2017年アンタレスSの結果

 

2017年アンタレスSの動画

 

レース回顧

 
ショウナンアポロンがマイペースでハナに立ち後続を引き付けての逃げ。馬群は凝縮されたひと塊の状態で直線に入ると、そこから先行勢の直後を追走していたモルトベーネが内から空いたスペースを縫って抜け出しそのままゴールイン。デムーロ騎手の鮮やかな手綱捌きで初重賞勝利となった。2着には外に出して伸びたロンドンタウン、3着にモルトベーネの後ろから鋭く脚を伸ばしたロワジャルダンが入線。1番人気グレンツェントは58kgが応えたのか見せ場なく9着に沈んだ。
 

勝ち馬モルトベーネ

 
モルトベーネ 牡5歳

モルトベーネ 牡5歳

父馬:ディープスカイ
母馬:ノーブルエターナル
母父:アフリート
所属:松永昌博厩舎(栗東)
生産:櫛桁牧場(浦河町)
馬主:三宅正義

通算成績:24戦6勝 (6-3-2-13)
主な戦績:2017年アンタレスSなど
via google imghp
 
4歳時にコツコツと勝利を重ねてオープン入り。その後は3走クラスの壁にぶち当たったかと思われたが、年明けの東海Sで12番人気ながら2着激走を見せ自力の高さを証明した。その後、アルデバランSを勝って勢いを取り戻すと地方重賞を挟んでここに照準を絞るローテーション。馬もしっかりと出来上がっており、鞍上デムーロ騎手の巧みなエスコートに応えて重賞を快勝した。まだまだ伸び盛りの馬体で、このまま上手く行けば秋の最大目標チャンピオンズCには有力馬の1頭として出走していてもおかしくはない。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎グレンツェント
○モルトベーネ
▲ミツバ
ロンドンタウン
アスカノロマン
△ロワジャルダン
モンドクラッセ
×タムロミラクル
タガノエスプレッソ
メイショウスミトモ
 

予想回顧

 
結果的にグレンツェントは敗退したものの、その他に確たる対抗馬が見つからない以上は本命不動で仕方ない。そこに対抗のモルトベーネをデムーロ騎手込みでの厚めに打ってバランスを取り、後は荒れる前提で単穴にミツバ、ロンドンタウン、アスカノロマンを置く。連下には実績のあるロワジャルダンとモンドクラッセを挙げ、3着候補に3頭を並べて荒れ待ちの状態を作っておくのがベスト予想と言える。
 

全着順結果

 

RR:105.3 ※想定RR:104.7

 
デムーロが上手いという結果ではないだろうか。モルトベーネが抜けているような力差はなさそうなので。ロワジャルダン、タガノエスプレッソあたりは着順以上のパフォーマンスだったので2着ありえたなと。
 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 大川 小野寺 田中 単勝オッズ
1 10 モルトベーネ 56.0 M.デムーロ 108.0 1:49.9(良) × 7.3
2 4 ロンドンタウン 57.0 川田将雅 105.0 2 13.5
3 5 ロワジャルダン 56.0 浜中俊 106.1 クビ 29.4
4 11 リーゼントロック 56.0 中谷雄太 102.5 ハナ 104.6
5 13 アスカノロマン 57.0 和田竜二 106.0 クビ 8.5
6 8 メイショウスミトモ 56.0 古川吉洋 101.0 1/2 × × 91.4
7 12 タガノエスプレッソ 56.0 北村友一 103.8 クビ × 40.2
8 15 タムロミラクル 56.0 福永祐一 101.5 1/2 33.7
9 6 グレンツェント 58.0 C.ルメール 107.0 ハナ 2.3
10 9 マイネルクロップ 56.0 松若風馬 99.2 1/2 × 224.5
11 3 ミツバ 56.0 横山典弘 101.3 ハナ 4.2
12 14 ピットボス 56.0 藤岡康太 99.3 クビ 74.4
13 1 マイネルバイカ 56.0 松山弘平 101.0 ハナ 206.5
14 16 ナムラアラシ 56.0 幸英明 97.0 クビ 20.0
15 7 モンドクラッセ 56.0 岩田康誠 101.8 5 × 13.5
16 2 ショウナンアポロン 56.0 藤岡佑介 97.3 2.1/2 116.8


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ③⑥⑦-④⑤⑩⑬⑮ 不的中
単勝 10 730円 枠連 2-5 1,130円
複勝 10 280円 ワイド 4-10 1,420円
4 350円 5-10 3,560円
5 580円 4-5 3,760円
馬連 4-10 4,360円 馬単 10→4 7,600円
三連複 4-5-10 38,510円 三連単 10→4→5 167,220円


 

危険な人気馬結果 アスカノロマン→5着(4番人気)

 
アスカノロマン 牡6歳

アスカノロマン 牡6歳

父馬:アグネスデジタル
母馬:アスカノヒミコ
母父:タバスコキャット
所属:川村禎彦厩舎(栗東)
生産:新冠タガノファーム(新冠町)
馬主:豊田智郎

通算成績:30戦7勝(7-4-3-16)
主な勝鞍:2016年東海S、平安Sなど
via google imghp
 
今回も前走に引き続き絶好のポジショニングから直線抜け出しにかかるも、そこから余り伸び切れず後続に差される結果となったアスカノロマン。レース後、鞍上の和田騎手も『昨年の様な勢いが感じられません』とコメントしていて、ここは当サイトの読み通りピークが過ぎたと見るのが妥当だろう。但し、僅差の善戦を続けているだけに馬場状態などの好条件が加わればまた馬券内に絡む可能性もある。そこは今後も出走メンバーとの見極めなどをしっかりと行いたい。
 

穴馬予想結果 メイショウスミトモ→6着(12番人気)

 
メイショウスミトモ 牡6歳

メイショウスミトモ 牡6歳

父馬:ゴールドアリュール
母馬:ムゲン
母父:アジュディケーティング
所属:南井克巳厩舎(栗東)
生産:フジワラファーム(新ひだか町)
馬主:松本好雄

通算成績:40戦6勝(6-2-5-27)
主な戦績:2016年ラジオ日本賞など
via google imghp
 
どうしても後方待機の位置取りを強いられる脚質のせいで展開の助けが必要となるメイショウスミトモ。今回はショウナンアポロンが作るスローペースにまんまとやられ、且つ馬群が密集した為に上手くスペースを見つけられず脚を余す結果となった。そういう意味でも毎回注意が必要な厄介な馬と言えばそれまでだが、これを上手く乗りこなす騎手と枠順さえ引ければ今後重賞でもチャンスはありそうな気配。
 

編集部内の回顧

 
本命対抗は結果他もあげれる馬がいなかったのでこれで良かったとはおもう。ただ単穴を大量にしてボックスでとりにいくべきレースだったと結果からは言える。ひとりだけモルトベーネの印ひくかったし全然ダメな予想だがロワジャルダンを連下で想定できていたのは良かった。(大川)
 
モンドクラッセを本命にしたが、岩田康誠騎手が行き切らずショウナンアポロンのスローペースに付き合ってしまった。この馬はある程度のペースで逃げて後続に脚を使わせる競馬をしなければ差されて競馬をやめてしまう。間違いなく騎手の判断ミス。対抗にしたグレンツェントは斤量に泣いて、単穴のミツバは横山典弘騎手特有の後方ポツン。さすがにあの競馬では厳しい。今回は上位に印を打った3頭が全く上位争いに加われなかったので何も言う事がない。もっと精度を上げて行かねば。(田中)

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