阪神ジュベナイルフィリーズを制したあと、桜花賞へ向けて調整が進められていたショウナンアデラだったが、3月に右第三中手骨の骨折が判明し、全治6か月以上の休養を余儀なくされた。

その後、秋の復帰を目指していたが、10月に再び骨折が判明し、3歳シーズンを全休せざるを得なくなってしまった。
 
ショウナンアデラ(美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

ショウナンアデラ(美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

父:ディープインパクト
母:オールウェイズウィリング
母父:Elusive Quality

主な勝ち鞍:2014年阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
 
デビューから3戦2勝で阪神ジュベナイルフィリーズでは5番人気に支持される。
スタートで出遅れてしまい、後方からのレースを強いられたが、直線ではメンバー中最速の上がり3F34.0秒の末脚を発揮し、外から豪快に差し切って優勝した。

この時点で翌年のクラシックはルージュバックと共に主役になれると大きな期待を寄せられていたが、骨折で戦線離脱するという最悪の結果になってしまった。
 

2014年第66回阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) レース動画

1着⑯ショウナンアデラ(蛯名)
2着⑪レッツゴードンキ(浜中)
3着④ココロノアイ(横山典)
4着⑱ムーンエクスプレス(松山)
5着アルマオンディーナ(幸)
 

復帰戦に強敵が揃う

 
今年のヴィクトリアマイルで約1年半ぶりに実戦に復帰するショウナンアデラだが、最大の不安材料は脚元に爆弾を抱えていることと、いきなりのG1レースでどれだけの力が出せるのかということになる。

ましてや今回は、昨年のジャパンカップ覇者ショウナンパンドラや二冠馬ミッキークイーン、重賞2連勝中のスマートレイアー、同年代ながらいまだ未対戦のルージュバックなど強敵が揃っており、ぶっつけ本番ではさすがに厳しいという見方が多い。
 
ショウナンパンドラ(栗東・高野友和厩舎)

ショウナンパンドラ(栗東・高野友和厩舎)

昨年のジャパンカップで強豪牡馬相手に豪快に差し切って優勝し、秋華賞に続く2つ目のG1タイトルを手にした。唯一1600mの距離が不安視されているが、心身共に充実期を迎えている今なら絶対的な能力でカバーできそう。
 
ミッキークイーン(栗東・池江泰寿厩舎)

ミッキークイーン(栗東・池江泰寿厩舎)

昨年のオークスと秋華賞を制し牝馬二冠を達成。牡馬にも劣らない瞬発力と強烈な末脚が最大の魅力だ。ショウナンパンドラに比べ、1600mの距離は一番得意としており、間違いなく上位人気が期待される。
 

はたして勝機はあるのか

 
通常なら1年半も実戦から遠ざかっていれば誰もが厳しいと考えるのだが、二ノ宮調教師といつもは愛馬のレースに関してとても慎重なオーナー国本哲秀氏がゴーサインを出したという事は、それなりの手応えがあるからだと思われる。

今回”ショウナン”はパンドラとアデラの2頭出しになる。上位人気が予想されるパンドラに対してアデラは二桁人気になるだろう。
おそらくこの人気で買えるのは今回が最後になると思うし、「2頭出しは人気薄を買え」という言葉があるように、2戦負けなしの東京コースで大激走を期待したい。

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