2017年ダービー卿CTの結果

 

2017年ダービー卿CTの動画

 

レース回顧

 
大外から手綱をしごいてクラレントがハナへ。番手にロジチャリス、その直後にキャンベルジュニアが続いた。平均ペースでレースは進み先行勢には有利な流れ。直線に入ってロジチャリスがそのまま抜け出し、迫るキャンベルジュニアや鋭く追い込んだグランシルクなどの追撃を振り切って勝利。これが同馬にとって初の重賞制覇となった。同レースにしては珍しい上位人気陣での順当な決着。
 

勝ち馬ロジチャリス

 
ロジチャリス 牡5歳

ロジチャリス 牡5歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:プラチナチャリス
母父:ロックオブジブラルタル
所属:萩原清厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:久米田正明

通算成績:16戦6勝 [6-2-3-5]
主な戦績:2017年ダービー卿CTなど
via google imghp
 
デビューから常に安定感のある走りで着実にクラスを上って来たロジチャリス。今回も先行押し切りの競馬で分かる様にその実力は決してフロックでは無い。雨が降って血統的にも絶好の馬場状態となり、展開も味方して全てが上手く行った様な形だ。これで賞金も加算が出来、次なる舞台はGⅠ安田記念となるだろう。そこでも侮れない存在の1頭だ。内田博幸騎手の好騎乗もお見事。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎キャンベルジュニア
○グランシルク
▲マイネルアウラート
ガリバルディ
△ロイカバード
ロジチャリス
ダンツプリウス
ダイワリベラル
×クラレント
サンライズメジャー
 
本命・対抗の上位2頭は間違いなく正解の印。単穴まで問題無いと見て良いだろう。以下、連下に実績のある4頭を挙げ、3着候補に穴臭い古豪の2頭を入れるのが理想の展望。但し、ロジチャリスが勝ち切るまではさすがに金曜段階では判断しづらい。ここは負け惜しみでも何でもなく当たらずとも良い結果。
 

全着順結果

 

RR:104.1 ※想定RR:104.2

 
上位馬が少し評価を上げた一方ガリバルディとクラレントがポイントを下げたので想定レベルとかわらない結果だったと判断。本番馬券圏内は厳しいレベルと判断する。
 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 大川 小野寺 田中 単勝オッズ
1 3 ロジチャリス 56.0 内田博幸 104.0 1:34.7(良) × 11.1
2 5 (外)キャンベルジュニア 55.0 A.シュタルケ 104.3 1/2 3.4
3 8 グランシルク 55.0 戸崎圭太 106.7 ハナ 3.6
4 11 マイネルアウラート 57.0 柴田大知 102.8 ハナ 5.6
5 10 ダイワリベラル 56.0 北村宏司 103.3 1/2 × 24.2
6 15 ダンツプリウス 56.0 丸山元気 103.0 1.1/2 × 15.2
7 9 (地)シベリアンスパーブ 54.0 田中勝春 100.5 1 78.8
8 12 ロイカバード 55.0 横山典弘 101.0 ハナ × × × 9.2
9 7 ガリバルディ 57.0 池添謙一 104.2 クビ 11.1
10 16 クラレント 57.5 岩田康誠 105.6 3/4 52.1
11 2 クラリティシチー 55.0 松岡正海 100.5 ハナ 101.9
12 13 (地)ショウナンバッハ 54.0 柴山雄一 99.6 1/2 137.6
13 14 サンライズメジャー 56.5 柴田善臣 104.1 1/2 137.6
14 6 コスモソーンパーク 54.0 丹内祐次 98.7 1/2 83.1
15 1 シェルビー 54.0 田辺裕信 99.3 アタマ 99.6
16 4 ショウナンアデラ 53.0 蛯名正義 90.0 9 × × 39.0


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑦⑧⑪-③⑤⑩⑮⑯ 不的中
単勝 3 1,110円 枠連 2-3 1,770円
複勝 3 240円 ワイド 3-5 750円
5 150円 3-8 630円
8 130円 5-8 310円
馬連 3-5 2,070円 馬単 3→5 4,820円
三連複 3-5-8 2,100円 三連単 3→5→8 15,660円


 

危険な人気馬結果 キャンベルジュニア→2着

 
キャンベルジュニア 牡5歳

キャンベルジュニア 牡5歳

父馬:Encosta De Lago
母馬:Melito
母父:Redoute's Choice
所属:堀宣行厩舎(栗東)
生産:Katom, Chelsaus, Wynaus & China Horse Club Investment Holdings Ltd(豪)
馬主:吉田和美

通算成績:11戦5勝 (5-3-1-2)
主な戦績:2017年幕張Sなど
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血統的にもキャラがまだしっかり把握出来ていない中で重賞での凡走が続いていたキャンベルジュニア。しかし、ちゃんと力が付いて来た今時分なら十分に勝負出来ると言う事が分かった。厩舎、オーナー的な人気先行型でも無く、割りと安定型の産駒と言えるかもしれない。今後も1800m戦までならGⅢクラスでは上位筆頭候補だろう。更にその上はまだ疑問符。
 

穴馬予想結果 ダンツプリウス→6着

 
ダンツプリウス 牡4歳

ダンツプリウス 牡4歳

父馬:ブライアンズタイム
母馬:ストロングレダ
母父:マンハッタンカフェ
所属:山内研二厩舎(栗東)
生産:千代田牧場(新ひだか町)
馬主:山元哲二

通算成績:16戦3勝 (3-3-2-8)
主な戦績:2016年NZTなど
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結果的に掲示板を外しはしたが、今回のダービー卿CTは上位人気勢がしっかりと走った事によるもの。本来ならここの半分は崩れて行き、ダンツプリウスみたいな馬が波乱を呼ぶ為のレースなのだたが…ハンデ戦らしからぬつまらない結果となってしまった。但し、コース適性や走り頃としては読みは間違っておらず穴馬推奨としては良かった。
 

編集部内の回顧

 
う~ん。本命ガリバルディの見込みがそもそも高すぎたのか、人気もなく結果もでなかった。もう一度このレベル相手に良馬場では見てみたいが一旦見直す。着順こそ想定外だったが上位馬は想定内の馬なので本命ガリバルディ以外は良かったと判断。(大川)
 
◎グランシルク◯キャンベルジュニア▲マイネルアウラートで良かったと思う。△ロジチャリスはこのくらいやれる馬だし納得の結果。(小野寺)
 
結果的には全くの論外。キャンベルジュニアはハンデ戦で前年実績も考えると切れる要素はあったが、逆にロジチャリスは例え連下候補でも抑えておかなくてはならない1頭だった。しかし、本命ダイワリベラルは荒れる前提としてはまずまずの展望だろう。対抗のガリバルディもオッズを考えれば厚く印を打たなければならなかったし、単穴に指名したショウナンアデラも最下位だったが勝負に出たもの。そう言う意味ではレースが合わなかっただけで後悔は無い。(田中)

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