天才・武豊の弟が調教師へ

 
以前から調教師転身への噂があった武幸四郎の新規調教師試験合格がJRAによって発表された。

武幸四郎と言えば、10個上の長男に”競馬界の至宝”こと天才・武豊、父は現役時代に”ターフの魔術師”の異名を取った武邦彦がいる競馬界屈指のサラブレッドで、幸四郎は武兄弟の四男にあたる。

幸四郎自身も今現在まで騎手としてG1・6勝を挙げており、近年ではメイショウマンボでの活躍が記憶に新しく、兄同様に身長170cmを超える長身を生かした華麗なフォームで多くのファンを魅了していた。
 
ところが近年は、長身がゆえの減量苦や外国人騎手の多流化、若手騎手の台頭もあって騎乗機会が激減し、土日を通して騎乗馬ゼロの状況も少なくない状況だった。

さらに今年8月には、一番の理解者として慕っていた父邦彦氏が他界。悲しみに暮れる幸四郎に多くのファンの間では引退説が囁かれ、競馬界自体から退くかと思われたが、自身は騎手に諦めをつけ、調教師として第二の人生を歩むことを決意していた。
 
新規調教師試験に合格し、笑顔で質問に答える武幸四郎

新規調教師試験に合格し、笑顔で質問に答える武幸四郎

通算成績:709勝(地方687勝・地方22勝) ※12/14現在

主な騎乗馬:ティコティコタック(秋華賞)・ウインクリューガー(NHKマイルC)・ソングオブウインド(菊花賞)・メイショウマンボ(オークス、秋華賞、エリザベス女王杯)

主な記録:JRA史上最年少重賞勝利(1997年マイラーズC、オースミタイクーン、18歳3ヶ月27日)・JRA初勝利が初重賞勝利・JRA賞最多勝利新人騎手(兄弟では初)
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~武幸四郎のコメント~
5年前から調教師転身を意識しており、昨年から受験しはじめました。目標は父です。調教師としても、人間としても一生の目標です。母は、父がお世話になった馬主さんたちから祝福の言葉をいただいて涙していました。開業後はその馬が目指せる能力に対して最大限の結果が出せるようにと思っています。未勝利ひとつでも勝つことが大変だということは、これまで騎手を20年やってきて身に染みています。その馬にとって、ひとつでも、少しでも大きなレースが勝てるように頑張っていきたいです。
 

兄の武豊からも喜びの声

 
~武豊のコメント~
一生懸命勉強する姿をみていたから、この知らせはうれしいですね。彼なりに覚悟を決めて目指した新しい道なので、頑張ってほしいです。開業したら、幸四郎厩舎の馬に騎乗できることを楽しみにしています。
 

武幸厩舎に委託する馬主は??そして誰が乗る??

 
早くて来年3月、遅くても再来年3月には開業を迎える武幸四郎厩舎だが、最大の注目はどんな馬主が愛馬を預け、どんな騎手が主戦を務めるのかだろう。とりあえず有力な人物を挙げてみた。
 
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競馬ファンの間で知らない人はいない松本好雄オーナー(78歳)は、「メイショウ」の冠名で長きに渡って競馬界に尽力している大物馬主だ。2006年にはメイショウサムソンで日本ダービーを制し、メイショウドトウ、メイショウボーラー、メイショウマンボといったG1馬を所有している。

幸四郎の父邦彦氏の現役時代から古い付き合いがあり、武兄弟のデビュー時から多くの所有馬を乗せてきた。その関係性は今もなお深く結ばれており、武幸厩舎にも多くの所有馬を委託することが考えられる。
 
2013年のオークスで嬉し涙を流す松本オーナーと幸四郎

2013年のオークスで嬉し涙を流す松本オーナーと幸四郎

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馬主歴2~3年とまだキャリアの浅い松島正昭氏が率いる(株)キーファーズ。この馬主は鞍上に武豊しか指名しない徹底ぶりで、一緒に凱旋門賞へ行くのが夢と全面的に公言している。現に武豊の都合が合わない時には、弟の幸四郎に多くの騎乗依頼をしており、調教師転身後も所有馬を委託してもらえる可能性は十分にある。

何と言ってもキーファーズの馬はなかなかの高額な良血馬が多く、もし委託されるとなれば厩舎にとってはかなり大きなチャンスになるに違いない。
 
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多くのファンが待ち望んでいるのが、幸四郎×豊の兄弟タッグだろう。いつか弟の管理馬で兄がG1制覇となれば、ファンは号泣すること間違いない。ただ、今現在も各方面から騎乗依頼の絶えない武豊にとって一つの厩舎に固定して主戦となるのはかなり難しいかもしれないが、これからはこのコンビが競馬界を沸かせてくれそう。

弟が偉大な兄に指示を出すシーンを想像するだけで笑えてしまうが・・・。
 
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兄である武豊やリーディング上位の騎手を確保できなかった場合、真っ先に白羽の矢が立ちそうなのが、幸四郎の一つ後輩にあたる池添謙一だ。大舞台で抜群の勝負強さを発揮する池添は、37歳ながらG1・22勝という脅威の成績を残し、2011年にはオルフェーヴルで史上最年少三冠ジョッキーになるなどその腕前は誰もが認めている。

現に池添は、普段から決して騎乗機会が多いとは言えず、父である池添兼雄厩舎以外、各陣営から依頼が集中するタイプではない。

もし、実績豊富で且つ若駒の育成に定評のある池添が手を貸してくれるとなれば、武幸厩舎にとってはかなり心強いはずだ。
 

まとめ

 
騎手を引退してしまうのはとても残念だが、武幸四郎なら調教師として大成功すると確信している。20年もの間培ってきた調教のノウハウはもちろん、騎手と調教師の両目線で馬を見れることは必ずプラスになるはずだし、何よりも幸四郎の気さくな人柄なら、多くの馬主さんが愛馬を託してくれるだろう。

まずは残り2ヶ月弱と少ない騎手人生で、一つでも多く勝ち星を挙げられるように頑張ってほしい。

武幸四郎の第二の人生に幸あれ!!
 
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