今週の新馬レーティング順位

 

①アンセム 102 ★★★★

 

②アルアイン 101.5 ★★★★

 

③バルデス 99 ★★★

 

④パルティトゥーラ 98 ★★★

 

⑤ビルズトレジャー 97.5 ★★★

 

アルアイン 土曜京都5R

 

2016年10月29日 芝1600m 京都競馬場

父馬:ディープインパクト
母馬:ドバイマジェスティ
母父:EssenceofDubai
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング

レースタイム:1.34.9(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.1
 
【アルアイン】
今期のPOG上位人気馬のアルアインが鮮烈なデビュー勝ち。スタートはやや出負け、道中も行きっぷりが悪く惨敗も目に見えたが途中で馬群に入れてから馬の闘争本能に火がついた。4コーナー付近で外に出すと、先に抜け出したキラービューティを目標にグングン加速。最終的には3着に6馬身差以上をつける内容で完封し、先々に繋がる勝利となった。馬体重も518kgとまだまだ絞れそうな作りで、この1戦叩かれた事により次走は更に走れるだろう。
 

パルティトゥーラ 土曜東京5R

 

2016年10月29日 芝1600m 東京競馬場

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:フォルテピアノ
母父:フレンチデピュティ
所属:和田正一郎厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム

レースタイム:1.39.1(稍重)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
 
【パルティトゥーラ】
道中は先頭集団の後ろを馬群の中でジッと我慢。直線でも暫く身動きが取れない状況で、スペースが開くやいなや一瞬の脚で逃げ残りを図るニシノスマッシュを差し切る味な競馬。新馬らしからぬメンタリティで将来性は豊かだ。距離ももう少し長くても対応出来そうで、もっとスムーズな競馬での本馬のパフォーマンスを見てみたい。
 

アンセム 日曜京都5R

 

2016年10月30日 芝1800m 京都競馬場

父馬:ディープインパクト
母馬:オータムメロディー
母父:Kingmambo
所属:野中賢二厩舎(栗東)
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム(日高町)
馬主:H.H.シェイク・モハメド

レースタイム:1.50.6(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
【アンセム】
良血馬のアンセムが豪快に大外から後方一気の差し切り勝ち。1頭だけ33秒台の脚を使い、躍動感溢れるフォームでディープインパクト産駒らしいキレ味を披露した。全姉にエリザベス女王杯3着のピクシープリンセスがいる血統で成長力も見込める逸材だ。普通に行けばクラシック戦線にも乗って行けそうだが、後は厩舎がどこまで上手く育てられるかだろう。
 

ビルズトレジャー 日曜東京4R

 

2016年10月30日 芝1400m 東京競馬場

父馬:ダノンシャンティ
母馬:メジロヒラリー
母父:エルコンドルパサー
所属:田中剛厩舎(美浦)
生産:レイクヴィラファーム(洞爺湖町)
馬主:島井新一郎

レースタイム:1.23.6(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.2
 
【ビルズトレジャー】
完全なダークプリンセスの逃げパターンの展開をラスト100mで猛追したビルズトレジャーがクビ差交わしてゴールイン。前を捉える勝負根性は確かなもので、こういった馬は接戦を着実にモノにして行くタイプだろう。ダノンシャンティ産駒は一瞬のキレも産駒に伝えており、距離的にはマイル前後での活躍が期待される。まだまだ幼い面も見せているので伸びシロもありそう。
 

バルデス 日曜東京5R

 

2016年10月30日 芝1800m 東京競馬場

父馬:ハービンジャー
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:木村哲也厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:キャロットファーム

レースタイム:1.51.8(良)
レース上がり3ハロン:33.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
【バルデス】
ディアデラノビア産駒のバルデスが着実に新馬を勝ち切った。全兄には昨年の京都2歳Sを制したドレッドノータスがいる血統で、一族の繁栄力は既に周知の事実だ。超良血馬がそれに相応しい競馬で応えて見せ、後は今後のローテーション次第で上のクラスにすぐに昇って行くだろう。但し、ハービンジャー産駒の成長力の有無が鍵となって来る。上がり33秒3はかなり優秀な数字だ。
 

まとめ

 
今週はアンセムにバルデス、アルアインの各有力馬がデビュー。

それぞれがきっちりと勝ち上がり、今後の活躍が期待出来る優秀なパフォーマンスだった。特にアンセムは後方一気の末脚が光り、すぐにでもオープンクラスで戦えそうな雰囲気。姉のピクシープリンセスは台頭が遅かったが、同馬は春のクラシックに十分間に合いそうな出だしとなった。

後は個人的なPOG指名馬のアルアイン。まだまだ絞れそうな大型の馬体にも関わらずマイル戦を1.34.9という好タイムで勝っている辺りにかなりの能力を感じたい。無事に指名出来てひと安心だ。

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