129ポンドで世界首位の座へ

 
エイシンヒカリ 牡5歳

エイシンヒカリ 牡5歳

父馬:ディープインパクト
母馬:キャタリナ
母父:Storm Cat
所属:坂口正則厩舎(栗東)
馬主:栄進堂
生産:木田牧場(新ひだか町)

通算成績:12戦10勝(10-0-0-2)
主な勝鞍:毎日王冠、香港C、イスパーン賞など
via google imghp
 
今年の頭から6月5日までに行われた主要レースが対象となる「ロンジンワールドベストレースホースランキング」が発表され、5月のイスパーン賞で2着に10馬身差の圧勝をしたエイシンヒカリが129ポンドのレーティングを受けてトップの座に輝いた。

日本調教馬が世界一位になるのは、ジャスタウェイ以来2頭目の快挙となる。

以下がレーティング順位の主な詳細。
 

①129ポンド…エイシンヒカリ

 

②126ポンド…カリフォルニアクローム(米)、ウィンクス(豪)

 

④124ポンド…モーリス(日)、ポストポンド(英)、ナイキスト(米)、ワーザー(港)

 

⑪121ポンド…マカヒキ(日)、ドゥラメンテ(日)

 

⑯120ポンド…サトノダイヤモンド(日)

 

プリンスオブウェールズSとは

 
プリンスオブウェールズS(GⅠ)

プリンスオブウェールズS(GⅠ)

創設:1862年
競場:アスコット競馬場
距離:芝2000m
賞金:75万ポンド(約1億2000万円)
条件:4歳以上・牡牝
via google imghp
 
イギリス王室が主催するアスコット競馬場で施行される格式高い国際GⅠ競走。

ロイヤルアスコット開催2日目のメイン競走で、春シーズンのヨーロッパにおける中距離王決定戦だ。2000年から国際GⅠに認定されてからは賞金も徐々に増額して行き、欧州にしては比較的高めの賞金が特徴で、同開催レース中で最高の賞金額。

今年で123回目という長い歴史を誇り、過去の優勝馬には血統好きにはお馴染みのハイペリオンなどが名を連ねる。ちなみに、昨年は藤沢和厩舎のスピルバーグが挑戦し6着という結果だった。
 

勝てば史上初の3ヶ国GⅠ制覇

 
これまでの日本競馬史上、最高で2ヶ国のGⅠを制覇した馬が複数頭。

ヴィクトワールピサやジェンティルドンナ、ハーツクライにジャスタウェイなどそうそうたるメンバーだが、それでも3ヶ国以上を股にかけて活躍した馬は未だ存在していないのである。

しかも、その内訳のほとんどが「日本+他国」なのだから、今回もしエイシンヒカリがプリンスオブウェールズSを勝った場合は「香港+フランス+イギリス」となるのでその価値は更に高まる。
 

現在、圧倒的1番人気

 
最終登録数は6頭

最終登録数は6頭

各ブックメーカーは断然にエイシンヒカリを1番人気に支持している。その対抗馬としてファウンド、ザグレーギャッツビーが続く。
via google imghp
 
注目馬はファウンド。

前走のコロネーションカップではポストポンドに4馬身と引き離されたが、昨年のブリーダーズカップターフを牝馬として初めて制した実力馬だ。今回の結果でエイシンヒカリとポストポンドの実際の差を図れる物差し的なレースとも言える。

前情報だと、イギリスでは先日に記録的な豪雨が降った影響で馬場状態がかなり悪化しているとの事。前走のイスパーン賞も重馬場で圧勝したエイシンヒカリはかなりの道悪巧者。この事から、更にオッズは下がり1倍台に達している所もあるらしい。
 

まとめ

 
正直、個人的にここは通過点と思っている。

武豊騎手が前走後、「秋にはこの馬でまたフランスに戻って来たい」とコメントしていた様に凱旋門賞への色気をかなり持っているのだ。しかし、凱旋門賞への事前登録を行っていないエイシンヒカリは、仮に出走を表明する場合、追加登録料として約1500万円を支払わなければならない。

イスパーン賞の賞金が数千万円、その他海外遠征費を実費で負担しているオーナーにとってはここで勝たない限り赤字計算の遠征となる算段となる。つまりは、ヨーロッパでも賞金の高いこのレースを勝てば色んな意味で視野が広げられるという事だ。

以上の事から、今回は武豊騎手も恐らく必勝体制で臨む事だろう。ディープインパクト産駒で凱旋門賞を勝利するという、途方も無い夢を実現させる為にもプリンスオブウェールズSは確実に勝たなければいけない。筆者も同じくそう願っている。

関連記事

関連タグ

著者