ダービー卿CT覇者・マジックタイム

 
マジックタイム(牝5・中川)

マジックタイム(牝5・中川)

父:ハーツクライ
母:タイムウィルテル
母父:ブライアンズタイム

中団好位で上手く脚を溜め、直線で抜け出し勝利。もともと能力は評価されており、クラシックでも期待されていた馬だが、5歳にしてようやく重賞初勝利を果たした。左回りが得意なイメージで中山適正が疑問視されたが、十分に走れることを証明した。次走はヴィクトリアマイルを予定しており、得意の東京コースでG1初制覇が期待される。
 

ダービー卿CTレース回顧

 
上手くスタートを決めた1番人気のキャンベルジュニアがハナを切る展開になり、2番手にサンライズメジャー、その後ろにロゴタイプが続いた。マジックタイムは中団で脚を溜める形になりサトノアラジン、ダッシングブレイズの人気馬は後ろからの競馬になった。最終コーナーまで隊列は変わらず、直線でキャンベルジュニアとロゴタイプが抜け出しにかかる。キャンベルジュニアの足が鈍っていき、ロゴタイプが突き抜けるかと思われたが、最内からマジックタイムが脚を伸ばしてクビ差で交わして勝利した。2着にロゴタイプ、3着に後方から脚を伸ばしたサトノアラジンが入った。1番人気のキャンベルジュニアは直線で失速し、8着に終わった。
 
勝ったマジックタイムはこれが重賞初勝利。東京、新潟での成績が優秀で左回りが得意なイメージだったが中山適正が十分にあることを証明してみせた。父ハーツクライ譲りの成長力で5歳になってようやく本格化した印象だ。2着のロゴタイプは朝日杯FS、皐月賞とG1を2勝している中山巧者。最後交わされてしまったが、斤量58キロを背負っていたことを考えると十分勝ちに等しい内容だった。
 
3着の2番人気サトノアラジンは前走からプラス10キロと馬体重が少し重かった印象で休み明けの今回は仕方がないといったところか。やはりこの馬はマイルがベストでひと叩きした次走はさらに状態を上げてくるだろう。キャンベルジュニアは前走の1600万以下を快勝して臨んだものの、格上挑戦となった今回はさすが能力が足りなかったか。しかし、陣営も能力を高く評価しているようにこれから急成長を遂げる可能性は十分にある。厩舎の先輩であるモーリスのようになれるか大注目だ。3番人気ダッシングブレイズは前走の東京新聞杯で内ラチに衝突し、競争中止のアクシデントがあったが、そこから立て直して出走。スタートで躓くものの道中はリズムよく走れ、外から追い込みを図ったがいつものキレはなく6着だった。
 

次走注目馬

 
サトノアラジン

サトノアラジン

父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母父:ストームキャット

海外遠征明けで臨んだが馬体重プラス10キロと少し太かった印象。それでも直線では良い伸び脚を魅せ、3着に入っているように実力はトップレベルであることは間違いない。今後は得意のマイル戦が中心となり、G1でも十分に勝ち負けになるだろう。
 
ダイワリベラル

ダイワリベラル

父:ダイワメジャー
母:オレンジジェラート
母父:トニービン

デビューから中距離戦を中心に走ってきた馬だが、3走前の市川Sでマイル戦初挑戦し勝利をあげた。前走の東京新聞杯ではスマートレイアーに逃げ切りを許したものの直線33.5秒の末脚を発揮し6着と健闘した。今回は絶好のスタートから中団で上手く折り合い、直線良い伸び脚をみせたが前の馬を捕らえられず4着に終わった。ダイワメジャー産駒ということもありマイル戦での高い適正をみせ、重賞クラスでも十分通用することを証明した。今後も注目したい一頭だ。
 
キャンベルジュニア

キャンベルジュニア

父:Encosta de Lago
母:Melito
母父:Redoute's Choice

前走の1600万以下を快勝しこのレースでは1番人気に支持され、逃げ切りを図るも直線で粘れず8着に終わった。今回はハナを主張する馬がいなく逃げる形になったが、本来は2.3番手の好位でレースを運ぶのが理想。そのせいもあってか、直線では脚色が鈍ってしまった。まだ4歳でキャリアも浅く、成長はこれからだろう。陣営も滞在能力を高く評価しており、厩舎の先輩であるモーリスのように大化けする可能性は十分にあり、今後の活躍に期待したい。
 

ダービー卿CTレース動画

 

関連記事

関連タグ

著者