124ポンドで世界3位タイ!!

 
毎年話題に上る「ロンジンワールドベストホースランキング」が先週末に発表された。今回は今年の明けから5月頭までに施行された世界中の主要レースが対象で、1位はドバイワールドカップを優勝したカリフォルニアクロームとオーストラリアの強豪・ウィンクスが126ポンドで首位だった。

そして、次点に我らがモーリスも124ポンドで堂々のランクイン。先月行われた香港チャンピオンズマイルの圧勝劇が高く評価された様だ。同率には、ドバイシーマクラシックでドゥラメンテを破ったポストポンドやラニが挑戦したケンタッキーダービーを優勝したナイキストらなど。世界の強豪馬と共に栄光の国際レーティングで見事上位に名を連ねた。
 
モーリス(124ポンド)

モーリス(124ポンド)

父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母父:カーネギー
所属:堀厩舎(美浦)

通算成績:14戦9勝
主な勝ち鞍:安田記念、マイルCS、香港マイル、チャンピオンズマイルなど
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以下、モーリスと並んで3位タイの強豪馬たち。
 
ナイキスト(124ポンド)

ナイキスト(124ポンド)

父:アンクルモー
母:シーキングガブリエル
母父:フォレストリー
所属:オネイル厩舎(米)

通算成績:8戦8勝
主な勝ち鞍:BCジュヴェナイル、フロリダダービー、ケンタッキーダービーなど
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ポストポンド(124ポンド)

ポストポンド(124ポンド)

父:ドバウィ
母:エヴァーリッグ
母父:ドバイデスティネーション
所属:ヴァリアン厩舎(英)

通算成績:15戦7勝
主な勝ち鞍:キングジョージ&クイーンエリザベスS、フォワ賞、ドバイシーマクラシックなど
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ウェルテル(124ポンド)

ウェルテル(124ポンド)

父:タヴィストック
母:バガローリーズ
母父:ザビール
所属:ムーア厩舎(港)

通算成績:16戦6勝
主な勝ち鞍:イーグルファームC、香港ダービー、クイーンエリザベス2世Cなど
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世界最強馬はカリフォルニアクローム

 
カリフォルニアクローム(126ポンド)

カリフォルニアクローム(126ポンド)

父:ラッキープルピット
母:ラヴザチェイス
母父:ノットフォーラヴ
所属:シャーマン厩舎(米)

通算成績:21戦12勝
主な勝ち鞍:ケンタッキーダービー、プリークネスS、ドバイワールドカップなど
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レーティングの採点基準

 
よく耳にはするが、そのシステムは余り理解されていない国際レーティング。

毎年、年数回に分けて発表され、その対象期間内に行われた世界各国の主要レースを元にレーティングが付けられる。ここでよく勘違いするのが、勝ち続けている馬=高評価という事には繋がらない。要は、各レースでの勝ち方が重要視されるのである。

その最たる例が2014年、年間1位に輝いたジャスタウェイだろう。ジャスタウェイは3月のドバイデューティフリーで2着以下に7馬身もの差を付け優勝。しかも、従来のレコードを2秒以上更新しての圧勝劇で、そのレース内容が年間を通して最も高いパフォーマンス、という事でチャンピオンになったのだ。実際、その年の秋以降は3戦3敗しているので、戦績だけなら他にもっと良い競走馬は世界各地にゴロゴロといた筈だ。
 

2014年3月・ドバイデューティーフリー(GⅠ)

これが、2014年で最も強い勝ち方と評されるレースだ。

2着のウェルキンゲトリクスは当時、6戦6勝の無敗馬で決してレベルは低くなかった。加えて、驚異的なレコードタイムだった事も含めての高評価だったのだろう。それにしても、この時のジャスタウェイは文句無しに強い。ゴール後もどこまでも伸びていきそうな勢いである。
 

まとめ

 
正直な所、このレーティングには驚きのひと言。

というのも、基本的に短距離のレースは中長距離に比べて評価が低いのである。そこには歴史的に構築された既成概念みたいなものが存在する。どの国においてもそうだが、最も人気のあるカテゴリーはやはり中長距離だろうし、ダービーや凱旋門などがクラシックディスタンスなだけに仕方のない事ではある。

それ故に、この上位陣の顔触れに唯一の短距離馬であるモーリスが入っているのは異例中の異例とも言えるのではないか。まぁ、現にその功績が評価され日本でも昨年の年度代表馬に選出されているのだから、実際の評価の見直しされ始めて来ているのだろう。
 
いずれにせよ、現状の位置から鑑みても今後のレースぶり次第ではモーリスが世界一に輝くチャンスは十分にある。筆者の記憶が確かならば、短距離馬でチャンピオンホースとなったのはあの怪物・フランケル以外に見当たらい。そうなれば、日本はおろか世界的にも偉大な記録として名前を残す事となる。

そういう意味でも、次走の安田記念は大注目の一戦だ。

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