デニムアンドルビーがダート転向!?
先日、陣営サイドからよもやの発表があった。
デニムアンドルビーが2月のフェブラリーSへ参戦すると言う内容だ。詳しく話を聞いた所、助手の口からは『オーナーの意向で。ジョッキーは未定です』との事。金子真人オーナーの単なる思い付きか??と一瞬は考えたが、よくよく調べてみると叔父のサイレントディールが2004年の同レースを2着に好走している様に血統的な下地はある様だ。
確かに母父はキングカメハメハであるし、実際に3歳時のローズSでもドッロドロの重馬場を気持ち良さそうに走って快勝している。案外、砂への適性は高いのかもしれない。それにしても、これまで芝のGⅠでは2着が2回。しかも、主戦場は2000m以上の中長距離だったと事から、危惧すべきはダートそのものよりもマイル戦への適応ではないだろうか。
デニムアンドルビーが2月のフェブラリーSへ参戦すると言う内容だ。詳しく話を聞いた所、助手の口からは『オーナーの意向で。ジョッキーは未定です』との事。金子真人オーナーの単なる思い付きか??と一瞬は考えたが、よくよく調べてみると叔父のサイレントディールが2004年の同レースを2着に好走している様に血統的な下地はある様だ。
確かに母父はキングカメハメハであるし、実際に3歳時のローズSでもドッロドロの重馬場を気持ち良さそうに走って快勝している。案外、砂への適性は高いのかもしれない。それにしても、これまで芝のGⅠでは2着が2回。しかも、主戦場は2000m以上の中長距離だったと事から、危惧すべきはダートそのものよりもマイル戦への適応ではないだろうか。
【重馬場のローズSで見せた豪脚は砂向きか??】
2013年09月15日 ローズS 芝1800m 阪神競馬場
1着:デニムアンドルビー(内田)
2着:シャトーブランシュ(北村友)
3着:ウリウリ(浜中)
レースタイム:1.47.7(重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.0
2着:シャトーブランシュ(北村友)
3着:ウリウリ(浜中)
レースタイム:1.47.7(重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.0
via youtu.be
ご覧の様に、この時のローズSは視界が悪くなるレベルの降雨量で芝もかなり泥濘んだ馬場状態。各馬が伸びあぐねる中、道中最後方からレースを進めたデニムアンドルビーが3コーナー過ぎからロングスパートを掛け豪快な追い込みで見事に差し切っているのだ。
これは完全に重馬場に対しての適性があり、フォーム自体も掻きこめている証拠。即ち、ダートでも十分に走れる可能性はある、と言う事になる。勿論、出揃うメンバーは砂のスペシャリトたちばかり。生半可な適性だけではどうしようもない隙間があるのは違いないが、それでもあのジェンティルドンナをハナ差まで追い詰めたポテンシャルでカバー出来ないだろうか。
そんな非常識な考えすら、現実的なものにしてくれそうな不思議な魅力を同馬に感じてしまうのは少なくとも筆者だけでは無い筈。
これは完全に重馬場に対しての適性があり、フォーム自体も掻きこめている証拠。即ち、ダートでも十分に走れる可能性はある、と言う事になる。勿論、出揃うメンバーは砂のスペシャリトたちばかり。生半可な適性だけではどうしようもない隙間があるのは違いないが、それでもあのジェンティルドンナをハナ差まで追い詰めたポテンシャルでカバー出来ないだろうか。
そんな非常識な考えすら、現実的なものにしてくれそうな不思議な魅力を同馬に感じてしまうのは少なくとも筆者だけでは無い筈。
過去にフェブラリーSに挑戦した芝の強豪たち
【2013年 カレンブラックヒル 15着】
【2010年 スーパーホーネット 15着】
【2008年 ヴィクトリー 15着】
【2007年 オレハマッテルゼ 16着】
まとめ
上記でもお分かりだろうが、やはりダートGIの壁は予想以上に厚いと言う事だ。
過去10年内でも主にこの4頭が挑戦し、全頭が最下位orブービーに惨敗している。特に、2013年のカレンブラックヒルは血統的な期待値も含めて堂々の1番人気に支持されていてのこの失態。それこそマイルのスペシャリトですらこの有り様なのだから、やはりデニムアンドルビーが超えなければいけないハードルは相当に高いのではないだろうか。
それでも、やはり未知の領域にチャレンジする姿はワクワクする事に変わりは無い。あの2013年のジャパンCの時の様に我々をアッと驚かせてくれる事を期待してレース当日を迎えたいと思う。
過去10年内でも主にこの4頭が挑戦し、全頭が最下位orブービーに惨敗している。特に、2013年のカレンブラックヒルは血統的な期待値も含めて堂々の1番人気に支持されていてのこの失態。それこそマイルのスペシャリトですらこの有り様なのだから、やはりデニムアンドルビーが超えなければいけないハードルは相当に高いのではないだろうか。
それでも、やはり未知の領域にチャレンジする姿はワクワクする事に変わりは無い。あの2013年のジャパンCの時の様に我々をアッと驚かせてくれる事を期待してレース当日を迎えたいと思う。
母馬:ベネンシアドール
母父:キングカメハメハ
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:金子真人ホールディングス
通算成績:20戦3勝(3-5-1-11)
主な戦績:フローラS、ローズSなど