土曜阪神3R ダート1800m
◆インペリオアスール 牡3歳
9つ上の半兄に、2008年の日本ダービーなど重賞4勝を挙げたディープスカイがいる血統。インペリオアスールは、一族では初となるエンパイアメーカー産駒で、血統背景からもダート向きだろう。管理する石坂調教師は、『まだ動きに良くなる余地は残すが、使いながら変わってきそう』と初戦から必勝態勢とはいかないようだが、血統の底力で難なくクリアできそうな感じもする。とは言え、兄ディープスカイも初勝利まで時間を要したように本馬も長い目でじっくり見たい。
◆ララメダイユドール 牡3歳
2つ上の半兄カフジテイクは、今年の根岸Sで重賞初制覇を飾り、フェブラリーSでも3着に入った現役屈指のダート巧者。弟のララメダイユドールは、父がゴールドアリュールに変わり新味を出してくれそう。兄カフジテイクは、1200m~1400mで好成績を挙げているが、弟の本馬は距離が延びても融通が利きそうなタイプ。陣営は秘めたポテンシャルを評価しており、先々まで楽しみな逸材だ。
土曜阪神5R 芝1600m(未勝利戦)
◆マンディ 牝3歳
半姉レッドジュディスは、5戦未勝利のまま引退したが、縦兄弟に2104年のマイラーズCをレコード勝ちしたワールドエースがいる血統。本馬は、昨年11月にゲート試験に合格し、ここまで入念に調整されてきた。今回、武豊騎手の中京遠征に照準を合わせて参戦するようで、当日の気配次第では十分に勝ち負けを演じられるはずだ。相手はすでに初出走を終えた馬が大半だが、高い滞在能力を生かして初陣を飾れるか。
その他の注目馬
インペリオアスール、ララメダイユドールが出走する土曜阪神3Rには、『ステイゴールド×メジロマックイーン』の黄金配合で誕生したヴォーチェドーロ(牝3)がスタンバイ。オルフェーヴル、ゴールドシップ、ドリームジャーニーといったGⅠウイナーを輩出した血統背景からも期待したい一頭だ。
さらに同じレースには、ダートで4勝を挙げたミッキーバラードの半弟にあたるジューダス(父:エンパイアメーカー)が登場する。こちらもダート路線での活躍が大いに期待できる。
さらに同じレースには、ダートで4勝を挙げたミッキーバラードの半弟にあたるジューダス(父:エンパイアメーカー)が登場する。こちらもダート路線での活躍が大いに期待できる。
まとめ
3歳世代による新馬戦も今週を含めて残り2週となった。芝のレースはすでに終了しているが、ダート戦にはまだ出走していない期待の素質馬がまだ多くいる。その一方で、運なく除外される馬も多く、新馬戦に間に合わない可能性も十分あるが、未勝利戦に出ても期待できるだろう。
新入厩組では、昨年のエリザベス女王杯覇者クイーンズリングの半弟モンドバーグがゲート試験合格を目指してトレセン入り。さらに東京ホースレーシング期待のレッドアランダが近々のデビューを目指して再入厩しており、まだまだ見所は多い。
新入厩組では、昨年のエリザベス女王杯覇者クイーンズリングの半弟モンドバーグがゲート試験合格を目指してトレセン入り。さらに東京ホースレーシング期待のレッドアランダが近々のデビューを目指して再入厩しており、まだまだ見所は多い。
母:アビ
母父:Chief's Crown
調教師:石坂正(栗東)
馬主:シルクレーシング
生産者:笠松牧場
兄弟:ディープスカイ(父:アグネスタキオン)