レースを見ていて最も心が高ぶる瞬間が逃げ馬の存在である。逃げ馬がいなければレースは成立せず、逃げ馬のペースによって後方の馬たちの戦法が変わって来ると言っても過言ではないだろう。今回は歴代の中で、最高に面白かった華やかなレースを中心にセレクトしたのでご覧頂きたい。
①サイレンススズカの金鯱賞
サイレンススズカ
1998年・金鯱賞(芝2000m)
via www.youtube.com
「ザ・逃げ馬」=サイレンススズカ。過去の逃げ馬を列挙すれば、恐らく誰もが最強候補に挙げるであろう当馬の最も凄かったレースがこちらである。
4歳(現3歳表記)までその高いポテンシャルを持て余していたが、5歳になり鞍上に鞍上に名手・武豊を迎えて素質が一気に開花。この金鯱賞ではスタートから一切他馬に影をも踏ませず、2着馬に大差を付け1分57秒8というケタ違いのタイムで逃げ切った。このレースでサイレンススズカの存在が全国区となる。
4歳(現3歳表記)までその高いポテンシャルを持て余していたが、5歳になり鞍上に鞍上に名手・武豊を迎えて素質が一気に開花。この金鯱賞ではスタートから一切他馬に影をも踏ませず、2着馬に大差を付け1分57秒8というケタ違いのタイムで逃げ切った。このレースでサイレンススズカの存在が全国区となる。
②メジロパーマーの有馬記念
メジロパーマー
1992年・有馬記念(芝2500m)
via www.youtube.com
アッと驚く逃げと言えば有馬記念のメジロパーマー。その年の宝塚記念も逃げ切り勝ちを納めており本来なら人気をしていてもおかしくなかったのですが、前走の天皇賞秋でよもやのブービー負け。その結果もあってか15番人気の評価でした。しかし、レースでは思い切って後続を突き放しそのまま直線に入ります。最後はさすがにフラフラでしたが、後のジャパンカップ馬・レガシーワールドの鬼脚を見事計ったかの様にハナ差凌ぎました。記憶が正しければ、近年のグランプリを同年で逃げ切ったのはこの馬だけではないでしょうか。
③クイーンスプマンテのエリザベス女王杯
クイーンスプマンテ
2009年・エリザベス女王杯(芝2200m)
via www.youtube.com
これも大逃げの代名詞とも言えるレース。この夏にオープン勝ちしたばかりのクイーンスプマンテと阪神JF勝ち馬のテイエムプリキュアが2頭で競り合い、後続集団を大きく引き離して会場はどよめきます。共に11、12番人気と低評価のせいか後ろも余り動かずに20馬身以上の差のまま直線へ。圧倒的1番人気の歴代最強牝馬・ブエナビスタが最後に猛追を見せますが時すでに遅し。そのまま2頭のワンツーで入選し、三連単は何と154万馬券と大荒れ決着となりました。ちなみに、蓋を開けてみるとこの時の1000m通貨のラップタイムは60.5秒と平均ペース。結果、他の有力馬たちが後方のブエナビスタを意識し過ぎたんでしょうね‥こういう不思議な展開も競馬の醍醐味と言えます。
④エイシンヒカリのアイルランドT
エイシンヒカリ
2014年・アイルランドT(芝2000m)
via www.youtube.com
近年の逃げでは一番話題となったレースですね。エイシンヒカリは2015年末に香港Cを逃げ切りG1馬となりますが、この頃からその実力の片鱗を見せています。この時は1000m通過が58.2秒と正真正銘のハイペースで逃げますが、最も注目なのが直線のエイシンヒカリの動きですwwwご存知の人にはアレですが、知らない人にはかなり面白い映像が目撃出来ると思います。とくとご覧あれ。
⑤タケデンノキボーの瓢湖特別
タケデンノキボー
2006年・瓢湖特別(芝2000m)
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名馬でも何でもないですが、個人的に一番面白かったのがこれw‥直線時点で30馬身以上引き離しているんではないでしょうか??勝ち馬との上がり3ハロン差は何と5.7秒www着差にしておよそ35馬身程。この時のタケデンノキボーが1000m通過タイムが56秒9と、普通の1000mでの直線競馬並みのタイムを叩き出しているのでどれだけ飛ばしたかが分かります。それでもゴール手前200mくらいまでは見所十分でしたので、競馬ファンとしては納得の一戦でした。
まとめ
如何でしたか??逃げと言っても色々ありますが、今回は全体的にハイペースで飛ばしたレースを中心に選定してみました。見ているだけでもハラハラドキドキですが、これに加えてその馬の単勝馬券を握りしめていたらもっと心臓が脈打つのを体験出来ますよ。‥プレッシャーに弱い方へは余りオススメ出来ませんがwww
また機会があれば色んな面白い戦法のまとめを行いたいと思います。お楽しみに♪
また機会があれば色んな面白い戦法のまとめを行いたいと思います。お楽しみに♪