“大井の帝王”=的場文男

 
的場文男騎手(59)

的場文男騎手(59)

生年日:1956年9月7日
初騎乗:1973年10月16日
初勝利:1973年11月06日
戦績数:38609戦6901勝(8月3日現在)
※成績については、地方のみでの数値となります。

所属場:大井競馬場
勝負服:赤・胴白星散らし
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今年で還暦を迎える的場文男騎手の鉄人ぶりは今もなお健在。

昨年も全国の地方競馬場を駆け巡り、通年で1295回騎乗の146勝を挙げる驚異的な活躍を見せていた。今年も同様のペースで白星を重ね、つい先日もその合計数を6900勝という大台に乗せたところだ。

今回のサンタアニタTでも、5番人気のリアライズリンクスに騎乗し鮮やかな好位抜け出しの騎乗で人気馬達を一蹴。地方競馬の勝ち方を知り尽くした的場騎手ならではのエスコートで、本馬を久々の重賞勝利へと導いた。
 

レース映像

 

2016年8月3日 サンタアニタT ダート1600m 大井競馬場

1着:リアライズリンクス(的場文)
2着:テムジン(笹川)
3着:アメージングタクト(中野)

レースタイム:1.40.9
レース上がり3ハロン:38.1
勝ち馬上がり3ハロン:38.1
 
【レース回顧】
好スタートを切ったリアライズリンクスだが、行き脚が付かず的場騎手がしごいて何とか好位へ取り付く。同厩舎のサトノタイガーが軽快に引っ張る流れをその外からピタリと3番手で追走し、1番人気で4連勝中のテムジンや実力馬のジャルディーノを直後に引き連れる形でレースは運ぶ。4コーナー手前で自ら一気に動いて抜け出し、直線では後続の追撃を振りきって2年ぶりの重賞勝利を果たす。

鞍上の的場騎手もゴール後に左手を突き上げて勝利の喜びを表現した。
 

レース後のコメント

 
【的場文男騎手】
「ハナは無理でも何とか3~4番手位にはつけようと思っていました。道中は平均ペース、この馬のペースだなと思いながら乗っていました。向こう正面過ぎた辺りから馬がズルい所を見せかけたんですが、4コーナーで急にハミを取り出したので“あ、これならイケるな”という手応えで直線に入りました。(一昨日に達成した6900勝については)…いや、もう何かとてつもない数字になって来ましたが、これも長い間乗せて頂いている中での記録ですので、ファンの皆さんと関係者のお陰だと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」
 

2日前には6900勝も達成

 
8月1日には勝利数が6900勝に到達

8月1日には勝利数が6900勝に到達

1日の大井競馬第2Rで、ダンディゴールドに騎乗した的場文男騎手。昼も夜も泥まみれになりながらレースに明け暮れる毎日だ。

昨年の10月13日に6800勝を記録して以来、実に9ヶ月余りでの達成となる(今季76勝目)。このスピードは、来月に60歳を迎える騎手としては異常的な速さと言えよう。

インタビューでは、「プレッシャーは7000じゃないから無かったね。7000という数字があるから頑張れるし、その後は無理かも知れないけど竹見さんの7151勝という目標もあるしね」とコメントしている。
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No.1ジョッキーの戸崎騎手も尊敬

 
ウイニング競馬での戸崎騎手へのインタビュー映像

ウイニング競馬での戸崎騎手へのインタビュー映像

今や押しも押されもせぬ日本のリーディングジョッキー、戸崎圭太騎手。

元々は大井競馬出身であり、戸崎騎手にとっていわば的場文男騎手はレジェンド的存在。彼や蛯名騎手などが実践している馬上でお尻を上下動させて追う“トントン騎乗”も、実は的場文男騎手がそのスタイルの確立させた第一人者なのだ。
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まとめ

 
以上、8月に入って記録づくめの的場文男騎手でございました。

史上最多勝利数まで残す所、250勝に迫った的場騎手。昨年だけでも150勝近くを上げており、今のペースで行けば最短で来年の暮れあたりには達成出来るのではないだろうか。本人は謙遜で「無理かも知れないけど」と言ってはいるが、正直ケガさえ無ければほぼ更新出来る位置にいるのは間違いないでしょう。

後は、悲願の東京ダービー制覇。この2つの記録を達成するまでは、是が非でも現役を続けてもらいたいと切に願うばかり。そうなった時に、的場文男騎手の“伝説”は真に完成するのである。

とにかく、このまま引退まで無事に騎乗出来る様にケガや落馬のない事。これに尽きます。的場文男騎手、どうぞ我々にそのいぶし銀の騎乗を出来る限り長く見せ続けて下さい。東京ダービーを1着で駆け抜けるお姿を早く見たいものです。

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