2017年日経賞の結果

 

2017年日経賞の動画

 

レース回顧

 
ヤマカツライデンがやや遅めのペースで逃げる流れに馬群は縦長となる展開。4コーナー入り口で早めに抜け出したミライヘノツバサを目掛けて各馬が末脚を競うも、後方から一気に伸びたシャケトラのみが捕まえて1着入線を果たした。前走の日経新春杯で見せた実力は本物だった。3着にミライヘノツバサをアタマ差まで追い詰めたアドマイヤデウス。圧倒的1番人気のゴールドアクターは5着に敗退した。
 

勝ち馬シャケトラ

 
シャケトラ 牡4歳

シャケトラ 牡4歳

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:サマーハ
母父:シングスピール
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:6戦4勝(4-1-1-0)
主な戦績:2017年日経賞など
via google imghp
 
終わってみれば、シャケトラがGⅠ馬の様な強い競馬で真のGⅠ馬たちをねじ伏せる強い競馬だった。完全に前残りの展開を1頭だけ後方から長く脚を使い堂々たる差し切り勝ちは、GⅡレベルでもなかなか見られない芸当だ。それをキャリア6戦目で軽くやってのけるあたり、本番の天皇賞春でもサトノダイヤモンド相手にいよいよ楽しみになって来た。距離が長くなればなる程良さそうで、もしかすると逆転の可能性も??
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎ゴールドアクター
○レインボーライン
▲シャケトラ
△ディーマジェスティ
アドマイヤデウス
ミライヘノツバサ
×ジュンヴァルカン
ツクバアズマオー
 

予想回顧

 
とは言え、本命対抗の印はこれ以外に考えられない。実績、調子を考慮してもゴールドアクター、レインボーラインの2強は戦前予想だと堅い。そこに付け入る隙があるとして単穴にシャケトラか。後は連下にディーマジェスティ、アドマイヤデウス、ミライヘノツバサの3頭。3着候補に順ヴァルカンとツクバアズマオーを置いた形が理想の予想だったろう。
 

全着順結果

 
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 大川 小野寺 田中 単勝オッズ
1 13 シャケトラ 55.0 田辺裕信 114.5 2:32.8(良) 7.3
2 11 ミライヘノツバサ 55.0 藤岡佑介 107.8 3/4 × 34.9
3 10 アドマイヤデウス 56.0 岩田康誠 110.5 アタマ × 24.5
4 9 レインボーライン 55.0 M.デムーロ 110.6 1.1/4 5.1
5 12 ゴールドアクター 57.0 吉田隼人 114.7 クビ 1.7
6 6 ディーマジェスティ 57.0 蛯名正義 114.6 1/2 6.7
7 3 ヤマカツライデン 56.0 津村明秀 104.5 1.1/4 75.8
8 7 マイネルサージュ 56.0 柴田大知 106.0 1/2 × × 143.9
9 8 ジュンヴァルカン 55.0 内田博幸 106.0 クビ × 18.8
10 5 ナスノセイカン 56.0 横山典弘 104.3 1 74.6
11 14 ツクバアズマオー 56.0 吉田豊 105.8 1.3/4 × 48.2
12 1 フェルメッツァ 56.0 戸崎圭太 94.0 2.1/2 121.6
13 2 レコンダイト 56.0 石橋脩 101.6 1/2 365.0
14 15 トーセンレーヴ 56.0 石川裕紀人 98.0 7 652.7
15 16 マイネルメダリスト 56.0 大野拓弥 96.8 5 652.7
16 4 プランスペスカ 56.0 江田照男 97.5 大差 316.8


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑨⑫-⑥⑩⑪⑬⑭ 不的中
単勝 13 730円 枠連 6-7 460円
複勝 13 280円 ワイド 11-13 1,760円
11 760円 10-13 1,610円
10 570円 10-11 3,650円
馬連 11-13 6,370円 馬単 13→11 12,200円
三連複 10-11-13 32,630円 三連単 13→11→10 167,310円


 

危険な人気馬結果 シャケトラ→1着

 
全くもって見当違い。今回のレースで最も強い競馬をしたのがシャケトラであり、飛ぶ要素は考えなくも良かった程。前走の日経新春杯のレベルを疑ったのがそもそもの失敗であり、根源を辿ればミッキーロケットの力を信頼出来なかった事に尽きる。シャケトラ自体は歴代の名馬に名を連ねる事が出来るレベルの馬に成長するかもしれない。
 

穴馬予想結果 ジュンヴァルカン→9着

 
ジュンヴァルカン 牡4歳

ジュンヴァルカン 牡4歳

父馬:ネオユニヴァース
母馬:ピンクリップス
母父:エンドスウィープ
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:河合純二

通算成績:10戦4勝 (4-2-1-3)
主な戦績:2017年松籟Sなど
via google imghp
 
そもそもが痛恨の出遅れ。菊花賞でも見せた様に発馬がいまいちな面を持っており、そう言う意味でも穴馬としての要素は低かった。最終的にはオッズも上昇し5番人気まで浮上。結果として、ある意味で危険な人気馬のカテゴリーに入れても良い位の馬だったのかもしれない。今回は尽く選定にミスを犯している様子だ…猛省の極み。
 

編集部内の回顧

 
ご覧の通りで予想としては悪くなかったとおもう。本命対抗が不甲斐なかっただけ。ディーマジェスティの単穴が不要だったのと紐4頭を2着想定まで考えるのは想定として悪くないのでもう少し手広くいけばのレースだっただけに残念。この結果でのこの配当はかなり美味しい。(大川)
 
◎ゴールドアクターは全盛期なら普通に勝っていた。やはり徐々に衰えている印象。◯レインボーラインはスムーズさ欠いたし力負けではないはず。▲ディーマジェスティは立て直すのに時間がかかりそう。シャケトラはようやく本格化。(小野寺)
 
ゴールドアクターとレインボーラインは堅く、単穴にシャケトラを指名したまではOK。ただ、連下候補に中山巧者のミライヘノツバサを入れていないと言うのは、レース後の自分の予想を見て愕然とした。正直、ヤマカツライデンを除けば上位陣に印を打てているだけに、そこの1点のみが大いに悔やまれる。(田中)

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