独自予想

 

◎マイネルハニー(牡3歳、美浦・栗田博憲厩舎)

 
マイネルハニー

マイネルハニー

父:マツリダゴッホ
母:ブライアンハニー
母の父:ナリタブライアン
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今年3月のスプリングSでは、マウントロブソン、ロードクエスト、ミッキーロケット相手に逃げ粘って2着と好走。日本ダービー(16着)後は休養に充てて、前走10月のアイルランドTで戦線復帰を果たした。2番人気に支持された一戦は、好スタートから先手を奪い、最後はハギノハイブリッドに差し切られたものの、3着以下には4馬身以上のリードを保って2着を確保。このレースを含めて芝2000m以下の距離でハナを切った時は2勝2着2回と大崩れしていない。今回、小回りで先行力が活きる福島コースは本馬にとって申し分ない舞台で、自分の勝ちパターンに持ち込めれば勝ち負け必至だろう。
 

◯ ゼーヴィント(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)

 
ゼーヴィント

ゼーヴィント

父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母の父:ブライアンズタイム
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春のクラシックには間に合わなかったが、前々走のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を遂げると、続く前走のセントライト記念では、勝った皐月賞馬ディーマジェスティからクビ差の2着と3歳世代トップクラスの実力を証明した。その後陣営は長距離の菊花賞への参戦を取りやめ、本馬のベスト舞台である芝2000mの福島記念に照準を合わせて順調に調整されてきた。今回、初めて古馬勢との戦いになるが、秘めた高いポテンシャルで捻じ伏せる可能性は十分にある。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 
ゼーヴィントが完全に抜けているので頭固定でも良いだろう。続く古馬勢に安定感がないので、それであれば3歳馬マイネルハニーをはじめとする前々でレースの出来る先行馬を中心に馬券を組み立てるのが良さそうだ。
 
   
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 田中 小野寺 予想オッズ
1 ダイワドレッサー 牝3 52.0 川須栄彦 99.4 × 12.7
2 ウインインスパイア 牡5 53.0 黛弘人 90.0 × 114.8
3 マルターズアポジー 牡4 54.0 武士沢友治 100.0 28.9
4 ダービーフィズ 牡6 56.0 田中勝春 105.8 67.0
5 マイネルラクリマ 牡8 57.5 丹内祐次 100.6 34.5
6 マーティンボロ 牡7 57.0 中谷雄太 103.9 × 47.3
7 ケイティープライド 牡2 52.0 鮫島克駿 100.5 × × × 38.7
8 シャイニープリンス 牡6 56.5 北村友一 105.4 14.7
9 ファントムライト 牡7 55.0 丸山元気 101.7 27.5
10 マイネルハニー牡3 54.0 柴田大知 102.3 4.5
11 プロフェット 牡3 54.0 石橋脩 102.0 20.7
12 ダイワリベラル 牡5 56.0 北村宏司 102.0 × 7.3
13 ゼーヴィント 牡3 55.0 A.シュタルケ 109.5 2.4
14 アドマイヤフライト 牡7 56.0 吉田隼人 103.9 126.6
15 マイネグレヴィル 牝5 52.0 木幡初也 98.3 108.7
16 クランモンタナ 牡7 56.0 和田竜二 102.1 × × 8.9


 

編集部内の見解

 
世代上位ではないものの世代のレベルが高いため、ゼーヴィントやマイネルハニーを中心と考えるべきだろう。次に距離延長が意外にプラスだと考えるマルターズアポジーを単穴にする。52キロだと安定しているケイティープライドと押して押して先行すればクランモンタナまで。ダイワリベラルは距離が対応できれば上位だろう。(大川)
 
敗れはしたが、前走のアイルランドTでほぼ勝ちに等しい内容だったマイネルハニーが本命。先行策有利の福島競馬場ではかなり信頼出来る1頭と見ている。対抗には3歳牝馬のダイワドレッサー。ラジオNIKKEI賞で牡馬相手に踏ん張った競馬が出来ればここでも内枠を利して勝負になる筈。単穴にはやはりゼーヴィントだが、乗り難しいコースだけに鞍上シュタルケが不安材料。後は手広く流すも、個人的には先行力があり1発のあるプロフェット。(田中)
 
◎は小回りの福島コースで先行力が生きそうなマイネルハニー。前走の結果から古馬相手にも十分通用する。◯はラジオNIKKEI賞を勝ったゼーヴィントで、あとは古馬との力関係がどうか。▲ダイワリベラルはやはりマイラー色が強いが、過去に戦ってきた相手は一線級ばかり。ローカル重賞なら勝ち負けまである。△マルターズアポジーは福島巧者で押さえる。(小野寺)

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