Rogers.Jr.(米)
馬主:南波壽

通算成績:33戦16勝(16-8-2-7)
主な勝鞍:JBCスプリント、根岸S、北海道スプリントCなど
主な産駒:ナムラタイタン、ラブミーチャン、コーリンベリーなど
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主な産駒

 
ナムラタイタン 牡

ナムラタイタン 牡

父馬:サウスヴィグラス
母馬:ネクストタイム
母父:アフリート
所属:村上昌幸厩舎(岩手)
生産:野坂牧場(新ひだか町)
馬主:岩渕道良

通算成績:49戦20勝(20-4-7-18)
主な勝鞍:武蔵野Sなど
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ラブミーチャン 牝

ラブミーチャン 牝

父馬:サウスヴィグラス
母馬:ダッシングハニー
母父:アサティス
所属:柳江仁厩舎(笠松)
生産:グランド牧場(新ひだか町)
馬主:小林祥晃

通算成績:34戦18勝
主な勝鞍:兵庫ジュニアグランプリ、全日本2歳優駿、東京盃、東京スプリント、クラスターCなど
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コーリンベリー 牝

コーリンベリー 牝

父馬:サウスヴィグラス
母馬:コーリンラヴィアン
母父:ミシックトライブ
所属:小野次郎厩舎(美浦)
生産:今井牧場(日高町)
馬主:伊藤恵子

通算成績:20戦8勝(8-3-1-8)
主な勝鞍:JBCスプリント、東京スプリント、かきつばた記念など
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サウスヴィグラスと言えば、自身も現役時代にJBCスプリントを制した短距離の快速馬。種牡馬になってからもそのDNAは脈々と受け継がれており、産駒の平均勝ち距離はダートだと実に1300mを満たない。勿論、配合次第でもう少し長い距離で戦える馬も出ているとは思うが、筆者の記憶の範囲内だと2000mを超える重賞を勝ったサウスヴィグラス産駒というのはかなり稀なケースと言える。ダート馬という事もあるが、産駒は比較的長く活躍する傾向にもある。血統の常識を覆したタイニーダンサーの今後にも更に注目して行きたい。
 

まとめ

 
調べてみて分かったが、サウスヴィグラスという種牡馬の凄さが身に染みた。

種付け頭数もなかなかだが、ほぼ毎週の様に全国のどこかで勝ち馬が出ており、毎年の様に種牡馬リーディングでは並みいる有力馬を相手に30位以内をキープ。恐らくダート・短距離というカテゴリーで限定すれば全ての項目においてトップクラスの数値を叩き出すだろう(正確には算出しておりませんが…)。

今回のタイニーダンサーも、先ず間違いなく以後のダート重賞戦線で長く名を連ねる事になるだろうし、その他の上がり馬も数頭だが目ぼしいのも台頭して来ている。話がサウスヴィグラス中心になってしまたが、是非ともタイニーダンサーには将来GⅠを獲ってもらい、彼の代表産駒の地位にまで上って欲しいものである。

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