ハローユニコーン|土曜中山9R|黄梅賞

 
ハローユニコーン 牝3歳

ハローユニコーン 牝3歳

父:ハーツクライ
母:サンタローズ
母父:パントレセレブル
調教師:鮫島一歩(栗東)
馬主:CHEVALATTACHE
生産者:村下明博
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紅一点ハローユニコーンが後方2番手から豪快に差し切ってキャリア2勝目をマーク。昨年7月のデビューから4戦目で初勝利を挙げたハローユニコーンだが、過去に敗れた相手は、アドマイヤウイナー、エトルディーニュ、ガンサリュートといった後に重賞で好走する牡馬ばかり。ただ単に相手が悪かったとしか言えず、そこで好勝負をしてきた本馬の素質はなかなかのもの。前走のエルフィンSでも勝ち馬サロニカとは0秒4差の5着と大きく負けておらず、同世代の牝馬同士なら重賞でもチャンスはありそうだ。何と言っても今年のハーツクライ産駒は、アドマイヤミヤビ、リスグラシュー、スワーヴリチャードなど性別問わず粒ぞろいな世代。本馬もアッと言わせる可能性は高い。
 

クライムメジャー|日曜阪神7R|3歳500万下

 
クライムメジャー 牡3歳

クライムメジャー 牡3歳

父:ダイワメジャー
母:クライウィズジョイ
母父:トニービン
調教師:池江泰寿(栗東)
馬主:シルクレーシング
生産者:レイクヴィラファーム
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半兄に日経新春杯など重賞4勝のサトノノブレス(父ディープインパクト)がいる期待の良血が今年初戦で待望のキャリア2勝目を挙げた。単勝オッズ1.6倍の断然人気に推されたレースは、最内枠スタートから3番手で折り合うと、直線ではマイネルパラディが抜け出したところをゴール前でアタマ差交わしてフィニッシュ。着差こそ広がらなかったが、昨年以上にレースセンスと決め手に磨きがかかった印象だ。昨年のデビュー戦では牝馬路線の中心核アドマイヤミヤビを下したほどの逸材で、いずれはGⅠでも好勝負ができるポテンシャルの持ち主。次走はNHKマイルCの前哨戦にあたるニュージーランドTが有力だが、ここで好走できれば本番でも面白い存在になる。次が試金石だ。
 

タイセイサミット|日曜阪神9R|武庫川S

 
タイセイサミット 牡4歳

タイセイサミット 牡4歳

父:ダイワメジャー
母:ヴァインドレッサー
母父:エンドスウィープ
調教師:矢作芳人(栗東)
馬主:田中成奉
生産者:社台ファーム
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昨年の3歳重賞でも好走してきたタイセイサミットが距離短縮に成功して4つ目の勝鞍を奪取。前走の芝2000mからマイルへ短縮して臨んだ一戦は、中団の位置で先行馬を見るようにレースを進めると、直線では外から脚を伸ばして一気に強襲。最後は2着馬デルカイザーを半馬身差凌いでゴールした。この勝利で昇級を果たし次戦はいよいよ古馬OPになるが、3歳時の昨年は弥生賞4着、毎日杯3着と上位争いをしてきた逸材。血統的に2000mよりはマイルの方がベストだと思われ、力をつけている今なら重賞でも好勝負は可能なはず。ただ、今回の相手は前走よりも格下な印象で勝って当然の結果だった。相手が強化される次走が今後を占う一戦になる。
 

アストラエンブレム|日曜阪神11R|大阪城S

 
アストラエンブレム 牡4歳

アストラエンブレム 牡4歳

父:ダイワメジャー
母:ブラックエンブレム
母父:ウォーエンブレム
調教師:小島茂之(美浦)
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム
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2008年の秋華賞馬ブラックエンブレムの仔アストラエンブレムが力の差を見せつけて快勝。デビューから9戦全てでマイルを使われてきたが今回初の芝1800mに挑戦。本馬は4勝全てが左回りで挙げたもので、且つ未経験の阪神コースと不安要素が多かったが、終わってみれば上がりはメンバー最速タイの32秒8。昨年、マイル重賞でも見せ場を作ってきた良血がようやく本格化の兆しを見せている。両親がGⅠウイナーということからもかかる期待は大きく、4歳の年齢からもまだまだこれからの馬。さまざまなカテゴリーで同世代が大活躍を見せるなか、絶対王者モーリスが引退して手薄な古馬マイル路線の中心になれるか。ここから連勝街道を突っ走りたい。
 

まとめ

 
以上、3月第1週の結果を受けての次走注目馬4頭をピックアップ。

なかでもクライムメジャーとアストラエンブレムのダイワメジャー産駒には期待大。
クライムメジャーは中距離が得意な半兄サトノノブレスと比べ血統的にもマイルでこそのタイプ。昨年7月のデビュー戦では牝馬路線の有力候補アドマイヤミヤビを負かしており、その滞在能力は証明済み。NHKマイルCへ無事に進めれば是非とも本命視したい。

アストラエンブレムは未経験のコースと距離を克服できたのが大きく、4歳になり自慢の切れ味にも磨きがかかった。この勢いならGⅠ制覇も夢ではない。今年の大飛躍に期待したい。

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