総合順位
①アロゲート 134ポンド
昨年の4月にデビューし3着に敗れた後、折り返しの未勝利戦から怒涛の5連勝。特に初GⅠ挑戦となったトラヴァーズSでは、2着に13馬身差を付けるレコードタイムのおまけ付きで快勝した。そして、迎えた11月のBCクラシックで当時世界最強とされていたカリフォルニアクロームとの一騎打ちに勝利し、堂々のワールドチャンピオンの座に君臨。
②カリフォルニアクローム 133ポンド
中間発表では堂々の1位だった同馬。実際、昨年は8戦7勝とほぼ完璧な内容でシーズンを過ごしており実質のNo.1はこの馬と言えるだろう。唯一の敗戦がBCクラシックであり、その結果だけで反映された不本意なランキングとも言える。6歳馬ながらまだ現役でありこれからの挽回に期待。レコードタイムで圧勝したドバイワールドCの走りが忘れられない。
③ウィンクス 132ポンド
歴史的名牝のウィンクスが第3位。芝部門では事実上のトップで、昨年は8戦8勝とパーフェクトな成績を残しました。10月のコックスプレートでは2着に8馬身差を付ける圧勝劇で13連勝も達成し、世界のホースマンを驚かせる。現在6歳馬ではあるが、南半球生産馬で遅生まれと言う事もあり馬はまだまだ若い。
④アルマンゾル 129ポンド
昨年の仏ダービー馬で、秋の英チャンピオンSでは次走の凱旋門賞を圧勝するファウンド相手に豪快な差し切り勝利を収めている。ツボにハマった時の末脚は強烈なものがある。その前の愛チャンピオンSでもファウンドを負かしており、現在のヨーロッパではこの馬がトップの座に君臨していると言っても過言ではない。
⑤モーリス 127ポンド
昨年の天皇賞秋、香港Cを連勝し有終の美を飾ったモーリス。特に後者のレースでは、出遅れて道中後方から直線だけで一気に突き抜けての圧勝。勝ち方を見る限りもう1年は優に走れる状態とも思えたが、逆を言えば脂が乗っている時の引退で最高の引き際だったのだろう。個人的には、芝の2000m以下では世界1位の実力ではないかとさえ思っている。
⑤エイシンヒカリ 127ポンド
ご存知、韋駄天の快速馬エイシンヒカリ。昨年のイスパーン賞では衝撃の大差で仏GⅠを制覇。しかも、その前の香港Cから国際GⅠを2連勝と言う快挙だった。そのイスパーン賞での勝ち方が評価されてのランクインで、実際の能力としては上記5頭と比べるとやや見劣りする点は否めない。但し、圧勝か惨敗の戦績とその破天荒なレースぶりで人気は文句なしのトップクラス。
⑦フロステッド 126ポンド
元々素質の高い馬だったが、エイシンヒカリ同様に昨年のメトロポリタンHで14馬身差の驚異的なパフォーマンスが評価されてランクイン。しかし、その時のダートマイル1分32秒台は驚きとしか言い様が無く、成績にムラはあるものの潜在能力だけなら一級品のモノを持っていると言えよう。既に引退し種牡馬入りが決定している。
⑧ファウンド 124ポンド
言わずもがな昨年の凱旋門賞馬。しかし、それ以外では2着が11回とツメの甘さも随所に見せており、その分の取りこぼしが強さを確立させない部分もある。それでも21戦して4着以下が1度しか無いと言うのはかなりの安定感だ。馬主孝行的な観点で考えると確実にトップランカーだろう。
⑧ハートネル 124ポンド
イギリスを主戦場としていた時はパッとしなかったが、オーストラリアに移ってからメキメキと頭角を表したハートネル。移籍直後にGⅠを連勝するなど余程水があったのだろう。昨年もターンブルSを圧勝、コックスプレート&メルボルンCで入着するなど安定感も抜群で、何よりスプリント戦から長距離までこなせるオールラウンダーでもある。
⑧ポストポンド 124ポンド
一昨年から昨年にかけて破竹のGⅠ4勝を含む6連勝を達成。中にはドゥラメンテを子供扱いしたドバイシーマクラシックなど中身も濃い。集大成となる予定だった凱旋門賞では1番人気に支持されるも、精彩を欠いて5着に惜敗してしまった。それでも残りのレースの内容が評価されて堂々の8位に食い込んだ。
⑧ワーザー 124ポンド
香港移籍後から快進撃を続けるワーザー。その昨年は香港ダービーとクイーンエリザベスⅡCを制し年度代表馬にも選出された。後者のレースでは2着以下に4馬身以上もの差を付けるハイパフォーマンスだった事もあり今回のトップ10にランクイン。ちなみに、馬名はワーザーの他にウェーザーやウェルテルと言う表記もあるので注意。
まとめ
以上が10位内の馬まとめでした。
以下は、123ポンドにハイランドリール、ナイキスト、キタサンブラック、サトノクラウンが並んで続く。その他の日本馬ではサトノダイヤモンドが122ポンド、ドゥラメンテとマカヒキが121ポンド、ゴールドアクターとリアルスティールにディーマジェスティが120ポンドにランクインされている。
エイシンヒカリやフロステッドに見られる、ハマって圧勝した1戦のみが評価されやすいランキングなのだ。勿論、改めて修正されるケースもあるがそれでもキタサンブラックよりもエイシンヒカリの方が上になっているランキングは極めて信頼性に欠ける。
但し、昨年から海外馬券も発売され、こう言った外国馬のレーティングなどもあながちバカに出来ない貴重な情報源となっている。その他のサイトや公式プロフィールなども交え、また定期的に独自レーティングなども発表して行く予定。どうぞお楽しみに。
以下は、123ポンドにハイランドリール、ナイキスト、キタサンブラック、サトノクラウンが並んで続く。その他の日本馬ではサトノダイヤモンドが122ポンド、ドゥラメンテとマカヒキが121ポンド、ゴールドアクターとリアルスティールにディーマジェスティが120ポンドにランクインされている。
エイシンヒカリやフロステッドに見られる、ハマって圧勝した1戦のみが評価されやすいランキングなのだ。勿論、改めて修正されるケースもあるがそれでもキタサンブラックよりもエイシンヒカリの方が上になっているランキングは極めて信頼性に欠ける。
但し、昨年から海外馬券も発売され、こう言った外国馬のレーティングなどもあながちバカに出来ない貴重な情報源となっている。その他のサイトや公式プロフィールなども交え、また定期的に独自レーティングなども発表して行く予定。どうぞお楽しみに。
母馬:Bubbler
母父:Distorted Humor
所属:Bob Baffert厩舎(米)
生産:Clearsky Farms(米)
馬主:Juddmonte Farms, Inc.
通算成績:6戦5勝(5-0-1-0)
主な戦績:BCクラシックなど