コパノリッキー 牡6歳

コパノリッキー 牡6歳

父馬:ゴールドアリュール
母馬:コパノニキータ
母父:ティンバーカントリー
所属:村山明厩舎(栗東)
生産:ヤナガワ牧場(日高町)
馬主:小林祥晃

通算成績:22勝11勝(11-2-2-7)
主な勝鞍:フェブラリーS、帝王賞、かしわ記念、JBCクラシックなど
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ブリーダーズカップとは??

 
ブリーダーズカップの風景

ブリーダーズカップの風景

正式名称=「ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ」。

10月末~11月頭に行われるアメリカの競馬の祭典で、分かりやすく言うとドバイワールドカップのUSAバージョン。

世界中でもトップクラスの賞金額が各レースに設定された、カテゴリ別のチャンピオンホースを決める完全なお祭りである。
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やはり、競馬ファンにとっては凱旋門賞と並んで「いつかは日本馬に勝って欲しい」レースのひとつに数えられるブリーダーズカップ。

例年、2日間に渡り各部門毎に10数レース行われるのだが、今回コパノリッキーが挑戦するのはその中でも最も権威のあるブリーダーズカップ・クラシックとなる。

そこで、今回はそのレースの内容をおさらいしてみよう。
 
コパノリッキーが挑戦するBCクラシック

コパノリッキーが挑戦するBCクラシック

BCレースの中でもメインとなるこのクラシック。

開催される競馬場は毎年、各地で持ち回りとなっている。

3歳以上のダート10ハロン(=約2000m)で施行され、言わばダート競走のワールドチャンピオンを決める一大競走である。

その賞金総額は何と500万ドル。
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その1着賞金は日本円にして約3億円。

さすがにドバイワールドカップと比べると見劣りはするが、凱旋門賞などとはほぼ双璧である。当日は、クラシックの他にも10近くものブリーダーズカップの名が付けられたレースが行われるのだから凄いとしか言いようが無い。

さすがアメリカ、規模感が違い過ぎる。
 

過去で日本から挑戦した馬たち

 
タイキブリザード 牡

タイキブリザード 牡

父馬:シアトルスルー
母馬:Tree of Knowledge
母父:Sassafras
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:H&Yブラッドストック(米)
馬主:(有)大樹ファーム

・1996年=13着
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パーソナルラッシュ 牡

パーソナルラッシュ 牡

父馬:ワイルドラッシュ
母馬:パーソナリー
母父:Alydar
所属:山内研二厩舎(栗東)
生産:Mr.Mrs.M.L.Wood(米)
馬主:深見富朗

・2004年=6着
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カジノドライヴ 牡

カジノドライヴ 牡

父馬:Mineshaft
母馬:Better Than Honour
母父:Deputy Minister
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:シェルブラッドストック(米)
馬主:山本英俊

・2008年=12着
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エスポワールシチー 牡

エスポワールシチー 牡

父馬:ゴールドアリュール
母馬:エミネントシチー
母父:ブライアンズタイム
所属:安達昭夫厩舎(栗東)
生産:幾千世牧場(門別町)
馬主:友駿ホースクラブ

・2010年=10着
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日本馬の参戦はこれまで4頭。内、最高着順が6着と結果は奮わない。

しかし、正直な所で言えば期待されたタイキブリザードとエスポワールシチーに関しては距離が若干長かった様に思える。カジノドライヴに関しては、日本で1戦1勝の身で言ったのであまり応援する側としても気持ちが入らなかった。そして、日本馬の最高着順に入ったのが最も期待していなかったパーソナルラッシュという事で、時に海外のレースでは思いもよらぬ激走も見受けられる。

今回のコパノリッキーで言えば、中距離を中心としたダート路線で長く活躍し、それに比例して多くのファンにも支持されている実質の日本チャンピオン。しかも、前走の帝王賞が圧巻の強さで今が最も脂の乗っている時期で挑戦するには最高のタイミングだろう。

常にハナへ行きたがるのを御するのに苦労する程、気性面が激しい本馬。その点は、スタートから全馬ハイペースでぶっ放して行くスピード競馬のアメリカに非常に向いているのではないかと予想する。
 

まとめ

 
入って来た情報によると、今回のBCクラシックの成績次第では現地でそのまま種牡馬入りするという話も浮上しているらしい。これについては、詳細が掴め次第またお伝えしたいと思う。しかし、そうなったら本当に快挙としか言いようが無い。

エスポワールシチー以来、ゴールドアリュール産駒で2頭目となるBC挑戦。仮に優勝して向こうで種牡馬になれた日には、日本生産の馬の血がアメリカでも繁栄されて行く事となる。もしかすると、ゴールドアリュール産駒で外国産馬扱いの馬が日本のダート界を席巻する日が見られるかも知れません。

とにもかくにも、このまま無事に怪我なく本番を迎えて欲しいですね。普段があんまり信用していませんが、これに関してはDr.コパ氏の風水のパワーを信じたいと思いますw

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