2016年度優勝 オジュウチョウサン
2016年中山グランドジャンプ(J.GⅠ)
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レース回顧
前哨戦の阪神スプリングジャンプ(J.GⅡ)を快勝したサナシオンが単勝オッズ1.3倍の断然人気に支持された一戦は、3番手でレースを進めた2番人気のオジュウチョウサンが最後の直線で逃げ粘るサナシオンを3馬身半差突き離して優勝し、昨年6着に敗れた大一番で見事に雪辱を果たした。さらにオジュウチョウサンは秋の中山大障害も制して春秋制覇を達成。
2017年中山グランドジャンプ注目馬
オジュウチョウサン【前走:阪神スプリングジャンプ=1着】
昨年、圧倒的なパフォーマンスで障害GⅠ春秋制覇を果たした絶対王者。ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今年は、前哨戦の阪神スプリングジャンプを制してここまで重賞5連勝とその勢いはとどまることを知らない。今回も単勝オッズ1倍台の断然人気が予想されるが、強力ライバルは不在で死角が見当たらない。障害GⅠ3連覇の偉業がかかるプレッシャーに人馬が打ち勝てるか。
アップトゥデイト【前走:阪神スプリングジャンプ=2着】
一昨年の同レース覇者で、同年のJRA最優秀障害馬に選出された障害界のベテランホース。その一昨年の同レース優勝以来勝ち星から遠ざかっているが、2着を4度も確保するなど相変わらず安定感抜群な走り見せている。ここ最近は1歳下のオジュウチョウサンが活躍しているせいか、すっかり存在感が薄くなってきているが、地力の高さは決して引けを取らない。
タイセイドリーム【前走:阪神スプリングジャンプ=3着】
昨夏の新潟ジャンプステークスを制して初重賞制覇を飾ったタイセイドリーム。前走の阪神ジャンプステークスでは、オジュウチョウサンとアップトゥデイトの強力ライバル相手に1秒以上離されたものの、障害転向後は8戦全て掲示板以内と、その飛躍センスは折り紙付き。オジュウチョウサンを負かす可能性は低いが、せめて2、3着なら十分可能だ。
メイショウヒデタダ【前走:ペガサスジャンプステークス=1着】
目下2連勝で大一番へ乗り込むメイショウヒデタダ。特に近2走は先行押し切りで上がりはメンバー最速と文句の付けようがない内容。あとは一線級相手にどこまで食い下がれるかだろう。鞍上は名手・熊沢重文騎手と経験豊富な心強い相棒を背にジャイアントキリングを狙う。
まとめ
やはり今回もオジュウチョウサンとアップトゥデイトの一騎打ちとみてよさそうだ。それでもオジュウチョウサンがアタマ一つ抜けている印象で、2着以下が混戦模様。中でもタイセイドリーム、メイショウヒデタダ、サンレイデューク、ルペールノエル、ワンダフルワールドあたりにはチャンスがありそう。まずは先頭無事にゴールできることを願っている。
2着=②サナシオン(西谷) 1人気
3着=③メイショウアラワシ(森一) 7人気
4着=⑨ビコーピリラニ(田村) 10人気
5着=⑤ワンダフルワールド(平沢) 3人気
6着=⑩ダンツメガヒット(小坂) 9人気
7着=④マイネルフィエスタ(植野) 8人気
8着=⑧ティリアンパープル(山本) 6人気
9着=⑥ブライトボーイ(草野) 4人気
中止=①ウォンテッド(高田) 5人気