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2015年宝塚記念、出遅れなくても負けたゴールドシップ

 
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「いいかい、宝塚記念のゴールドシップ。
良馬場だったら、頭はないよ。
2着3着だって危うい……」

こんな情報が競馬関係者から入ったのは、
同馬が勝った15年・春の天皇賞の数日後のことだ。
何でも、春天前日の土曜日。レース後に散水して、
「スタミナレースが得意なゴールドシップ用の馬場に
したのではないか」という噂が出たのだ。

実際に、春天当日の4R後には、早くも騎手サイドから
造園課にクレームがあった。「水の撒きすぎだ」、
「このままじゃ、ゴールシップに有利だ」と。

記録を見れば、うなずける。土曜日の準OP・芝2000mは、
レース上がり=33秒3。対して春の天皇賞は、35秒3。
いくら距離が異なるといっても、準OPとGIのクラス差もある。
2秒も遅い。高速馬場が一夜にして、鈍化したのは明白だ。

ファンからも苦情が入ったから、造園課としては、
宝塚記念の馬場には神経を使わなければならない。
少なくとも「スタミナ馬場にはならない」という推測が
成り立つわけだ。逆にいえば「スピード馬場で行われる」と。
ならば、ゴールドシップの勝ちはない。

果たして、宝塚記念のゴールドシップは……、
馬場に関係なく負けてしまったけど。

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