馬体診断
黒光りのする見栄えの良い馬体。ルーラーシップ産駒特有の筋骨隆々ば作りではなく、まるで牝馬の様なしなやかなスラっとした雰囲気である。取材時点で420kg前後とやや馬格は物足りないが、母のエリンコート自体そこまで大きくなかったので余り心配しなくても良いだろう。それこそ、成長期にはグンと良化して実もしっかり付いて来る筈。生まれ自体も遅いので、まだまだ成長を促しながら調整している段階。
血統構成
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
エリンコート | デュランダル | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
サワヤカプリンセス | ノーザンテースト | ||
スコッチプリンセス | |||
エリンバード | Bluebird | Storm Bird | |
Ivory Dawn | |||
Maid of Erin | Irish River | ||
Dancing Shadow |
兄弟馬
初仔
近親馬
血統評価:1.0pt
母低レベルG1馬。それだけ血統背景での強調材料はないだろう。選定する要素がない。もっと他優先する馬が大量にいると考える。
前評判
関係者曰く、「動きが機敏で脚元も丈夫そうで、順調にメニューを消化出来ています。両親ともに長い所で活躍していたので、この馬もクラシックディスタンスを中心に走って来て欲しいですね」とのコメント。ルーラーシップ×デュランダルという、一見合致しなさそうな配合から生まれる爆発力に期待したい。現時点での情報では8月20日の新潟でデビュー予定。
馬名の由来
エリンソード
【意味】…アイルランドの剣
母からの連想ではあるが「エリン~=アイルランドの~」という意味だそう。この母系も繁栄して行けば“エリン一族”という名で呼ばれるのだろう。是非とも、そういった活躍を見せて欲しい。
母からの連想ではあるが「エリン~=アイルランドの~」という意味だそう。この母系も繁栄して行けば“エリン一族”という名で呼ばれるのだろう。是非とも、そういった活躍を見せて欲しい。
編集部内の評価
正直、エリンコート=1発屋のイメージが強く、安定した能力を発揮出来る馬を出しそうな気がしない。逆を言えば、1発であろうがクラシックを勝っている時点でむしろPOG向きとも言えるのだが…。まぁ、いずれにせよ新種牡馬×初仔という未知数の極みとも言うべきこの産駒を指名する程の勇気は自分にはないw(田中)
ルーラーシップ×デュランダルと個人的には大好きな配合だが、牡馬なので馬格はもう少しほしい。成長度合いによるが、今のところ指名する可能性が高い。(小野寺)
運良くG1馬になった程度のレベルであんまり成功しているとはいえないデュランダルと未知数の新種牡馬の配合、選択候補になることはない。(大川)
母馬:エリンコート
母父:デュランダル
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:社台ファーム(千歳市)
馬主:社台レースホース