7月の新馬戦番付

 

【横綱】 トリコロールブルー 102.5

 

【大関】 クライムメジャー・コウソクストレート 99

 

【関脇】 ダンビュライト・ソウルスターリング・モーヴサファイア 98.5

 

【小結】 グリトニル・ディーパワンサ 97.5

 

【前頭筆頭】 アピールバイオ・タガノアシュラ 97

 

※レーティングは随時調整を行っています。

 

各馬寸評

 
トリコロールブルー 牡2歳

トリコロールブルー 牡2歳

父馬:ディープインパクト
母馬:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal
所属:友道康夫(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:(有)シルクレーシング
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【横綱・トリコロールブルー】
好スタートからあえて下げる競馬を試みた。結果、前が出し入れの多い激しい展開となった事もあるが、それらの乱れたペースに動じる事無く後方でジッと待機出来る操縦性は特筆モノ。直線手前で鞍上の指示通り大外へ持ち出すとそこからは異次元の脚で伸びて快勝した。まだ体の使い方もぎこちないままでこの強さなのだから、これからの成長が非常に楽しみな1頭である。
 
クライムメジャー 牡2歳

クライムメジャー 牡2歳

父馬:ダイワメジャー
母馬:クライウィズジョイ
母父:トニービン
所属:池江泰寿(栗東)
生産:レイクヴィラファーム(洞爺湖町)
馬主:(有)シルクレーシング
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【大関・クライムメジャー】
サトノノブレスの弟が鮮烈デビュー。道中、中団追走から直線で一気の末脚で他馬を撫で斬って見せた。伸びて来る時の姿は一級品のそれと見間違う様な迫力。父がダイワメジャーに変わりパワーが備わった事で、短距離を中心に兄以上の活躍する事が出来るだろうか。今後のローテーションを大いに注目したい。
 
コウソクストレート 牡2歳

コウソクストレート 牡2歳

父馬:ヴィクトワールピサ
母馬:メジロアリス
母父:アドマイヤコジーン
所属:中舘英二(美浦)
生産:レイクヴィラファーム(洞爺湖町)
馬主:野崎昭夫
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【大関・コウソクストレート】
ノーステッキ・持ったままでの完勝劇。その競馬でタイムは22秒台なのだから恐れいった。血統・走法から見てもやや短距離向きの雰囲気で、持ったとしても2000mまでか。逆にマイルまでなら重賞級の器。前述のクライムメジャーとも双璧をなす程の能力は秘めている様に思える。後は、本気で走った時のギアチェンジが何段上まで持っているかにもよる。
 
ダンビュライト 牡2歳

ダンビュライト 牡2歳

父馬:ルーラーシップ
母馬:タンザナイト
母父:サンデーサイレンス
所属:音無秀孝(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング
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【関脇・ダンビュライト】
各注目馬が集まった1戦での完勝で能力の違いをまざまざと見せつけた。他馬が不良馬場で走り辛そうにする中、ダンビュライトだけスイスイと走りやすそうに駆けて行ったがこれも力がないと出来ない芸当だ。願わくば、良馬場での走りをもう一度見てから判断したい気もするが…いずれにせよ、インパクト込みで高水準の評価を与えておく。
 
ソウルスターリング 牡2歳

ソウルスターリング 牡2歳

父馬:フランケル
母馬:スタセリタ
母父:Monsun
所属:藤沢和雄(美浦)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース
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【関脇・ソウルスターリング】
やや後方から進めエンジンの掛かり具合に遅さは見られたものの、先に抜け出したアドマイヤマンバイをきっちりゴール前で差し切る当たりはツキ含めて本馬のスター性を感じた。何と言ってもあのフランケル産駒。洋芝の適正が高かった事もあるが、軽い走りをしているので中央の高速上がりでも十分対応出来そう。距離も2000mまでなら許容範囲だ。
 
モーヴサファイア 牝2歳

モーヴサファイア 牝2歳

父馬:ハービンジャー
母馬:モルガナイト
母父:アグネスデジタル
所属:池添学(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:吉田和美
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【関脇・モーヴサファイア】
大きなストライドで体を全体的に躍動させる動きは如何にも長距離でこそのタイプ。それでも力の違いでマイル戦を好タイムの完勝。1800m以上のレースでもう一度そのポテンシャルを見てみたい気もするが、牝馬だけに適正レースの少なさがネックか。牡馬相手に戦って行く事を考えると、来年の春以降に本領発揮する様なローテーションとなるだろう。但し、ハービンジャー産駒だけに2戦目以降の走りが肝心だ。
 
グリトニル 牡2歳

グリトニル 牡2歳

父馬:ナカヤマフェスタ
母馬:ファーストサイト
母父:メジロライアン
所属:浅見秀一(栗東)
生産:明治牧場(新ひだか町)
馬主:杉山忠国
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【小結・グリトニル】
直線の半ばから外に持ち出すと、一瞬の切れ味で全馬差し切り勝ち。正直、まともに競馬したのは残り400mくらいのものだった。タイムも平凡でこのレースだけで評価すべきでない点も多いが、それでも決してフロッグではない確かな走法から見ても能力自体はある。後は、これをコンスタントに発揮出来るかだが…恐らく問題ないと見て良いだろう。
 
ディーパワンサ 牝2歳

ディーパワンサ 牝2歳

父馬:ディープブリランテ
母馬:ポロンナルワ
母父:Rahy
所属:松本武士(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:(有)キャロットファーム
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【小結・ディーパワンサ】
牝馬らしからぬ強引な競馬で馬群を割って抜け出し完勝。走法もグッと頭を下げロスの無い動きで、如何にも勝負根性抜群なタイプ。次走の中京2歳Sも完勝し早くもオープン入りしている。近親にシンハライトもいるので今後の成長力もありそうで、短距離よりは距離も伸びて良い筈だ。厩舎が心配の種ではあるが能力は既に重賞級。
 
アピールバイオ 牝2歳

アピールバイオ 牝2歳

父馬:ネオユニヴァース
母馬:ビクトリアスバイオ
母父:キングカメハメハ
所属:牧光二(美浦)
生産:坂東牧場(平取町)
馬主:バイオ
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【前頭筆頭・アピールバイオ】
レース自体は単調でタイム・上がり共に平凡だったが、本馬のスピード能力自体は高い。直線でもフラつきながら後続に8馬身差を付ける辺り絶対値が違う様で、走りに子供っぽさが抜けて来ればかなり期待が出来そうだ。血統的にはマイル~中距離でこその馬。今後のローテーションに要注目だろう。
 
タガノアシュラ 牡2歳

タガノアシュラ 牡2歳

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:レイサッシュ
母父:パラダイスクリーク
所属:五十嵐忠雄(栗東)
生産:新冠タガノファーム(新冠町)
馬主:八木良司
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【前頭筆頭・タガノアシュラ】
逃げてレコード勝ち。この事象だけで本馬の能力は評価すべき。展開の助けもなく、只1頭だけの競馬で記録を塗り替えているのだから大したものだ。あとは、控えた時にどれだけのポテンシャルを発揮出来るか。近親にステイゴールドやドリームパスポートがいるだけに成長力もある。個人的に期待したい1頭。
 

まとめ

 
7月はトリコロールブルー。

レースぶりが大人びており、どの様な展開になろうとも限りなく自身の走りは崩さず安定した結果を残せるタイプだろう。ステイゴールド産駒にしては珍しく鞍上にも従順で、今後の成長次第ではかなり上まで行ける筈。前捌きが若干固めな所が気になるので、もう少し体の使い方を覚えると尚良い。

後は、モーヴサファイア&ディーパワンサの牝馬2頭。いずれも限定戦なら既に重賞でやれるポテンシャルがあると見ている。前者は2000m以上、後者は2000m以下が主戦場となる模様。

徐々にオープン戦も施行されており、各レーティングの調整もして行かなかればならない状況。まとまった総合的な記事もまた別で上げる予定なので、どうぞそちらもお楽しみに。

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