5月8日の京都競馬場でアクシデント発生

 
日吉正和調教師(44歳)

日吉正和調教師(44歳)

生年日:1972年1月1日
出身地:福岡県
開業年:2010年
管理馬:ヤマニンウイスカー、クラウンレガーロなど

1991年に騎手デビュー。その後、2003年に引退してからは各厩舎の調教助手を経て2010年に厩舎を開業。
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今年の5月8日、京都競馬場内のパドックに向かう通路にて他厩舎の馬が暴れた所、その近くに立っていた日吉調教師の顔に後ろ脚が強打。当時の情報では顎の骨折、脳挫傷、首の静脈が切れて意識不明の状態で病院へ運ばれたとの事。

その後、意識は回復したものの怪我の状況は全般的な生活にも支障を来す程だったそうだ。暫くは厩舎も存続させていたが、本格的な運営は難しいと判断を正式に勇退届けを提出。これを受け、JRA側も正式に受理し今月の20日限りで日吉厩舎は閉業する運びとなった。
 

日吉厩舎の代表馬

 
ヤマニンウイスカー 牡

ヤマニンウイスカー 牡

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:マダニナ
母父:Sadler's Wells
所属:日吉正和厩舎(栗東)→千田輝彦厩舎(栗東)
生産:錦岡牧場(新冠町)
馬主:土井肇

通算成績:37戦6勝(6-6-2-23)
主な勝鞍:キャピタルSなど
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クラウンレガーロ 牡

クラウンレガーロ 牡

父馬:グラスワンダー
母馬:エクストラニュース
母父:エンドスウィープ
所属:日吉正和厩舎(栗東)→天間昭一厩舎(美浦)
生産:大栄牧場(新冠町)
馬主:クラウン

通算成績:19戦2勝(2-4-2-11)
主な勝鞍:五頭連峰特別など
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新しく杉山晴紀厩舎が開業

 
杉山晴紀調教師(中)

杉山晴紀調教師(中)

生年日:1981年12月24日(34歳)
出身地:神奈川県出身
開業年:2016年

04年武宏平~14年高橋康之厩舎にて調教役を務める。かつて担当していたのは菊花賞馬のスリーロールスなど。
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今年の調教師免許に合格した新規調教師候補の3人の中でも、先陣を切って杉山厩舎が急遽開業する事となった。

本来なら来年の春に定年で引退する調教師と交代する形で厩舎をスタートさせるのが通例。しかし、今回は急遽日吉厩舎が解散する代わりに杉山師に馬房を分け与えられた形だ。21日付けで杉山厩舎が12馬房にて本格的に始動する。
 

調教師試験に合格した際のコメント

 
「96年に菊花賞を勝ったダンスインザダークに魅せられて、それがこの世界に入るきっかけになりました。そのダンスインザダークの子で菊花賞を獲らせてもらいました。今度は調教師として菊花賞を勝てるような馬をつくりたい」
 

まとめ

 
日吉師も今回の閉業には苦渋の決断を要しただろう。まだ44歳と年齢も若く、調教師としてはこれからが本番といった時期に事故に遭う不運。こればかりは仕方のない事だが、ニュースを耳にした我々も何処か胸に支えが残る引退である。

さすがに馬がスパイクを履いた状態でその蹴りを喰らった場合、最悪は死に至る事も有り得る。春先のアクシデントからこれまで療養しながら厩舎の運営を試みて来たが、今の状態では永続的な業務が厳しかったのだろう。この半年間という期間に日吉師の絶え間ぬ努力や並々ならぬ想いが伝わって来る。
 
代わって、想いも拠らぬタイミングで厩舎をスタートさせる事となった杉山師。

これはかつて杉山師が武宏平厩舎に従事している時の話だ。管理していたメルシーモンサンが未勝利で引退するという中、障害調教で手応えを感じていた師は武調教師に障害へ転向する事を勧め、その後に障害のGⅠを勝つ快挙を成し遂げるという逸話を持つ。即ち、馬の適性能力を見抜く眼が確かな証拠。

その類まれな相馬眼で質の良い馬を集め、いち早く重賞で活躍する馬をどんどん輩出して欲しい。やるからには日吉調教師の分まで、二人分の大活躍をお願い致します。

何はともあれ、日吉調教師はお疲れ様でした。ゆっくり体を休めてまた違う形でご活躍される事をお祈り申し上げます。

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