「福永騎手=スタートが上手い」という事実がかなり浸透して来ている。
あの批評・酷評が多いネット住民たちからも、その点に関しては認められているというのだから凄い。事実、本人が発信する某サイトの公式コラムでも「スタート」をテーマにした回があり、それを読んでいると如何に福永騎手自身がそれに対して人並み外れた拘りを持っているかがよく分かる。
あの批評・酷評が多いネット住民たちからも、その点に関しては認められているというのだから凄い。事実、本人が発信する某サイトの公式コラムでも「スタート」をテーマにした回があり、それを読んでいると如何に福永騎手自身がそれに対して人並み外れた拘りを持っているかがよく分かる。
【ユーイチの眼】
『スタートの成否はパドックや返し馬から』
前回のコラムでも少し触れたが、ここにきて、スタートに関する技術が高まってきたことを実感している。それは、決して漠然としたものではなく、自分だけの「スタート論」として完全に説明できるが、そこは自分も現役だ。具体的なことは、今はまだ“企業秘密”としておきたい。
また、スタートについては、一歩目と同じくらい二歩目も大事で、二歩目をスムーズに運ばせることも大事な技術のひとつ。ゲートが開いた瞬間、自分の重心がどこにあるかがポイントとなるのだが、これがピタリと合えば、マーシフルハートのような好スタートを切ることも可能だし、たとえ一歩目で躓いたとしても、二歩目ですぐさま立て直してスピードに乗せることができる。
「今はまだ“企業秘密”としておきたい」
この発言は相当なまでに自信のある証拠だろう。
感覚ではなく理論的に説明出来るとまで言っているのだから、今後もそうそう出遅れる様なシーンは有り得ないと思われる。ましてや、何十万・何百万人が見ているネット情報において自らその事を言及している辺りがかなりのリアリティすら感じてしまう。
加えて、これが本人のみならず周りの厩舎関係者も同様の事を言っているのだから面白い。
感覚ではなく理論的に説明出来るとまで言っているのだから、今後もそうそう出遅れる様なシーンは有り得ないと思われる。ましてや、何十万・何百万人が見ているネット情報において自らその事を言及している辺りがかなりのリアリティすら感じてしまう。
加えて、これが本人のみならず周りの厩舎関係者も同様の事を言っているのだから面白い。
【宝塚記念】シュヴァルグラン「ユーイチが乗った時はゲートも含めてスッと前に行ける」
津田助手「3000メートル以上のレースを2回続けて使ったし、 暑い季節に入ってきたので見えない疲れがどうかという気はするけど、今のところは悪くはないね。 (福永)ユーイチが乗った時はゲートも含めてスッと前に行けるし、距離も問題ない」
これは今週末に控えた宝塚記念に出走するシュヴァルグラン陣営のコメント。やはり、福永騎手が乗った時のスタートに関しては絶大なる信頼を置いている様だ。
では、実際にその好スタートぶりを映像でご覧頂こう。
では、実際にその好スタートぶりを映像でご覧頂こう。
実際のスタート映像
2015年08月23日 3歳未勝利 芝1200m
1着:スーパープリンセス(田中博)
2着:グレイスフルアート(柴山)
3着:マーシフルハート(福永)
福永騎手が自画自賛したという、マーシフルハートの未勝利戦。スタートの瞬間に同馬が2馬身近く前に出ているのがよく分かる。負けはしたものの、この発馬のアドバンテージが無ければ掲示板も危うかったであろう。そう考えると、修正のきかない短距離戦ではスタートが如何に重要かという事が理解出来る。
2着:グレイスフルアート(柴山)
3着:マーシフルハート(福永)
福永騎手が自画自賛したという、マーシフルハートの未勝利戦。スタートの瞬間に同馬が2馬身近く前に出ているのがよく分かる。負けはしたものの、この発馬のアドバンテージが無ければ掲示板も危うかったであろう。そう考えると、修正のきかない短距離戦ではスタートが如何に重要かという事が理解出来る。
via youtu.be
2015年10月17日 紫菊賞 芝2000m
1着:シルバーステート(福永)
2着:ジョルジュサンク(松山)
3着:パールフューチャー(川田)
これもスタート後にシルバーステートがかなり他の馬よりも前に付けているかが分かる動画。結果、実力の違いで圧勝するもあのスタートを切れた事で道中の余裕さが生まれゴールまでの推進力に繋がるのだろう。いずれにせよ、馬券購入者の立場としてもスタートをきっちり切ってくれる騎手の方が遥かに良いに決まっている。
2着:ジョルジュサンク(松山)
3着:パールフューチャー(川田)
これもスタート後にシルバーステートがかなり他の馬よりも前に付けているかが分かる動画。結果、実力の違いで圧勝するもあのスタートを切れた事で道中の余裕さが生まれゴールまでの推進力に繋がるのだろう。いずれにせよ、馬券購入者の立場としてもスタートをきっちり切ってくれる騎手の方が遥かに良いに決まっている。
via www.youtube.com
…如何だろうか。
スタートが上手いや出が速いの域を超えている。マーシフルハートの方については、ちょっとしたイリュージョンかと思わされる様なある意味でワープの次元。
これは特に短距離戦においてかなりの武器となる為、福永騎手への騎乗依頼が絶えない理由も納得のひと言である。
なので、その点についても少し調べてみた。
スタートが上手いや出が速いの域を超えている。マーシフルハートの方については、ちょっとしたイリュージョンかと思わされる様なある意味でワープの次元。
これは特に短距離戦においてかなりの武器となる為、福永騎手への騎乗依頼が絶えない理由も納得のひと言である。
なので、その点についても少し調べてみた。
GⅠ19勝の内、マイル以下が13勝
重賞115勝の内、マイル以下が60勝以上
この2つの事象が最たる証拠となろう。
実際に、今年のGⅠ3着3回の内の2回が見事にマイル戦である。長距離戦、特にクラシックなどでは不安視される声が多く聞かれるが、逆に短距離戦においてはかなりの信用を置いて良いという事になる。
数学的な話をしても、JRAが年間で施行するレースのほぼ半数近くがマイル戦以下という事を考えると、福永騎手の様なスタートに定評のあるジョッキーが重宝されるのは至極当然の事とも言える。
実際に、今年のGⅠ3着3回の内の2回が見事にマイル戦である。長距離戦、特にクラシックなどでは不安視される声が多く聞かれるが、逆に短距離戦においてはかなりの信用を置いて良いという事になる。
数学的な話をしても、JRAが年間で施行するレースのほぼ半数近くがマイル戦以下という事を考えると、福永騎手の様なスタートに定評のあるジョッキーが重宝されるのは至極当然の事とも言える。
まとめ
「スタート=全て」という訳ではないが、競馬を何十年も続けているとスタートの瞬間に大体のレース展開が頭に描かれて大体の結果が見えて来る様になる。
その点で、自分が応援している馬や馬券の対象になっている馬が好スタート切った時のひとまずの安心感たるや相当なものである事もお分かり頂けるであろう。そういう点で、アンチの人間が多い中で変わらずも数年近くリーディングの上位争いをし、各関係者からの評価も高い福永騎手の理由が少し分かった気がする。
皆さんにも、今後は短距離戦を中心に福永騎手からの馬券購入を地味にオススメしたい。
その点で、自分が応援している馬や馬券の対象になっている馬が好スタート切った時のひとまずの安心感たるや相当なものである事もお分かり頂けるであろう。そういう点で、アンチの人間が多い中で変わらずも数年近くリーディングの上位争いをし、各関係者からの評価も高い福永騎手の理由が少し分かった気がする。
皆さんにも、今後は短距離戦を中心に福永騎手からの馬券購入を地味にオススメしたい。