福永騎手、今年はカデナでダービー制覇を目指す
福永騎手が今年のクラシックについて言及し、牡馬戦線には京都2歳Sを制したカデナで挑むと明言した。
牡馬クラシック路線には、京都2歳Sを勝ったカデナで挑むことになった。最初に騎乗した百日草特別は、直線で自分がうまく誘導できず、少々狭くなるシーンがあったが、それでも最速の上がりを繰り出し、勝ち馬とはわずかコンマ1秒差。勝ったアドマイヤミヤビは、牝馬のなかでも相当強いと思っていた馬だけに、次走の京都2歳Sは十分にチャンスがあると思っていた。
その京都2歳Sは、前走に続いて後方からの競馬。直線で外に出してゴーサインを出すと瞬時に反応し、期待通りのキレ味を発揮してくれた。レース後、『クラシックを賑わせてくれる馬』とコメントしたが、リップサービスでも何でもなく、それだけの素質を十分に感じさせた一戦だった。
2016年京都2歳S(GⅢ・芝2000m)
1着:カデナ(福永) / 3人気
2着:ヴァナヘイム(シュタルケ) / 1人気
3着:ベストアプローチ(川田) / 6人気
4着:ワンダープチュック(武豊) / 8人気
5着:ソーグリッタリング(Mデムーロ) / 7人気
2着:ヴァナヘイム(シュタルケ) / 1人気
3着:ベストアプローチ(川田) / 6人気
4着:ワンダープチュック(武豊) / 8人気
5着:ソーグリッタリング(Mデムーロ) / 7人気
via www.youtube.com
シーザリオの仔グローブシアターを手放す.....
福永騎手がカデナを選択したことでデビューから全2戦で手綱を取っていたグローブシアターの鞍上は未定になった。このグローブシアターは、福永騎手と共に05年の日米オークスを制した名牝シーザリオの第7仔にあたり、過去にはエピファネイア(父シンボリクリスエス)でクラシックに参戦し、皐月賞2着、ダービー2着、菊花賞優勝と、シーザリオの仔でクラシックを盛り上げた。
ところが、今年はシーザリオの仔グローブシアターではなく、京都2歳Sを制したディープインパクト産駒のカデナと共にクラシック参戦が決定。両馬の成績を比べれば、一目瞭然としてカデナの方が勝るが、まだ可能性があるだけにグローブシアターに騎乗してほしかったと思うファンも多いはずだが・・・・・。
ところが、今年はシーザリオの仔グローブシアターではなく、京都2歳Sを制したディープインパクト産駒のカデナと共にクラシック参戦が決定。両馬の成績を比べれば、一目瞭然としてカデナの方が勝るが、まだ可能性があるだけにグローブシアターに騎乗してほしかったと思うファンも多いはずだが・・・・・。
角居師は内心ホッとしている?!
角居師&グローブシアター突撃取材
via www.youtube.com
福永騎手にフラレてしまったグローブシアターだが、管理する角居師にとっては内心ホッとしているのでは?と話題に。動画の2分20秒あたりの『福永祐一君に乗ってもらいたいなっていうのはありますもんね』という質問に対して、角居師は『あ~.....ふふん、どうでしょうね、まあまあ.....』と曖昧な答え。
これに対してネットでは、「角居はエピファネイアで懲りてるもんな」、「福永全然信頼されてないな」と、角居師は元からグローブシアターの鞍上に福永騎手は向いていないと考えていた可能性が。
そして、グローブシアターの鞍上が未定となった今、現時点で岩田康誠騎手かM.デムーロ騎手の2名が有力。グローブシアターもカデナと同様に弥生賞参戦が決定的で、福永騎手は何が何でもグローブシアターには先着したいところだろう。
これに対してネットでは、「角居はエピファネイアで懲りてるもんな」、「福永全然信頼されてないな」と、角居師は元からグローブシアターの鞍上に福永騎手は向いていないと考えていた可能性が。
そして、グローブシアターの鞍上が未定となった今、現時点で岩田康誠騎手かM.デムーロ騎手の2名が有力。グローブシアターもカデナと同様に弥生賞参戦が決定的で、福永騎手は何が何でもグローブシアターには先着したいところだろう。
まとめ
カデナが京都2歳Sを制した直後に、オーナーである前田幸治氏が『中竹くんも福永くんも、まだダービーを勝ったことがない。勝たせてあげたい』と語っているように、この時からすでに福永騎手がカデナとのコンビでクラシックへ挑むことが決まっていたようだ。
何よりも本番で外国人ジョッキーへ乗り替わる可能性が高いノーザン系の馬よりも、降ろされる可能性が低い前田幸治氏の馬を選ぶんだことは良い判断ではないだろうか。それにカデナが重賞ウイナーなのに対して、グローブシアターはまだ1勝馬。実績からも前者を優先する気持ちは理解できる。
とは言え、グローブシアターもクラシック参戦の可能性はまだ秘めているわけで、乗り替わった途端に覚醒することも有り得る。本番で先着されなければ良いが・・・・・。
何よりも本番で外国人ジョッキーへ乗り替わる可能性が高いノーザン系の馬よりも、降ろされる可能性が低い前田幸治氏の馬を選ぶんだことは良い判断ではないだろうか。それにカデナが重賞ウイナーなのに対して、グローブシアターはまだ1勝馬。実績からも前者を優先する気持ちは理解できる。
とは言え、グローブシアターもクラシック参戦の可能性はまだ秘めているわけで、乗り替わった途端に覚醒することも有り得る。本番で先着されなければ良いが・・・・・。
母:フレンチリヴィエラ
母父:フレンチデピュティ
調教師:中竹和也(栗東)
馬主:前田幸治
生産者:グランド牧場
通算成績:4戦2勝
主な勝鞍:京都2歳S(GⅢ)