レース傾向&展開

 

阪神競馬場・芝2200m(内回り)

 
正面スタンド前の直線にある4コーナーのポケット地点からのスタートになる阪神・芝2200m。正面スタンドを通過した後は、芝2000mと同じく3~4コーナーから内回りコースに入る。向正面まではほぼ平坦で、そこから直線にかけて徐々に下り坂になっているのが特徴だ。

直線に入ると高低差1.8mの急坂が待ち構えており、想像以上に馬力が問われるタフなコースで、先行馬は最後までバテないスタミナと粘り強さ、差し馬は末脚の持続力が絶対条件となる。
 
枠はやはり内枠に越したことはないが、この時期は梅雨などで馬場が内ラチから荒れるため、最内の馬はスタート後のポジション取りがかなり重要になってくる。
外枠も好走実績があるが、頭数が増えるほど不利になり、終始外を走らされるとスタミナを消耗してしまい、直線で沈む可能性が高くなる。

脚質は先行馬が有利な傾向だが、宝塚記念では案外差しも決まる。一方で、逃げや後方一気の追い込みといった極端な脚質はほぼ皆無で割引が必要になる。
一番の理想は逃げ馬の2~3番手から中団の好位で脚を溜め、直線で早め抜け出しから後続を突き放す競馬が最高の形だろう。
 

レース展開

 
各馬揃ったスタートを前提として、ハナを叩くのは③キタサンブラックと⑩カレンミロティックの2頭のどっちかだろう。後ろの先行勢に②アンビシャス④ワンアンドオンリー⑦ラブリーデイ⑫サトノノブレスが続き、中団の好位に⑤シュヴァルグラン⑥ラストインパクト⑪トーホウジャッカル⑭ヒットザターゲット⑮サトノクラウン⑯マリアライトという隊列になるとみる。さらに後ろの後方集団に①フェイムゲーム⑧ステファノス⑨ドゥラメンテ⑬タッチングスピーチ⑰ヤマカツエースというレース展開が有力。
 

独自予想

 
◎ドゥラメンテ(牡4歳)

◎ドゥラメンテ(牡4歳)

父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
所属:堀宣行厩舎(美浦)
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昨年の日本ダービーで勝ちタイム2分23秒2と父のキングカメハメハが持つレースレコードを0.1秒更新して快勝したうえに、骨折休養明けとなった今年の中山記念は斤量57kgを背負いながらも55kgのリアルスティール、アンビシャスを完封し改めて能力の高さを証明した一戦だった。復帰2戦目の前走ドバイシーマクラシックでは落鉄などが影響して2着に敗れたが、勝ち馬ポストポンドは現在もG1・3勝を含む5連勝していることを考えれば、ドゥラメンテも間違いなく世界レベルと判断して良いだろう。今回が帰国一戦目になるが、力を出せる状態ならここでは一枚抜けており、次元の違う走りを見せてくれそう。
 
◯シュヴァルグラン(牡4歳)

◯シュヴァルグラン(牡4歳)

父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート
母父:Machiavellian
所属:友道康夫厩舎(栗東)
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前走の天皇賞・春は前残りの展開になりながらも直線では良い伸び脚を見せて3着まで追い上げてきたことはかなり評価できる内容だった。初のG1で斤量58kgを克服できたことは能力が相当高い証で、得意の中距離と阪神コースに戻る今回はより力を発揮しやすいはず。半姉のヴィルシーナが2014年のこのレースで3着と好走していることから、血統面でも不安は全くない。過去に掲示板を外したのが1回だけと安定感もあり、鞍上の福永祐一騎手とも抜群に手が合っているので期待は高い。
 
▲トーホウジャッカル(牡5歳)

▲トーホウジャッカル(牡5歳)

父:スペシャルウィーク
母:トーホウガイア
母父:Unbridled's Song
所属:谷潔厩舎(栗東)
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2014年の菊花賞を3分1秒0のコースレコードで勝利し、昨年のこのレースでも4着と好走していることから能力は間違いなく上位だ。一時は調子を落としていたが、前走の天皇賞・春で中団追走から直線で脚を伸ばして0.3秒差の5着とようやく復調の兆しを見せている。今年の宝塚記念は雨予報で馬場が荒れることが予想されるため、時計がかかる消耗戦になれば十分にチャンスはあるだろう。
 
△アンビシャス(牡4歳)
前走の産経大阪杯ではまさかの先行策でキタサンブラック、ショウナンパンドラ、ラブリーデイ、イスラボニータ、ヌーヴォレコルトらのG1馬を抑えて重賞2勝目。能力的には十分通用するはずだが、元々は2000m以内を主戦場としてきた馬なので、距離に対する不安はあるが、そこは鞍上の手腕に期待したい。
 
△マリアライト(牝5歳)
昨年のエリザベス女王杯覇者で、暮れの有馬記念では大外16番ながら4着と強力牡馬相手にも十分に戦えることは既に証明している。兄弟にダートでの活躍馬が多いことから力のいる馬場も問題なく、マリアライト自身も稍重以上で4戦3勝と抜群の適性を誇っており、ここで一発があっても不思議ではない。
 
△ラブリーデイ(牡6歳)
昨年のこのレース覇者で能力や実績では当然上位なので軽視はできないが、昨年のピーク時に比べるとやや下降しているように見える。メンバーも昨年よりは手強くなるし、馬場が重くなることを考慮して△まで評価を下げる。
 
△キタサンブラック(牡4歳)
前走の天皇賞・春でカレンミロティックとの叩き合いをハナ差で制してG1・2勝目を挙げ、春の最大目標に向けてしっかり臨戦過程を踏んできたことは評価できる。今回もすんなり前へ行ければチャンスは上位争い必至だが、キタサンブラックは跳びが大きいので、荒れた馬場はあまり歓迎ではないと判断した。
 
△ステファノス(牡5歳)
昨年のクイーンエリザベス2世カップと天皇賞・秋で2着と秘めた能力はG1でも十分に通用するはず。約5ヶ月の実戦から前走の鳴尾記念を使った上積みは見込めそうで、馬体が絞れてくれば上位に絡んできそう。
 

三連単フォーメーション:⑤⑨⑪-②③⑦⑧⑯-⑫⑮ 計168点

 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 
レーティングは当然ドゥラメンテが頭一つ抜けており、2番手もラブリーデイが安定して上位。キタサンブラックとアンビシャスが続くが、レーティング的に穴的な印象としては、復調込みでトーホウジャッカルとラストインパクト、あとはステファノスまでで上位は手堅いだろうが、レーティング下位からは4歳以降のパフォーマンスに限定してシュヴァルグランだろう。
 
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 渡辺 予想オッズ
1 フェイムゲーム 58.0 柴山雄一 112.6 94.5
2 アンビシャス 58.0 横山典弘 113.4 6.0
3 キタサンブラック 58.0 武豊 113.6 × 3.6
4 ワンアンドオンリー 58.0 田辺裕信 109.6 144.2
5 シュヴァルグラン 58.0 福永祐一 109.2 13.5
6 ラストインパクト 58.0 川田将雅 112.8 × 51.5
7 ラブリーデイ 58.0 C.ルメール 115.1 11.2
8 ステファノス 58.0 戸崎圭太 112.6 × 14.0
9 ドゥラメンテ 58.0 M.デムーロ 118.8 2.5
10 カレンミロティック 58.0 T.ベリー 111.2 78.0
11 トーホウジャッカル 58.0 酒井学 112.8 19.7
12 サトノノブレス 58.0 和田竜二 109.8 × 30.2
13 タッチングスピーチ 56.0 浜中俊 106.3 × 83.4
14 ヒットザターゲット 58.0 小牧太 106.3 175.0
15 サトノクラウン 58.0 岩田康誠 111.0 × × × × 25.5
16 マリアライト 56.0 蛯名正義 110.8 × 17.7
17 ヤマカツエース 58.0 池添謙一 106.5 99.0

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