今年の開幕から勝ち星を量産し、クリストフ・ルメールと共にリーディングのワンツー争いをしていたミルコ・デムーロ。しかし、4月の皐月賞でリオンディーズが直線で斜行し9日間の騎乗停止処分を受けると、そこから徐々に歯車が狂い始める。

今(6月22日現在)では1位の戸崎圭太が91勝、2位のクリストフ・ルメールが87勝を挙げているのに対して、ミルコ・デムーロは69勝の3位とまぁまぁ食い下がっているものの、上位の2人がこのままのペースで勝ち星を挙げて行けば、リーディングジョッキーの座は遠ざかってしまう。更に4位の川田将雅が64勝の5勝差と迫っており、早く不調から抜け出さなければリーディング争いどころかトップ5からも脱落しかねない状況だ。
 
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ミルコ・デムーロ(37歳)
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先週、単勝1倍台を盛大に飛ばす

 

6/18 阪神1R サトノホルス 1.7倍→3着

 
サトノホルス(牡2歳)

サトノホルス(牡2歳)

父:ハーツクライ
母:セルキス
母父:Monsun
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
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前走の新馬戦(2着)と今回の未勝利戦で圧倒的1番人気に支持されたサトノホルス。里見治オーナー期待の一頭だけに早く未勝利を抜け出してもらいたい。
 

6/18 阪神6R エックスマス 1.7倍→2着

 
エックスマス(牡3歳)

エックスマス(牡3歳)

父:メイショウサムソン
母:ブリトマルティス
母父:スペシャルウィーク
所属:森秀行厩舎(栗東)
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今回が初コンビとなったレースで1.7倍の圧倒的1番人気に支持されるが、最後の叩き合いで敗れて惜しくもハナ差の2着。これでデビューから6連敗を喫し、次こそはますます何が何でも勝たなければいけない状況になってしまった。
 

6/18 阪神10R ラヴァーズポイント 1.7倍→6着

 
ラヴァーズポイント(牝6歳)

ラヴァーズポイント(牝6歳)

父:マイネルラヴ
母:ハートフルシフォン
母父:タマモクロス
所属:高橋康之厩舎(栗東)
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デムーロ人気で1.7倍にまで支持されたが、最後は手応えがなく7頭立ての6着と惨敗。馬の能力を考えれば1倍台はかなり酷で、こればかりは少し可哀想な気がする。
 

6/19 阪神8R タニノアーバンシー 1.6倍→2着

 
タニノアーバンシー(牝3歳)

タニノアーバンシー(牝3歳)

父:Sea The Stars
母:ウオッカ
母父:タニノギムレット
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
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名牝ウオッカの第3子にあたるタニノアーバンシーだが、デビューから5連敗を喫し、前走でようやく初勝利。今回は鞍上がミルコ・デムーロということもあり、1.6倍の1番人気に支持されたが、勝ち馬に3馬身半差離され完敗。なかなか母のようにはいかないものだ。
 

6/19 阪神11R クイーンズリング 1.7倍→2着

 
クイーンズリング(牝4歳)

クイーンズリング(牝4歳)

父:マンハッタンカフェ
母:アクアリング
母父:Anabaa
所属:吉村圭司厩舎(栗東)
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能力と実績からここで負ける要素が見当たらず、誰もが納得の圧倒的1番人気だったが、4番人気のケントオーに4馬身離され2着。道悪が響いたのもあるが、やはり鞍上に流れが向いていないのが大きな要因だろうか。
 
先週のミルコ・デムーロは土日合わせて17頭の上位人気馬に騎乗して僅か1勝。その中で1番人気に支持されたのが9頭、そして9頭全て飛ばすという悲惨な結果に終わってしまった。
 

果たしてドゥラメンテは大丈夫か??

 
ドゥラメンテ(牡4歳)

ドゥラメンテ(牡4歳)

父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
所属:堀宣行厩舎(美浦)
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今週は上半期の大一番・宝塚記念で昨年の二冠馬ドゥラメンテに騎乗予定。そのドゥラメンテはキタサンブラック、アンビシャス、ラブリーデイといった強豪を抑えての1番人気が有力で、ここを勝って現役最強馬の称号を確実なものにしたい。

ミルコ・デムーロは「今まで乗ってきた馬の中でナンバーワン」と太鼓判を押しており、今年は凱旋門賞という最大目標があるので、国内では絶対に負けられないだろうし、秘めた能力は間違いなくトップだ。
今回は鞍上が不調でもドゥラメンテの絶対能力で勝ち負けすると信じたい。

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