渾身の騎乗で復活V!!

 

2017年01月14日 愛知杯 芝2000m 中京競馬場

1着:マキシマムドパリ(岩田)
2着:サンソヴール(津村)
3着:クインズミラーグロ(藤岡康)

レースタイム:2.01.4
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
 
【レース回顧】
大方の予想通り、人気のプリメラアスールがハナに立つと1000m通過が61秒台の平均ペース。流れも落ち着き先行勢有利のレースとなったが、その中から番手で競馬を進めたサンソヴールが直線でいち早く先頭へ。更に内からはクインズミラーグロも進出するなど、ハンデ戦らしい各馬横一線の激しい上位争いとなる。しかし、それらを嘲笑うかの様にマキシマムドパリが大外から驚異的な末脚で全頭ゴボウ抜きの差し切り勝ちを決めた。馬の力を信じて道中は後方でじっくりと脚を溜めた岩田騎手の好判断が光ったレースとなった。
 

『流れに乗れたね。指示通り外へ出せたし、坂を上がってからも脚を使ってくれた。反応も良いし賢い馬だよ』

 
以上の様に、レース後のコメントでも久々の重賞勝利には自身で特に触れていないのだ。本人の中ではそこまで気にしてもいなかったのだろうか??…いやいや、そんな事は無い筈だ。何しろ、一昨年はJRA重賞を年間12勝と言う目覚ましい活躍で岩田一色に染めていた程。それがここまで急な不調ぶりで頭にその事が無い訳が無いのである。
 

白髪も染め直した!?

 
表彰式での岩田騎手の様子

表彰式での岩田騎手の様子

一昨年の小倉2歳Sをシュウジで勝利した以来、約1年4ヶ月ぶりの重賞制覇となったが意外に表情は落ち着いている。普段、平場のレースでも感極まってゴールと同時にガッツポーズをするなど感情豊かな騎手だけに、勝った時はもっとテンションが上がっているかと思いきや…グッと、心の中でその喜びを噛み締めていたのだろうか。
via google imghp
 
昨年夏のWASJでのひとコマ

昨年夏のWASJでのひとコマ

約半年前にはこの様にガッツリ白髪頭で騎乗していた岩田騎手。当時は、重賞を丸1年勝てていなかった時期だけにストレスから来る変化では??とも噂されていた。確かに、当時の顔付きも何だか刺々しくて荒ぶっている様子だ。
via google imghp
 
今回の表彰式では頭髪が黒くなっていた。昨年の状態から急に頭髪が元に戻ると言う事も考えにくく、自ら黒染めにしてケアしていたのだろう。それにしても、上と下の画像では丸で別人だ。心身共に落ち着き、ようやく大人の騎乗が出来て来ている証拠。…ここから岩田王朝の復権があるかも??
 

岩田騎手の重賞成績(近5年)

 

2013年 8勝

 

2014年 9勝

 

2015年 12勝

 

2016年 0勝

 

2017年 1勝←NEW!!

 
ご覧の通り、昨年だけ成績の落ち込み具合が半端ない。それまでの3年間では年間平均10勝している様な騎手が、急に手の平を返した様に勝てなくなると言うのも何処か腑に落ちない状況だった。

ネット上では『人間関係で干された』や『危険騎乗が原因』など、たくさんの憶測が飛び交い常に話題となっている。真実がどうかは定かで無いが、裏を返せばそれだけ常に注目されている騎手と言う事でもある。

かつてはジェンティルドンナやウォッカにブエナビスタなど現代の最強牝馬と呼ばれる全馬の背中を知る程、有力馬には尽く騎乗依頼があった名手。腕に関しては誰もが認める人物だけに、何かしらの歯車さえ噛み合えばまた全盛期の豪腕ぶりが見られるかもしれない。
 

まとめ

 
本当に長い長いトンネルだった。

地方重賞は昨年秋にドリームバレンチノで制してはいたものの、JRAに限れば全くのご無沙汰。岩田騎手が口取り式で記念写真に応じている姿を見るのも逆に新鮮味を感じた位である。

色々とバッシングも多くかなりの心労を伴う仕事だとは思うが、やはり岩田騎手の活躍が無ければ中央競馬は盛り上がりに欠ける。昨年一年間でもそれは切に感じていた。

この勝利をキッカケにして、今年こそは岩田騎手がGⅠの舞台で勝利の雄叫びを上げている姿を目撃したいものである。何はともあれ、誠におめでとうございました。祝勝会で余り飲み過ぎない様にして下さいw

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