コース見解
基本的には1800mと同様のデータと考えて良い。但し、枠順に関しては内枠・外枠の有利不利はほとんど見られない。というのも、単に1コーナーに入る直線の距離が100m伸びるだけなので、スタート後のポジション争いなども比較的落ち着きやすくなる傾向だ。但し、コーナーを4つ回り直線も約330mと短い為、逃げと先行馬にかなり有利なコースではある。
タイム・ラップ見解
オープンクラスで平均勝ちタイムが1.56.3、レースの上がり平均が36.7。それに対して勝ち馬の上がり平均が36.2とやはり直線に入る段階である程度の位置にいないと間に合わない。京都コースは他会場に比べダートの質が軽く、好タイムが出やすいので持ちタイムの有無も重要なファクターとなる。単純計算だが、ラストの1ハロン通過が約6~7秒と想定した場合に1800m時点でのタイムは最低でも49秒台の走破経験が欲しい所だ。
血統見解
【ワイルドラッシュ】…ご存知の超ダート血統。レース数と産駒数自体少ないのでサンプル数が少なく何とも言えないが、それでも複勝率が45%と出色の数字を叩き出している。加えて単勝の回収値も500超えとかなり美味しい血統で、単穴としての特注馬はこれ。勿論、人気の有無に関係なく3連複系の軸にも最適な血統である。
【ネオユニヴァース】…芝での大物を輩出するイメージが強いが、ダートもこなる万能型の種牡馬。当該コースも連対率・複勝率共に30%超えで、比較的安心して買える血統のひとつと言える。そもそも、出走して来た場合は人気馬が多く配当の妙味自体は少ないがそれでもヒモ候補には抑えておきたい1頭だ。
【ゴールドアリュール】…サンデーサイレンスのダート版最高傑作。産駒も強くその適性を受け継いでおり、数多くのダートGⅠを輩出している。走りの安定感は抜群で、こちらも複勝率は40%超えを記録している。出馬表にこの名前を見かけたら先ず無視しないほうが良いだろう。加えて、不人気馬も多く回収値もよそ位以上に高くかなり使える血統である。
【フジキセキ】…カネヒキリの父。他にもダートで活躍する馬が多くダートでもオススメの血統。ネオユニヴァース同様に連対率・複勝率は両30%超えを記録しており、人気している馬に関しては比較的、安心して買えると判断して良いだろう。但し、勝ちきるよりはどちらかと言えば詰めが甘く複勝圏内での抑えが有効か。
まとめ
全体を通して見ても、やはり安定して前目で競馬が出来る馬を中心視したい。京都はタイムが早く先行馬同士での決着が多いので、追い込み馬に人気が集中している様なら疑ってかかって良い。特に降雨で稍重以下に馬場が湿った時はその傾向が顕著で、ミスプロ系の台頭が目立って来る事も頭に入れておくと馬券も絞りやすくなる。阪神→京都変わりでのコース適正による激走もあるので、出馬表を入念にチェックする事をお忘れなく。
☆ポイント☆
・内枠に先行馬がいれば要注目
・四位騎手の成績が群を抜いている
・持ちタイムの有無は重要
・内枠に先行馬がいれば要注目
・四位騎手の成績が群を抜いている
・持ちタイムの有無は重要
「3歳未勝利」=2.00.7/38.1/37.9
「混合500万」=2.00.0/37.6/37.2
「混合1000万」=1.58.7/37.4/37.0
「混合1600万」=1.58.0/36.7/36.4
「オープン」=1.56.3/36.7/36.2