上位人気順から(想定)

 

1番人気 ソウルスターリング

 
ソウルスターリング 牝3歳

ソウルスターリング 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:スタセリタ
母父:Monsun
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース

通算成績:4戦4勝(4-0-0-0)
主な勝鞍:2016年阪神JF、2017年チューリップ賞など
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重馬場適性→◯

 
これまでの戦績は4戦全て良馬場と重馬場適性については未知数のソウルスターリング。但し、走法や馬格を見ても決して苦手そうな感じは全く受けない。一瞬のキレに関しては他馬の方が勝っている事を考えれば、むしろ馬場が悪くなる事は更に味方している様なものかもしれない。母父にモンズーンがいるだけに力の要る馬場は間違いなく対応出来る事を含めると、得意かどうかは別としても能力面でマイナスに作用する事はほとんど皆無だろう。
 

2番人気 アドマイヤミヤビ

 
アドマイヤミヤビ 牝3歳

アドマイヤミヤビ 牝3歳

父馬:ハーツクライ
母馬:レディスキッパー
母父:クロフネ
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:近藤利一

通算成績:4戦3勝(3-1-0-0)
主な勝鞍:2017年クイーンCなど
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重馬場適性→◯

 
アドマイヤミヤビはキレ味豊かな馬と言う印象で思われているだろうが、実は脚を持続的に使ってジワジワと追い込むタイプ。掻き込む走り方から見てもこなせると思われ、母父クロフネの血が濃く出ている印象だけに先ず問題無い。イメージとしてはソウルスターリングと同じ様なポジションにいるので、単純にこの2頭間の能力がレースで問われる事になりそのまま着差に表れるのではないだろうか。但し、臨戦過程においては遥かにソウルスターリングの方が好ましい。
 

3番人気 リスグラシュー

 
リスグラシュー 牝3歳

リスグラシュー 牝3歳

父馬:ハーツクライ
母馬:リリサイド
母父:American Post
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム

通算成績:5戦2勝(2-2-1-0)
主な戦績:2016年アルテミスSなど
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重馬場適性→△

 
母父のアメリカンポストはイギリス競馬で不良馬場でも圧勝している様に血統だけなら適性能力はある筈。が、未勝利戦で見せたレコード勝ちのパフォーマンスだけを見れば明らかに軽い芝でこそのタイプだろう。決してからっきしダメと言う事ではないだろうが、それでも上位2頭よりは割引材料の様に思える。追い込み馬にとってはなかなか難しい戦い方が強いられるだけに、レースでは余程武豊騎手が上手く乗らなければいけない。
 

4番人気 ミスエルテ

 
ミスエルテ 牝3歳

ミスエルテ 牝3歳

父馬:フランケル
母馬:ミスエーニョ
母父:Pulpit
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:社台レースホース

通算成績:3戦2勝(2-0-0-1)
主な勝鞍:2016年ファンタジーSなど
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重馬場適性→△

 
血統だけで言えば余裕でこなせると判断するのだが、フォームがピッチ走法で一瞬のキレで勝負するタイプとしては余り向いているとは思えない。ソウルスターリングに勝てるとしたら展開がハマった時のミスエルテかと思っていたが、馬場が悪くなる様なら逆に馬券圏外へ飛ぶ事を想定しておかなくてはならないだろう。追い込み馬で最内枠と言うパターンはファンタジーSと全く一緒。川田将雅騎手が内を突いて伸びて来るとは思えないだけに大外ぶんまわしの伸びずのシーンが容易に想像出来る。
 

5番人気 ミスパンテール

 
ミスパンテール 牝3歳

ミスパンテール 牝3歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:エールドクラージュ
母父:シンボリクリスエス
所属:昆貢(栗東)
生産:三城牧場(日高町)
馬主:寺田千代乃

通算成績:2戦1勝(1-1-0-0)
主な戦績:2017年チューリップ賞2着など
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重馬場適性→◎

 
ダイワメジャー×シンボリクリスエスと来れば上がりが掛かってくれればくれる程にその能力は開花される事間違い無し。チューリップ賞では約半年ぶりとなる競馬で後方からリスグラシューを差し切った実力で、更に叩いた上積みも見込める。そこへ馬場適性の高さも加味されればひょっとすると逆転の目が出て来るかもしれない。いずれにせよ、展開の助けも必要なだけにそこは他力本願な部分もあるが大いに注目したい1頭だ。
 

6番人気 カラクレナイ

 
カラクレナイ 牝3歳

カラクレナイ 牝3歳

父馬:ローエングリン
母馬:バーニングレッド
母父:アグネスタキオン
所属:松下武士厩舎(栗東)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:吉田照哉

通算成績:4戦3勝(2-0-0-1)
主な戦績:2017年フィリーズレビューなど
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重馬場適性→△

 
カラクレナイは非常に線引きが難しい。ローエングリンもアグネスタキオンも重~不良馬場をこなしていただけに血統面はクリア。しかし、走りを見る限りでは余り得意では無さそうな感じもする。ここは走ってみてどうかに賭けるしか無く筆者も断定的な発言は避けたいと思う。但し、ひとつ言える事は、重馬場になればなる程パワー&スタミナが必要となって来るのは確か。そう言う意味で、これまで1400mしか走った事の無い同馬にとってはやや不利な要素が多いと見るべきか。
 

7番人気 アエロリット

 
アエロリット 牝3歳

アエロリット 牝3歳

父馬:クロフネ
母馬:アステリックス
母父:ネオユニヴァース
所属:菊沢隆徳(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング

通算成績:4戦1勝(1-3-0-0)
主な戦績:2017年クイーンC2着など
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重馬場適性→◯

 
クロフネ×ネオユニヴァースで重馬場をこなせない産駒はいないだろう。4戦全て良馬場でのレースとなっているが、基本的に走りを見ていればある程度こなせそうな事は分かるもの。アエロリットも例外では無く、フットワークも含めて全てが良い方向に出ると判断して良い。が、後は余り桜花賞向きでないローテーションと実力そのものが足りているかどうかの話にはなって来るのだが…そこは天才横山典弘騎手の手腕を楽しみにしたい。
 

8番人気 レーヌミノル

 
レーヌミノル 牝3歳

レーヌミノル 牝3歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:ダイワエンジェル
母父:タイキシャトル
所属:本田優厩舎(栗東)
生産:フジワラファーム(新ひだか町)
馬主:吉岡實

通算成績:6戦2勝(2-2-1-1)
主な戦績:2016年小倉2歳Sなど
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重馬場適性→◎

 
別記事でも書いたが、ダイワメジャーも湿った馬場は得意。それに輪をかけてタイキシャトルは不良馬場でとんでもないパフォーマンスを発揮してた程の重馬場巧者だった。その掛け合わせで走らない馬もいないと思うが、レーヌミノルはそもそもの馬体が圧倒的なパワータイプ。小さい重戦車の様なフォルムをしており、雨が降って1番喜ぶべきは同馬に違いない。距離もマイルまでは持つ事から大駆けするならこれだろう。
 

まとめ

 
以上、桜花賞出走予定馬(上位8位まで)の重馬場適性診断でした。

何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。

それにしても、ソウルスターリングの欠点が未だに見当たりません。重馬場も恐らく普通にこなせると予想され、もしかすると余計にパフォーマンスが上がって圧勝みたいなケースも有り得ますよね。一瞬でかわされるのが唯一の負けパターンかなと思っていたので、これで更に頭固定の買い方が濃厚となって参りました。さて、アナタならどう購入されますか??

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