サトノキングダム|土曜中山9R|館山特別
昨年7月の古町特別(2着)を最後に休養に入っていたサトノキングダムが約7ヶ月ぶりとなる実戦復帰を果たす。元々はクラシック戦線でも主役候補と言われていた本馬だが、体質の弱さからクラシック参戦は叶わず、ここまで長期休養を強いられた。デビューからまだ3戦しか消化しておらず、その滞在能力は未だに計り知れない。全3戦でメンバー最速上がりをマークしているように切れ味は相当なもので、順調に行けば重賞タイトルにも手が届く逸材だ。まずは復帰戦をものにして怒涛の快進撃を期待したい。
アルジャンテ|土曜阪神10R|うずしおS
昨年10月の神奈川新聞杯を制して昇級を果たしたアルジャンテ。前走の雲雀Sは4ヶ月ぶりの実戦で昇級初戦だったが、勝ち馬サザナミからタイム差無しのクビ差2着と高いパフォーマンスを発揮し、次に繋がるレースを見せた。今回は年明け2戦目でさらなる前進が見込め、牝馬限定なら地力上位と見ており、初の関西圏輸送をクリアできれば上位争いは必至だろう。新コンビとなる福永祐一騎手は合っており、ここできっちり賞金を加算したいところ。
ライトファンタジア|日曜阪神9R|淡路特別
ここ2走人気を裏切っているライトファンタジア。特に前走の琵琶湖特別では1番人気に推されたものの、道中は折り合いを欠き、直線でも伸び切れず6着に敗れた。秘めたポテンシャルは高い一方で気性的な危うさもあり、成績がいまいち安定しない理由が頷ける。そしてキャリア4勝目を目指す今回は、1勝2着1回と相性の良い福永祐一騎手に手綱が戻り、ここで仕切り直しといきたい。相手は牡馬ばかりで決して楽なレースにはならないだろうが、地力の高さはこのメンバーでも見劣りしない。気分良く走れればチャンスは大いにある。
レヴァンテライオン|日曜中京10R|昇竜S
昨年、デビューから2連勝で重賞タイトルを手にした実力馬だが、その後は二桁着順が3度と不振に陥っている。そしてこの状況を打破しようと陣営は初のダート戦に矛先を向け、ここから巻き返しを図る。本馬の父パイオニアオブザナイルは、アメリカクラシック三冠を制したアメリカンファラオを輩出しており、母方を辿ってもこてこてのダート血統。昨年の北海道開催に2連勝したようにパワーを要する馬場が適しているのだろう。近走は振るわないが、新たな環境で大化けする可能性はかなり高く、今度は世代トップのダート巧者を目指してもらいたい。
グレーターロンドン|日曜中山10R|東風S
父はリーディングサイアーのディープインパクト、母は桜花賞2着馬ロンドンブリッジ、半姉にオークス馬ダイワエルシエーロがいる良血として大きな期待が寄せられた本馬だが、デビュー直後に難病と言われる蹄葉炎を発症し、1年以上の休養を余儀なくされた。そして昨年11月に復帰してからはマイル戦を主戦場にして3戦無敗の好成績を収め、5歳となった今年はGⅠ制覇の期待がかかる。同世代には昨年の年度代表馬キタサンブラックやリアルスティール、サトノクラウンといったGⅠ馬がおり、大きく離されたライバルにどこまで迫れるか。ここは単なる通過点でしかないだろう。
まとめ
以上、今週の注目馬5頭をピックアップ。
最注目はやはり”遅れてきた怪物”グレーターロンドンだろう。ここまで6戦5勝の好成績を残し、今週ようやくOP戦を迎える。ここを難なく突破できれば重賞制覇もぐっと近くなる。マイラーズC→安田記念、秋のマイル重賞へ殴り込めるか。
あとは土曜中山のサトノキングダムか。クラシックでも期待されたものの、体質の弱さで休養を強いられたが、4歳になり心身ともに成長した姿でターフに戻ってくる。ここから快進撃となるか注目の一戦になる。さらにこのレースには、一つ上の兄サトノメサイアも出走予定。”兄弟対決”にも注目してもらいたい。
最注目はやはり”遅れてきた怪物”グレーターロンドンだろう。ここまで6戦5勝の好成績を残し、今週ようやくOP戦を迎える。ここを難なく突破できれば重賞制覇もぐっと近くなる。マイラーズC→安田記念、秋のマイル重賞へ殴り込めるか。
あとは土曜中山のサトノキングダムか。クラシックでも期待されたものの、体質の弱さで休養を強いられたが、4歳になり心身ともに成長した姿でターフに戻ってくる。ここから快進撃となるか注目の一戦になる。さらにこのレースには、一つ上の兄サトノメサイアも出走予定。”兄弟対決”にも注目してもらいたい。
母:ダリシア
母父:Acatenango
調教師:国枝栄(美浦)
馬主:里見治
生産者:社台ファーム
通算成績:3戦2勝
主な勝鞍:16'セントポーリア賞(500万下)