事の発端となったレパードS
-2016/08/07 レパードS 新潟11R-
1着:グレンツェント(戸崎圭太) 2番人気
2着:ケイティブレイブ(武豊) 1番人気
3着:レガーロ(田辺裕信) 6番人気
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12着:コパノリスボン(大野拓弥) 12番人気
2着:ケイティブレイブ(武豊) 1番人気
3着:レガーロ(田辺裕信) 6番人気
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12着:コパノリスボン(大野拓弥) 12番人気
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通算成績8戦2勝、前走の500万以下を勝利して臨んだレパードS。上手く発馬を決めて道中は好位の3番手からレースを進めたものの、直線に向いた時点では既に脚を使い切ってズルズルと後退し12着に沈んだ。
想定外のレース内容にブチ切れ
結果だけで言えば、12番人気の12着なら「ただ単に力が足りなかった」という理由で済まされるのだが、Dr.コパ氏が激怒したのは「3番手を取った」という点のようだ。これに対してDr.コパ氏は自身の所有馬のためのオフィシャルサイト「ホースクラブコパ」で騎手の大野拓弥に不満をぶちまけている。
未知の距離だけに、スタートはソロッと出して、中団~後方に控えて、直線でどこまで脚を伸ばして来られるか、という競馬をしてもらいたかったのですが・・。何と道中は3番手。いやいや、コパノリッキーじゃないんだから・・。3コーナーから早くも手が動き、直線に向いた時には、案の定、すでに脚が上がっていました。
短い距離を使ってきた馬ですから、馬が前半から行きたがってしまうのは分かりますが、それを何とかするのがジョッキーの仕事なわけで。今回の競馬で変なクセが付かなければいいのですが。
コパノリスボンはデビューから1200m~1400mのダート短距離を使われてきた馬であり、レパードSの1800mは未経験だった。これまでにも先行する競馬が多かっただけにコパノリスボン自身が慣れてしまって行きたがったのかもしれない。現に控えたところで上位に割って入る力はないだろうし、いつも通りのスタイルで勝ちにいった競馬なら仕方がない気もするが。
鞍上の大野拓弥も反論
Dr.コパ氏は自身と村山明調教師の指示を無視していつも通りの先行策を取って12着に敗れた大野拓弥騎手が反論してきたと明かしている。
「距離が分からないから、控える競馬を指示したのに、ジョッキーは『じゃあ、引っ張れば良かったんですか?』ですからね。意味が分かりません。」と村山調教師は怒りを通りすぎて呆れ顔でした。その意味では、コパも村山調教師と同じ心境です。
今まで先行策を取って好走している馬だけに、いきなりレーススタイルを替えるというのは難しく、大野拓弥騎手本人も格上相手に後方に控えては見せ場すら作れないと考えたのかもしれない。この判断自体は間違っていないと思うし、「じゃあ、引っ張れば良かったんですか?」という大野騎手の意見も理解できなくはない。実際には「短距離馬をレパードSに出す陣営が悪い」との声もある。
ただ、騎手という職業は馬主と調教師がいてこそ成り立つものであって、このような言い方は良くないだろう。当分の間、Dr.コパ氏の所有馬に乗せてもらえない可能性が極めて高いが、大野騎手には騎乗馬を確保するためにも人間関係には最大限の注意を払ってもらいたいものだ。
ただ、騎手という職業は馬主と調教師がいてこそ成り立つものであって、このような言い方は良くないだろう。当分の間、Dr.コパ氏の所有馬に乗せてもらえない可能性が極めて高いが、大野騎手には騎乗馬を確保するためにも人間関係には最大限の注意を払ってもらいたいものだ。
母:バックアタック
母父:アグネスデジタル
調教師:栗東・村山明