世界が注目する怪物の子・ソウルスターリング
ガリレオ産駒の父フランケルはイギリスで14戦14勝、うちG1・10勝と輝かしい功績を収めてターフを去った歴史的名馬。Monsun産駒の母スタセリタもディアヌ賞などイギリスとアメリカでG1・6勝を挙げた歴史的名牝。その世界屈指のスーパーホースの間に生まれたのがソウルスターリングである。
ソウルスターリングの千島助手は「初めて乗った時に「おっ!」と思った。この時期の馬にしては、体幹がかなり強い。」と語っているように、グッとせり上がったトモと牡馬勝りの雄大な馬体からは次元の違う相当な脚力が期待できる。
先週は厩舎の先輩で今年のオークス2着馬チェッキーノを相手に併せ馬で先着を果たし、2歳ながらゲートも非常に上手く、スムーズな競馬ができそうだ。
先週は厩舎の先輩で今年のオークス2着馬チェッキーノを相手に併せ馬で先着を果たし、2歳ながらゲートも非常に上手く、スムーズな競馬ができそうだ。
イギリスでは早くもフランケル産駒の重賞覇者が出ており、完成度の高さも最大の魅力になるだろう。まずはデビュー戦でしっかり勝ち切って、暮れの2歳女王決定戦・阪神JFまで進んでもらいたい。
管理する藤沢師は「世界的にすごい馬の産駒をやれる。俺も久しぶりに緊張してるよ。」と多くの名馬を育て上げた名伯楽でさえも身震いするほどの逸材で、これからの日本競馬を牽引して行く可能性は十分に高い。
陣営が唯一懸念していることとは
調教では気難しい面を見せることなく全て順調に来ており、鞍上にもかつて母スタセリタとコンビを組んでG1を4勝したC.ルメールを確保して必勝態勢で初陣を迎えるが、スタッフや競馬関係者のなかで一つの懸念材料が浮上しているらしい。
それは、ヨーロッパ血統がゆえに日本特有のスピード競馬に対応できるかどうか?ということ。ヨーロッパは芝が深く、スピードよりはパワーが大きく求められるが、日本は芝が浅く、圧倒的にキレやスピードが求められる。なので、スローペースから瞬発力勝負になると一気に分が悪くなるというのが関係者の見解であるようだ。こういった心配があって、札幌競馬でのデビューになったようだが、仮にここで強い勝ち方をしても大きな信頼を置いて良いかはわからず、この不安はこれから先もずっと付き纏うものだと思われる。
それは、ヨーロッパ血統がゆえに日本特有のスピード競馬に対応できるかどうか?ということ。ヨーロッパは芝が深く、スピードよりはパワーが大きく求められるが、日本は芝が浅く、圧倒的にキレやスピードが求められる。なので、スローペースから瞬発力勝負になると一気に分が悪くなるというのが関係者の見解であるようだ。こういった心配があって、札幌競馬でのデビューになったようだが、仮にここで強い勝ち方をしても大きな信頼を置いて良いかはわからず、この不安はこれから先もずっと付き纏うものだと思われる。
とはいえ、「16冠配合」から誕生したソウルスターリングならこんな世間の不安を一蹴してくれるはずだ。まずは世界が注目するデビュー戦で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待したい。
母:Kind
母父:Danehill