昨年12月の香港カップ制覇を最後に社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたモーリス。現役時代には伝統のマイルGⅠ安田記念を筆頭に国内と香港のGⅠを6勝し、さらには2015年のJRA賞年度代表馬と最優秀短距離馬にも輝くなど近年の日本競馬を盛り上げたスーパースターだ。
そんなモーリスが今年から種牡馬として第二の馬生を歩むことになったが、注目が集まるのがその花嫁たち。”日本最強マイラー”と名高いモーリスだけにどんな繁殖牝馬が集まるのかと思いきや、何とモーリスは種牡馬一年目から誰もが羨む豪華過ぎる花嫁たちを迎えたようだ。
そんなモーリスが今年から種牡馬として第二の馬生を歩むことになったが、注目が集まるのがその花嫁たち。”日本最強マイラー”と名高いモーリスだけにどんな繁殖牝馬が集まるのかと思いきや、何とモーリスは種牡馬一年目から誰もが羨む豪華過ぎる花嫁たちを迎えたようだ。
”第二のキンカメ”誕生か?! モーリスの花嫁が豪華過ぎる
種牡馬として新たな馬生を踏み出したモーリスがようやくデビューを果たしたようだ。種付け料が400万円に設定された一年目はすぐに満口となり、今後は国内だけではなくシャトル種牡馬としてオーストラリアでも約285万円で繋養されることも決まっている。
そしてすでに種付けを終えた交配相手だが、ノーザンファームでの生産が一部明らかになった。あまりにも豪華過ぎる繁殖牝馬に大きな期待をせずにはいられない。
そしてすでに種付けを終えた交配相手だが、ノーザンファームでの生産が一部明らかになった。あまりにも豪華過ぎる繁殖牝馬に大きな期待をせずにはいられない。
ノーザンファームの吉田勝己代表がかねてより明言していた通りに「13冠配合」が実現した。ジェンティルドンナは牝馬三冠をはじめ、3歳時にはあのオルフェーヴルをジャパンカップで負かし、ドバイの地でも並み居る強力牡馬を圧倒した日本が世界に誇る女傑。最近では有馬記念での圧巻のラストランが記憶に新しい。父母ともに海外でGⅠを制しているように強靭なメンタルと高い能力を受け継いだ子どもになってほしい。
ジェンティルドンナ同様初年度にキングカメハメハとの子を出産したハープスターも今年はモーリスと配合された。何と言ってもハープスターの魅力は切れ味鋭い強烈な末脚だろう。特に新潟2歳Sや阪神JFで見せたパフォーマンスはこれから先も長く語り継がれていくはずだ。これにモーリスの血が加わるとなれば、より一層の切れ味を持った子が誕生するかもしれない。
スペシャルウィークの最高傑作として知られ、ジャパンカップや天皇賞・秋など多くのビッグタイトルを手にしてきたブエナビスタも3年連続で続いたキングカメハメハとの配合から今年はモーリスにチェンジされた。こちらもサンデーサイレンスの4×3のインブリードが完成し、両親以上の活躍が期待される。いつかは日本競馬を牽引するスーパースターになってもらいたい。
昨年のオークス馬に輝きながらも秋に屈腱炎を発症して志半ばで引退したシンハライト。初年度はエピファネイアやエイシンフラッシュ、ルーラーシップのいずれかとの交配が噂されたが、こちらもサンデーサイレンスの4×3のインブリード効果に期待してモーリスが抜擢された模様。シンハリーズ一族は脚元に不安があるが、これにモーリスが交われば心配ないだろう。
ジェンティルドンナが制した三冠全てで2着としのぎを削ってきたヴィルシーナ。3歳時はシルバーコレクターだったが、4歳時にヴィクトリアマイルを制して悲願のGⅠ制覇を達成した。モーリス同様マイル戦を得意としており、産駒もマイル路線が中心になるのではないだろうか。ひょっとしたら父を超える途轍もない最強マイラーが誕生するかもしれない。
まとめ
以上、種牡馬一年目のモーリスの花嫁たちを紹介したが、これはごく一部にしか過ぎず、まだまだ大物を予感させる配合は多くある。ネットでは「やっと第二のキンカメが出てきた」とディープインパクトなどのサンデーサイレンス産駒の種牡馬を父に持つ繁殖牝馬との相性に期待する声が多く上がっている。
順調に進めばモーリス産駒がデビューを果たすのは東京オリンピックが開催される2020年。”日本最強マイラー”の子は父と同様に歴史に名を刻む活躍ができるか。近い将来、モーリスを超える怪物が誕生する可能性は高い。
順調に進めばモーリス産駒がデビューを果たすのは東京オリンピックが開催される2020年。”日本最強マイラー”の子は父と同様に歴史に名を刻む活躍ができるか。近い将来、モーリスを超える怪物が誕生する可能性は高い。
母:メジロフランシス
母父:カーネギー
調教師:堀宣行(美浦)
馬主:吉田和美
生産者:戸川牧場
通算成績:18戦11勝
主な勝ち鞍:2015年安田記念などGⅠ6勝