レース傾向&展開

 

〈新潟競馬場・芝2000m〉

 
2コーナー奥のポケット地点からスタートして3コーナーまでは約950mもあり、直線距離658.7mはJRAの中で最も長く、最後は横に大きく広がっての末脚勝負になるケースが多い。このレースで好走する条件は豊富なスピードと瞬発力を持った馬で、脚質は圧倒的に差し・追い込みが有利な傾向。直線が長いこのコースで逃げ切ることはなかなか難しい。
種牡馬では瞬発力勝負を得意とするディープインパクトが抜けて好成績を収めているが、一方でスペシャルウィーク、ゼンノロブロイ、シンボリクリスエス、ハーツクライといったスタミナタイプの好走も目立っており、前が止まらない展開や上がりがかかる場合には要注意だ。
 

〈レース展開予想〉

 
今年の新潟記念はメイショウナルト、マイネルミラノ、エーシンマックスの先手争いが有力。後ろの先行勢にロンギングダンサーとクランモンタナが続いて、中団から後方にかけてベルーフ、エキストラエンド、ダコール、バーディーイーグル、マジェスティハーツ、アロマカフェ、ファントムライト、ルミナスウォリアー、マイネルディーン、アルバートドック、ムスカテール、アデイインザライフ、最後方にサトノギャラントという展開と予想する。
 

独自予想

 

◎アルバートドック

 
アルバートドック(牡4歳)

アルバートドック(牡4歳)

父:ディープインパクト
母:ゴールデンドックエー
母父:Unusual Heat
調教師:須貝尚介(栗東)
via google imghp
 
今年は小倉大賞典と七夕賞を制して重賞2勝。早くから期待された素質馬がようやく軌道に乗った感じがする。前走の七夕賞はいつもより少し前目でのレースになったが、最後は力強い末脚を発揮していることから、今回も中団あたりでレースを進めるのが理想だろう。あとは最重量の58kgと実績のない左回りの克服がカギとなるが、本格化した今なら苦にせずこなしてくれるはずだ。ここを勝って「サマー2000シリーズ制覇」を確実なものにしたい。
 

◯マイネルミラノ

 
マイネルミラノ(牡6歳)

マイネルミラノ(牡6歳)

父:ステイゴールド
母:パールバーリー
母父:Polish Precedent
調教師:相沢郁(美浦)
via google imghp
 
前走の函館記念を鮮やかに逃げ切って待望の重賞初制覇を達成。マイネルミラノが56kgだったのに対して2着のケイティープライドは52kg。それでも最後は2馬身突き放したことを考えれば、着差以上に強い内容だったと言える。今回は直線の長い新潟外回りコースになるが、昨年の同レースで2着と好走しており、特に心配する必要はない。まずは好スタートを決めてマイネルミラノの必勝パターンに持ち込めるかがカギとなる。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 
レーティング的にはエキストラエンドが最上位。マイルの流れが忙しくなった分、2000mであれば力を出せるとみる。さらにダコール、ベルーフ、マイネルミラノと上位だが、斤量的にはベルーフが楽か。続くアルバートドッックは斤量を背負わされ過ぎている印象。
 
       
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 ベルーフ 牡4 57.0 田辺裕信 106.5 49.9
2 エキストラエンド 牡7 57.0 岩田康誠 108.2 × 14.5
3 ダコール 牡8 58.0 M.デムーロ 106.9 4.3
4 バーディーイーグル 牡6 54.0 蛯名正義 94.0 25.7
5 マジェスティハーツ 牡6 55.0 森一馬 104.4 × 42.0
6 アロマカフェ 牡9 54.0 木幡巧也 95.5 183.4
7 ファントムライト 牡7 55.0 内田博幸 100.4 × × 9.4
8 ルミナスウォリアー 牡5 55.0 柴山雄一 94.0 × 12.6
9 メイショウナルト セ8 56.0 柴田善臣 101.5 204.2
10 マイネルミラノ牡6 57.5 内田博幸 105.7 6.8
11 マイネルディーン 牡7 54.0 石川裕紀人 102.4 98.4
12 ロンギングダンサー 牡7 53.0 吉田豊 99.2 × × 32.4
13 サトノギャラント 牡7 55.0 北村宏司 105.2 87.0
14 アルバートドック 牡4 58.0 戸崎圭太 104.9 3.4
15 エーシンマックス 牡6 53.0 石橋脩 90.0 63.9
16 ムスカテール 牡8 57.0 津村明秀 104.3 168.5
17 アデイインザライフ 牡5 55.0 横山典弘 103.0 × 5.4
18 クランモンタナ 牡7 56.0 和田竜二 103.1 17.7
※ハンデ含まず

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